W杯カタール大会決勝、アルゼンチン・フランス戦。すごかった。
前半、2対0でリードのアルゼンチンが試合を支配。後半、突如フランスに流れがきて、2対2。延長戦では、前半でメッシが決めれば、後半エムバペも決める。そしてPK戦へ。
コイントスで、メッシがアルゼンチンのサポーターに囲まれたゴールを選んだとき(代わりにフランスは蹴る順番、先攻を選ぶ)、なんかまたアルゼンチンに流れがくる気がした。
一番手のエムバペが決めれば、メッシも決める。しかも、この大舞台でコロコロシュート(遠藤保仁~)。かっこよすぎる。
フランスの2番手と3番手の選手が決められず、アルゼンチンの選手は全員決めたのにも、しびれた。ど真ん中のシュートにも。
こんな頂上決戦を見ると、日本、今回かなりがんばったけど、まだまだって気持ちになる。
今大会が最後と言っていたメッシも、撤回もあり得る気配も。やりたいだけ、やれるとこまで、やって。
と同時に、ときどき日本代表が口にする「代表を引退します」のあの違和感。次、選ばれるかどうかわからないのに。
選ばれても参加しませんから、前もってリストから外しておいてねってことかもしれないが、ちょっとおこがましいような(メッシならいいんかい? え、えぇ、選ばれるうちは)。
選ばれても参加しませんから、前もってリストから外しておいてねってことかもしれないが、ちょっとおこがましいような(メッシならいいんかい? え、えぇ、選ばれるうちは)。
日本がクロアチアに敗れたとき、吉田麻也からは、この大会が最後になるかもというセンチメンタルなものを感じた。長く代表でプレーしてきた思い出も多いだろうし、過去を見ている感じがした。
一方、今回初めて代表に選ばれ、スペイン戦で初ゴールを決めた田中碧は、試合後、「W杯には化け物みたいな選手しかいない。だからこそ今度は自分が化け物になって、そういう選手たちと戦えるようにならないと」と、先を見ているのがとても印象的だった。
ドイツ戦の前半、ドイツにボールを支配されていた状況を振り返って、鎌田大地は「ドイツ代表をリスペクトし過ぎていた」と話していた。
戦う相手から一歩ひいていたら、そら勝てない。結果的に、逆転勝ちできたけど。
メッシや、井上尚弥や、大谷翔平(らメジャーの一線級の選手)を見てると、化け物的な、次元の違いを感じる。
吉田正尚がメジャーへ移籍。山本由伸も近い将来、移籍するだろう。
小さな化け物的な吉田の抜けたオリックスの野手陣って、なんかカープっぽい。いい選手はいるけど線が細そうな(杉本裕太郎除く)。
小さな化け物的な吉田の抜けたオリックスの野手陣って、なんかカープっぽい。いい選手はいるけど線が細そうな(杉本裕太郎除く)。
相手は強い。自分たちは勝てない。脳にそんなバイアスかけていたら、行動も制限される。戦う前から決めつけた時点で負け。今季のカープもそんなループに入っていた時期があったような。
化け物でなくとも、人間として、バイアスかけないで、がんばろう。