6月4日、日ハム戦(マツダスタジアム)、0対5。
床田寛樹で勝てなかった。リーグ防御率2位の床田で(1位は僅差で大瀬良大地)。
そら、床田にだって打たれる日はある。でも、エースで勝てない失望感の大きさ。
それ以上に、今季10回目の完封負け(無得点は13度目)。歴代記録の31回(1956年の大洋と東映)に向けてのカウントダウンが・・・。
2年連続最下位だった日ハム。若い選手を起用してきた2年が花開いて、いま勢いある日ハムとどんな試合になるか楽しみにしてました。
1回、初球からガンガン振ってくる若ハム打線。床田は3イニング連続三者凡退。わずか20球。
これをさすが床田と思うか、なんか不気味だハム打線と思うか。
カープもよくやる早打ち。功を奏して、相手投手を追い込んで成功したのって、今季1回くらいしか記憶がない。だいたい相手に楽させて点取れないパターン。
ハムは、打者一巡した4回、先頭打者の水谷瞬がレフト前ヒット、松本剛にフォア(あかん!)、郡司裕也がバントを決めて、首位打者・田宮裕涼が先制タイムリー。これがほんとの打てる捕手。
ハム、すごいな。またこんな選手が出てきて。そして万波中世のタイムリーで、もう1点。
5回にも、郡司のタイムリーで3点目。6回にも、田宮、万波の連続ヒット、水野のバントを床田が悪送球して、4点目。ゲッソリが止まりません。
少し前の、小園海斗と末包昇大の4番5番コンビが響き合ってたときなら、4点取られても取り返す感じがあったけど、今はとても。2点取られたら厳しいムードが復活!
得点圏おばけだった小園も、最近、普通の人に。なんかベンチが打順を変えてきそうな気がすると思ったら、的中。小園3番、末包4番。
3回、2アウト1塁3塁で小園に回ってきたが、ショートゴロ。
そもそも、7回まで、安打は末包と床田だけ。2本のうち1本が投手の床田て。
7回、3番手・ザバラ(強そうな名前)の連続フォアで回ってきたチャンスも、代打・松山竜平はレフトフライ。
9回、末包が今日2本目のヒット、菊池涼介と田中広輔の連打で、1アウト満塁。交流戦に入って、チャンスの場面でも矢野雅哉に代打を送らなかったカープベンチだが、さすがに宇草孔基に代えてきた。
ソフトバンク戦の田中みたいに、完封負けを封じて(願)。だったが、空振り三振。代打・林晃汰も見逃し三振。
この2年、日ハムの若い選手たちは楽しそうだったけど、連続最下位。でも、その起用がいきての今季がある(まだ先は長いからわからないけど)。
2016年に日本シリーズで日ハムと対戦した頃、主力だった選手は、代打で出てきた中島卓也くらい? それに比して、カープは、菊池と田中がスタメン。松山が代打出場。秋山翔吾もその世代。
新井さんが昨年、ベテラン選手主体でチームづくりして、次世代の選手に経験積ませて新しい舵取りするのをサボっていた結果だなと思った。もちろんフロントの方針も大きいのだけど。
試合後、新井さんは「(交流戦は)私は別に難しいとは感じないですけどね。ちょっとしたところの歯車がかみ合えばと思っています」と。
歯車がかみあえばって側面はたしかにある。でも、ソフトバンクとか、そういうこと言わないでしょう。力量があるチームは。
今日の「ニュースウォッチ9」で、5月の月間打率リーグトップの小園が取り上げられてたようですね。そこで、「チャンスの場面はあまり好きじゃない」と言っていたとか。
意外でした。得点圏で6打席連続打点をあげていた頃、「4番に入ってから、チャンスでけっこう回ってきて、打ててるんで、ちょっと不思議かなと思ってます」と自然体だった小園。
チャンスの場面を楽しんでいるようにさえ見えたのに。それともあのときはまだ嫌じゃなかったのかな。
プレッシャーかかる場面、私なら嫌だと思う。でも、PK蹴るのが嫌(そして外す)という選手みたいなこと、言うなんて。
8回、小園の打席で、新井さんの応援歌が繰り返し鳴っていたけど、あれって・・・? チャンスで打たない小園への嫌がらせ? それは考えすぎ? 大きかった期待の裏返しで? ああいうの聞いたことなかったので、選手に対して失礼だと思ってしまった。それともほかに意味が?