2022年4月27日

「カープいい捕手多すぎ問題」について(by里崎智也)


毎週日曜、楽しみに聴いている「石橋貴明のGATE7」(TBSラジオ)。4月17日のゲストは、里崎智也さん。

ロッテOBとして、佐々木朗希の完全試合や、佐々木とバッテリーを組む松川虎生についての話題がひとしきり終った後、タカさんが「松川以外で、今、気になるキャッチャーは誰?」。

そこで里崎さんは、「次の世代、日本代表の中心的な存在になるのは、坂倉将吾」と即答。やった!と、え?が同居。

坂倉の打撃を買っているタカさんも(首位打者とったら「リアル野球盤に出て」って本人に伝えてあるんですって!)、「え、坂倉君? でも今、三塁守ってる・・・」と、意表をつかれたみたい。


里崎さん曰く、「いま広島は、12球団で、いいキャッチャー多すぎ問題っていう問題を抱えている」と。

「會澤翼、坂倉、磯村嘉孝、石原貴規、中村奨成がいるんですけど、會澤、磯村、坂倉は、ひょっとしたら石原も、他の球団行ったらレギュラーっす」。

「坂倉は、カープじゃなかったら、キャッチャーでバリバリレギュラー。會澤がいるから、いまチーム事情でサード(とファースト)を守ってるんですけど、本人はキャッチャーやりたいらしいんで」

と、捕手として、まさかの高評価。というか、カープの捕手陣、高評価。え、え~? そ、そう?


これだけ聞くと、どういうこと?という気持ちにもなりますが、この話題の前に、「キャッチャーは打てなきゃダメ」と、里崎さんはこんな捕手論(持論)を展開していました。

「リードはうまくいくときもあれば、いかないときもあるので、評価の対象に入らない」

「盗塁阻止率といっても、ピッチャーがクイックしてくれないと刺せない」

「勝つと言ってもチームの問題であって、キャッチャー一人でどうしようもないじゃないですか」


「で、キャッチャーひとりで何とかできるのは打つことだけ。そこを打てばしっかり目立ちますし、往年の名捕手といわれている人は、打つか、勝つか、絶対どっちかをしている。もしくは両方」

と、古田敦也さん、野村克也さん。城島健司さん、阿部慎之介さん、谷繁元信さん、伊東勤さんの名前がツラツラツラ~と流れるように出てくる。

森祇晶さんは、打撃では突出していなかったけれど、V9時代を支えた勝てる捕手、とも。

會澤・磯村・坂倉と、揃いも揃って弱肩ぞろいのカープ(石原はこの3人よりは肩強い? 強肩の奨成は捕手として起用されないし)。

走られシーンを見るたび、ダァ~メだ、こりゃ。な気分になるんだけど。そ、そうなの?


あと、こんな面白い話もしてました。

「WBCとかオリンピックは限られた選手で戦わなくちゃいけない。マルチポジションできて、さらにキャッチャーができると、東京オリンピックのときの栗原陵矢のように、かなりのアドバンテージ的なマルチプレーヤーになる」と、日本代表として坂倉を推す視点も。

坂倉の正捕手としての日本代表。大事な場面でパスボールとか容易に想像できて、こわい、ないわ。と思っていたが、マルチプレーヤーとして起用されているチーム事情が活きるときがくるかも。

「来年、WBCに選ばれるんじゃないですかね」に、タカさんも「僕もそう思う」と、深くうなづいていました。そう言っていただけるのは嬉しい。

坂倉の話題の次には、楽天の安田悠馬も面白いと言っていました。


ちなみに、4月24日の「 どこよりも早い新外国人チェック!」特集では、「日刊スポーツ」の本間翼デスクが、セの1位として、なんとマクブルームを挙げてくれていました(2位はシューメーカーね)。

選球眼がいい、ミーティングでも通訳を介してメモをとっていて熱心、円陣の真ん中に立つ明るさもある・・・と。

とかく話題になることが少なかった開幕前のカープ。嬉しかったので、ご報告。
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