2024年6月6日

秋山はわかってくれてた、ファンのがっかり感


6月5日、日ハム戦(マツダスタジアム)、対0。

森下暢仁、8回無失点で5勝目。最後はハーンが締めて、日ハムに完封返し。5連敗止まった! 

東京2020オリンピック(開催は2021年)の表彰台で隣りあって並んでいた森下と伊藤大海が先発。美しい絵。

ヒーローインタビューでも森下が言ってましたが、連絡とりあう仲なんですね。華のある対決は大歓迎。


しかし、昨日の無得点スタメンと顔ぶれがほぼ同じ。スタメンマスクが坂倉将吾から會澤翼に変わっただけ。これで勝つ気かと、最初は失望感が正直あった。

菊池涼介に田中に會澤、三連覇時代の主力がいまだ並ぶカープ。この逆戻り現象にも。

田中広輔が5番・・・。セ・リーグ仕様のスタメンで勝つもりなのか〜。

田中のソフトバンク戦の同点3ランがカープベンチと多くのカープファンの心のお守りみたいになってる?


1回、秋山翔吾が先頭打者ホームラン!  しかも初球。無得点免れたぁぁぁ。という喜びが先立つ(そこ?)。

でも、ソフトバンク戦の初戦、菊池のソロの後、ぷつりと凪の時間がやってきたことを忘れまじ。まだ喜べまい。

森下は1回2回を三者凡退スタート。これも、昨日の床田寛樹の3回まで三者凡退で、4回から若ハム打線に火がついた。まだ喜べまい。

3回、松本剛、上川畑大悟が連打。きたー。が、1塁3塁で残塁。

4回、小園海斗と末包昇大が連打。3番4番コンビが打った! が、田中も菊池は凡退。


6回、秋山と野間峻祥が連打。ここで小園にバントさせるベンチ。なぬをー。

だが、小園がバントを上手く仕留めて伊藤の悪送球を誘い、内野安打に。その間、秋山ホームイン! 小園、塁上で久々のガッツポーズ!

田中が犠牲フライで、もう1点。薄氷を踏む1点より、3点。ふところが少し暖まりました。

森下、7回8回は三者凡退。今日は静かめ、若ハム打線。この後、栗林良吏で締められたら最高だ。


8回、伊藤から代わった矢澤宏太が、先頭打者の野間にフォア。小園ヒットで猛打賞。

末包ピッチャーゴロで、1アウト1塁3塁。田中が今日2度目の犠牲フライで、2打点目。犠打に犠飛と地味ながら、4対0に。

ここまでは試合の体をなしていた。

菊池と矢野雅哉に連続フォアで満塁。會澤にもフォアで押し出し、5点目が。

山本拓実に代わって、代打・石原貴規の打席でワイルドピッチ、6点目。

ハムの自滅で3点上積み。ありがたい(?)ことではあるが、カープの得点の印象が薄まる。しかも、大勝した翌日は、たいてい点が取れないカープ。明日の九里亜蓮、どうしてくれよう。


秋山と田中のヒーローインタビューが興味深かった(お立ち台には森下も)。

秋山「点が取れない試合だとファンの方も見に来甲斐がないと思うので、夏休みまでにはいい形を作っていって、たくさん見に来てもらえるように野手としては頑張りたいと思います」

ファンの気持ち、よくわかってくれてたんですね。そう、そこ!

田中「今日の僕の打席を若い選手が見てどう感じてくれるか、ヒットじゃなくても点を取れるっていうのを意識しながら練習してほしいなと思います」

ほんと練習してほしい。普段ベテラン面をすることのない田中の若い選手への言葉に、おっ、となる。「まだ僕はベテランだと思ってないので若々しく(いきたい)」と言っていたが。

1アウト3塁で、犠牲フライすら打てず、あれよあれよと3アウトになる悲しみといったら。今日、田中が2度、外野へ飛ばして打点を上げてくれてよかった。


その反面、ファンはできれば犠牲フライやバントではなく、スカッと打って点を取ってくれるところを見たいとも思う。もちろん、どんな形でも点を取っていく姿勢は大事と心得つつ。

「秋山さんが夏休みまでと言ったんですけど、明日から打線爆発できるようにチーム全体で戦っていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします」と結ぶ、田中。

最後の挨拶に、社会人感じた。田中も、犠牲フライ以上に、打線を爆発させたいと思ってくれているようなので、こちらこそよろしくお願いします。
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