9月7日(土)、中日戦(マツダスタジアム)、2対1。
4連敗止まった! 久しぶりに「連敗ストッパー」の称号を九里亜蓮に捧ぐ。
登板間隔短めを好む九里が、8月29日以来の登板。立ち上がりから気迫みなぎるテンポのよさも久しぶり。3回まで、連続三者凡退、4奪三振。
長く投げるとか、先のことを考えるより、目の前の打者一人ひとりを仕留めていく感じ。シャー。
九里はヒーローインタビューで、「もう試合数も少なくなっていますので、1球1球、魂込めて投げていきたいと思います」。
「魂込めて」という言葉が似合うのは、今のカープでは九里と大瀬良大地かな(奇しくも同期)。
この九里の熱が、低体温体質のカープ打線に伝導しますように。
いえ、暑苦しかろうと、飄々としていようと(たとえば床田寛樹)、投手の熱投に応えられない打線なんて! と、いつも思います。4連敗の今日こそは応えろ〜。
かつてカープキラー属性だった福谷浩司に、2回と3回、得点圏で残塁。見慣れた光景。
4回、試合が動いた。坂倉将吾が先制の10号ソロ! 6日ぶりの先制点。ホームラン、ずっと見たかった。
5回、石原貴規ヒット。3回にバント失敗の九里が今度はしっかり決めて、秋山翔吾のタイムリーで2点目! 追加点の喜び。
1点だけを守り切る試合はもうごめんでした。二人のショウゴがやりました。この2点が精一杯という現状ではあったけれど、この後、しばらく出番のなかった勝ちパターンが守り切った。
7回、カリステのタイムリーで1点差に。2アウト1塁2塁、九里は7回途中1失点でハーンに交代。
ハーンはフォアを出して満塁に。スリリングではあったが、ターリーには及ばず。石川昂弥をサードゴロに仕留めて、切り抜けた。
8回と9回、島内颯太郎と栗林良吏が三者凡退。栗林は37セーブ目で、ハーラートップ。マルティネスと静かにデッドヒート中。この争いも、やきもき。
二人のショウゴのお立ち台もよかった。
どちらかというと、照れ隠ししそうな坂倉が、「熱いプレーでしっかり勝ちをたくさん取って、優勝目指してがんばりたいと思います」と言った。
「優勝」という言葉をはっきり口にした。ここまで来たら当たり前? でも、正面切って言ってくれて嬉しかった。
秋山は「ビジターでやられて、不安というか悔しさを持って帰ってきたんですけど、昨日からホームに帰ってきて、やっぱりこの広島で、マツダスタジアムで戦うのはいいとな改めて思いました」。
秋山にそう言ってもらえるなんて、嬉しい。もうカープの人。
「最後、広島を盛り上げられるように、最高の1カ月にしたいと思います」には、しびれた。
これからの1カ月。またやさぐれたり、やきもきしたりするでしょう。でも最後、「最高だった」と終われたらどんなに。
巨人・DeNA戦は、延長12回、オコエ瑠偉のサヨナラ弾で巨人に軍配。途中まで1点リードしていたDeNA。そのままカープをアシストしてほしかったが、1点リードでは・・・。と、身に照らし合わせて、不安だった。
丸のホームランで追いつかれ(ガクッ)、佐野恵太のタイムリーで勝ち越し(それそれ)、9回にまた追いつかれ、最後にサヨナラホームランとは。あんなにカープ戦では元気だったのに、しっかりして(他力本願寺)。
DeNAが勝ったら勝ったで、それはそれでとても不気味な存在ですが。
明日は、玉村昇悟と、カープキラー(枚挙にいとまがない)の柳裕也。大人の階段上った玉村、がんばれ。打線も、もぎとってね。