昨年11月、「指導者にならないか」というカープからの打診を断り、自由契約の道を選んだ小窪哲也。
この記事をきっかけに複数のオファーがあり、その中で一番最初に声をかけてくれたプロ野球独立リーグ「火の国サラマンダーズ」(熊本)への入団が決まったそうです。
火の国サラマンダーズ。燃え立つ名前がいいわ。ボボボボボッ。コクボッ。
いつ声がかかってもいいようにと準備をしていた小窪。だけど、そのことを知ってもらえないと、オファーにつながらない。
現役続行を希望している選手は少なくないと思うのですが、合同トライアウトに参加する以外(合同トライアウトが終わってから)、選手たちはどんなアピール(営業)・工夫をしているんだろうか(そういうことが出来ているのか)と、常々気になっていた。
まず知ってもらわないと。
この記事がどういう経緯で書かれたのかわかりませんが、小窪のことを取り上げてもらえて、ものすごく幸運だった。ありがとう、デイリーの記者の方。
このときの記事は、心に残るもので、5月22日のブログにも書きました。
小窪がカープの誘いを断ったのは、「まだ野球を続けたい」という思いのほかに、「外に出てカープとは違う野球を見てみたい」という思いがあったから。
カープ在籍中、黒田や新井、長野らとプレーする中で、「カープの野球しか知らない自分はこのままコーチになってもいい指導はできない。視野を広げるためにも他球団で、もっといろんなことを経験してから指導者になりたいと思うようになった」という小窪。
その言葉を聞いて、すごくいいなと思ったのでした。
球団代表の神田康範さんは、「球団として、小窪選手がもう一度NPBに戻れるように協力するので、熊本で一緒にがんばりませんか」と話してくださっているそう。(「広島アスリートマガジン」)
球団代表の神田康範さんは、「球団として、小窪選手がもう一度NPBに戻れるように協力するので、熊本で一緒にがんばりませんか」と話してくださっているそう。(「広島アスリートマガジン」)
昨年の合同トライアウトのとき、独立リーグの高知ファイティングドッグスから声をかけてもらった藤井皓哉もですが、「NPB復帰をサポートする」という気持ちがありがたい。
復帰が簡単でないことは重々承知していますけれど、応援しています。小窪と皓哉。
復帰がかなわないとしても、新しい環境に身を置くことで、野球に対する視野や考えも広くなって深くなって、小窪にとって次のステップに進むときの糧になる気がします。
今年3月に開幕したばかりという九州アジアリーグ。加入しているのは、火の国サラマンダーズと大分B-リングスの2チーム。
5月22日には、ホリエモンこと堀江貴文さんが、福岡北九州フェニックスを設立を表明し、現在、九州アジアリーグへの加盟申請中とのこと(決定は8月予定)。何か面白い試みがありそうで、これもまた楽しみ。