2020年4月9日
案外なくてもいいもの?
4月7日、私の暮らしてる東京でも緊急事態宣言が出された。
私自身は自宅で仕事してるので(パソコンとメールがあればOK)、大きな変わりなく過ごしてます。身体が弱いので人混みに出かけないようにもしていましたので。
ただ、家族は通勤のため電車を利用。宣言など、どこ吹く風。朝と夕方の混み合った電車の風景は変わらないと話していました。
ニュースで映る繁華街の人気(ひとけ)がまばらな風景はほんの一部のこと。
ところで家族は通勤のとき、宣言が出される前から、せめて車内の換気をよくしようと、電車の窓は開けるようにしていたそうです。
で、1週間ほど前は窓を明ける人は見かけなかったが、さすがにこの数日、同志を見かけるようになったとか。
もうみんな、できることから自衛していかないと。
先日、ラジオで、ある関東地方の私立一貫校に勤める先生からの「いつもと変わらず職員の歓迎会が行われ、狭い空間にぎっしり人が集まってストレスを感じた」というおたよりが紹介されていた。
「今年はこんな状況だからやめません?」とは誰も言わないんだとびっくりした。
言いづらい空気があるかもしれないけれど、考えが一緒の人がいないか見回して、「やめるよう上に言ってみません?」と試みてみるとか、ね?
本当ならトップに立つ人が「今年はやめておきましょう」と判断してくれるのが一番なのだけど。自分で考えることを放棄して、言われた通り受け入れていることに違和感を覚えた。
歓送迎会や式典。人と集まるよさがあったり節目に感じることもあるかもしれないけれど、死守するほどのことでもないと思うのです。
みんな、そんなに式って好きなの? 自分が学生だったころ、入学式や卒業式、始業式の記憶はほとんどないです。でも、思い出はちゃんと日々の中にあったのさ。
慣例どおりから外れることへの抵抗感がこんなにも強いんだ。と、今回の新型コロナであれこれ感じる。
あぁ。それでも、2016年11月5日、カープの優勝パレードの後おこなわれた、黒田博樹の引退セレモニーは感動的だった。
2019年9月27日、マツダスタジアムでの最終試合の後おこなわれた赤松真人さんの引退セレモニー、これもまた泣けた。
ああいう素晴らしい時間を体験できるセレモニーも、もちろんある。ほかにもある。
これを期に、慣例とされていたこと、形式的なことへの執着が少なくなればいいなと思う。
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