10月20日、CSファイナル第5戦、巨人が1対0でDeNAを完封。決戦は明日に。
途中、見たとき、濵口遥大が4回無失点、巨人打線を抑えていた。のに5回、1アウト1塁で打席が回ってきたところで、代打を出されて降板。
まさかフォア連発して球数消費してた・・・? いえ、ここまでフォア2つ出してはいたけど、致命的な荒れ球症候群になることなく、54球。
チャンスで早めに仕掛けていくのが短期決戦なのかもしれないが、えー。私なら濵口続投(何の権利が)。構えがサンタさんのような代打・フォードは凡退。無念。
昨日のCSファイナル第4戦。秋山翔吾の副音声解説(日テレ)、他球団のファンの方にも評判よかったようで、嬉しい~。
秋山はカープの人というより、球界の人。西武時代、イチローのシーズン最多安打記録を抜いたインパクトは今も強し。
いつも自分の言葉で話してくれる秋山のヒーローインタビューがいいという話を昨日書きました。
「いつも熱いご声援ありがとうございます。みなさんの声援が背中を押してくれています」という定型文は、他球団のヒーローインタビューでも耳にすることがある。これって、カープだけじゃないんですね。
プロ野球選手はプレーが一番。しゃべるのが面白くなくても、全然問題なし! 中村貴浩の飾らないシャイな物言いとか、グッときますし、野村祐輔の作文みたいな棒読みも今となっては無性になつかしいです(もっと聞きたかった)。
なんですけど、自分の言葉を持っている人に出会うと、いいもの見せてもらった気持ちになる(これは、演技に感動していた俳優さんがインタビューで素直に自分なりの表現で話しているのを聞いたときにも、思うこと)。
言葉はその人を表しますから。
で、今年、秋山と並んで、記憶に残るヒーローインタビューだったのが、アドゥワ誠。
8月6日、巨人戦でプロ初完封した日のヒーローインタビューが素晴らしかった。
8月6日について言及したことも、サラッとした中にもなんとも言えない深みを感じたのですが、6回、満塁のピンチの心境について問われたときの、「打たれても別に死ぬわけじゃないんで」は殺し文句になりました。やられました。
打たれまいと自分から崩れていく投手と違って、このマインドを持ってる選手は大丈夫。
「まさか自分が(完封)できるとは思ってなかったんですけど、野手の方が早めに点をたくさん点をとってくれたおかげで最後まで投げさせてもらえたと思うんで。みんなに感謝したいと思います」と、浮かれず、いたって客観的。
初めての完封勝利でもポーカーフェイス、あまり表情に出さないことについて問われ、「個人競技じゃないんで」。
この飄々とした受け答え。ピッチングともども、アドゥワへの信頼度が増した今シーズンでした。これは私の中の今年のカープトピックスのひとつです。