10月29日、第2次戦力外通告が発表された。小林樹斗と内間拓馬、育成の前川誠太の3人。
小林が出てきたときは、雰囲気感じた。将来のエース候補と楽しみにしていたのに、なぜこのようなことに。
それにしても、少なっ。第1次の岡田明丈、戸根千明、曽根海成、藤井黎來、坂田怜、新家颯と合わせて、野手は2人だけ。
今季、打線のテコ入れが必要だったのは火を見るより明らかだったのに、そうですか。よぉくわかりました。思い切った入れ替えをする気はない、と。そうなる予感はあったが、よぉくわかりましたよ。
新井さんが最終戦後のセレモニーで言った、これ(何度でも引っ張り出す)。
「来シーズンは様々なことが変化する年になると思います。来シーズンだけではなしに、その先のカープのことを考えると、変わっていかなければいけない。変わるということは、それとともに痛みを生じてくると思います。覚悟と信念を持って、強いチーム、そして強い選手を育てていきたいと思います」
これは、若手へ切り替えていくぞという選手たちへのメッセージと受け取ったのだが。戦力外で選手をガーッと出す、ということはやっぱりなかった。球団の意向なんだろうけど。
新井さんは、力ないベテラン(by藤川球児さん)を一気に切ることはできないだろう。
できるなら、とっくにやってた。できないから、引っ張って引っ張って、今季こんなになった。
来季、力ないベテランにはまずは2軍で大半を過ごしていただいて、最終的に引導を渡すという段取りが精一杯なんじゃないかと予測(外れたら喜びます)。
「痛み」とは、単なる新井さんの心情を表しただけだったんじゃないだろうか。
現役時代に一緒にやってきた仲間を切るのは辛いです(十八番です)。申し訳ないけれど、チームも世代交代していかなければいけないので、ご承知おきください。そんなベテラン勢へのメッセージだったんじゃないだろうか。
「監督の仕事ってのは、選手のクビを切ることだ」と、落合博満さんは言っていたそうだ。監督とは、もともと痛みを引き受ける仕事。わざわざ言うことでもない。新井さんはそういう仕事、苦手そう。
「俺は好き嫌いで起用しない」も「そのつもり」だけで終わった。「カープ変わります」宣言も、ほどほどに受け止めておいた方がよさそうだ。
ワールドシリーズ第3戦、ドジャースがヤンキースに、2対4で3勝目。王手をかける。
ジャッジはノーヒット。気温の低いニューヨーク、ヤンキースもひんやりしています。ドジャースを応援しているけれど、ワンサイドゲームは面白くない。
日本シリーズ第3戦、DeNAがソフトバンクに1対4で一矢報いた。
エース・東克樹が足の負傷から帰ってきた。立ち上がりは26球を要し、本調子じゃないのかと思ったが、ちょっとやそっとじゃ崩れません。7回1失点。さすがだった。
ジャッジ同様、主軸の牧秀悟、オースティン、佐野恵太、宮﨑敏郎らにもっと快音出れば、ここまでの試合展開も違っていたと思うが、今日は桑原将志がホームランにお得意のダイビングキャッチでファインセーブ、戸柱恭孝がタイムリーと奮闘していた。
打線の援護あっての1勝目だったけど、怪我あけのエース東の投球が野手を引っ張っていたと思う。
森下暢仁や床田寛樹にも、こういう投手になってほしいの。あ、違うか。カープ打線もDeNAのようになってほしい、か。