6月8日、ホークス戦（PayPayドーム）、1対1。
調子を上げている武田翔太相手に苦戦することは予想していたが、想像以上。7回3安打10奪三振、三者凡退が4イニング。フォアもなし。
ここ2試合、引き締まらない結果を出していた大瀬良大地だったが、こちらもホークスに苦戦を強いる投球。低め低めで、7回4安打8奪三振。三者凡退が4イニング。フォアは１つ。
やっぱり、前々回の登板はまだ調整が必要だったんじゃないかと証明されたような、今日はエースを感じる投球。
ゼロゼロ行進で、静かに、速くに、試合が進む。無観客だからいっそう静寂際立つ。
4回裏、菊池涼介がワンアウト1塁の場面で、柳町達の打球をランニングキャッチし、二塁ベースを踏んで、ジャンピングスローで一塁へ転送して併殺。ひとりダブルプレー。
さすれば6回、今宮健太が守備で好プレー。球界屈指の二人の忍者が魅せます。
6回裏、その今宮が、ゼロゼロの均衡を破るホームランで1点先制。高めの球、しっかり仕留められる。その後、2安打されるも、大瀬良、傷口は広げず。
7回、今度は會澤翼が武田の高めの球をとらえて、ホームラン。すかさず同点に。
8回と9回表、両リリーフ陣が三者凡退。静けさが止まりません。塹江敦哉が今日はここぞの場面で決めました。
そして9回裏、同点の場面で、またセーブも勝ちもつかない場面で、栗林良吏が登場。
柳町にヒットを打たれ、代走に周東佑京。あらやだわ、こんな局面で。
ところが、栗原陵矢を打ち取り、4番の柳田悠岐が打席に立ったところで、周東が盗塁失敗。盗塁を誘うようなボール球で、會澤が、周東を、刺したー。これは大きい。バッテリー、グッジョブ。今日の會澤、打つわ刺すわのグッジョブ。
柳田はセンターヒットを放ち、2塁に爆走。セーフ判定でしたが、9回からセカンドについた小園海斗、すかさずリクエスト判定を求めました。こちらもグッジョブ。
はい、リクエスト判定、覆り、3アウト。栗林、開幕からの連続無失点記録を21に延ばす。素晴らしさとむなしさがないまぜに。
これまで交流戦、ほころびっぱなしの試合を見せ続けられていたから、それを思うと今日は引き締まってはいた。負けなくてよかったという試合。
投手戦、ともに高めの失投をホームラン、好守備も出て、リリーフ陣も仕事した。9回裏、周東の盗塁を阻止したのはカープにアドバンテージ？
ホークス相手に、互角に戦った。
とも言えるが、そういう言い方をしている時点で、ホークスが上（実際上だが）という認識が強いことに気づかされます。それでは勝てない（実際、勝ててない）。
第2戦、こういう試合ができるかどうか。
オーダーが一貫性がない。中村奨成がDHでよかったが、8番。小園が6番。西川龍馬が2番。ベンチ内の独自の評価、相変わらず独走してます。
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