2月9日、春季キャンプ第2クール最終日の午前中、2軍野手陣が1軍キャンプに合流して、合同練習。(「デイリースポーツ」)
ロッテの吉井監督が、「できるだけ多くの選手を見たい」と、1軍と2軍を分けずにキャンプスタートしたとき、面白い試みと思った。
が、人がいっぱいでわんわかしていて、ちょっと落ち着かない感じもあった。
そこに新井さんの半日合体という、この計らい。
何より響いたのが、ノックでサードに入った、2軍スタート・ドラ2の内田湘大のこの言葉。
「いろんな人に助言をもらった。ファンの方も多く、早くこういうところでプレーしたい」。
「1軍の雰囲気をグラウンドで体感してほしい。自分もここでやるんだ、と刺激になってくれたら」という新井さんの意図がどストレートに選手に。(「日刊スポーツ」)
やたら最近、「分断」という言葉が多用されている。もともと、考えや立場の違いは人それぞれあるもの。あえて何でも「分断」という言葉に当てはめる風潮が気になっている。
「1軍も2軍も全員戦力」という新井さんの考えはいたってフラット。ただ言うだけでなく、具体的にこうして動く。
しかし、佐々岡さんの3年間、とくに最後の1年、カープの1軍2軍はそれこそ分断されていた。2軍で結果を出しても1軍との入れ替えなし。
それは新井さんも外から見ていて、とても気になっていたんだと思う。
ロッテのように全員一緒にキャンプスタートしなくても、それぞれの持ち場でコーチが選手をよく見ていれば、1軍と2軍の連携が取れていれば、風通しの悪さは解消されるのではと思っていた。
ので、この新井さんの試み、いいなと思った。
1軍も2軍も全員戦力、でも確実に違いはある。プロの世界なんだもの。
日本では、2軍の選手も1軍と同じユニを着る。ファンから「あのチームの選手だな」と認識してもらえる。
でも、アメリカでは、マイナーの選手のユニフォームは、メジャーの選手とは別。そこからしてハングリー精神が違うと聞いたことがある。
ロッテの合同練習風景は白いユニの人たちがわさわさしていましたが、カープはビジターユニの赤い人たちがわんわん。
しかし、それにしても新しい赤いユニ。発表されたときからすでにファンから指摘されているが、背番号の視認性の悪さ。誰が誰だかすぐわからない。
昨年まで西武の監督をつとめていた辻発彦さんが、カープのキャンプに訪れ、秋山翔吾と再会。
「それにしても球場で、秋山どこかなと捜したけど、なかなか見つけることができなかった。新しいビジター用の赤いユニホームは背番号、その縁取りもみんな赤。ぱっと背番号が分からないんだもん。ファンの人たちも選手を見つけにくいんじゃないかなと、ちょっと心配になったよね」(「スポニチ」)
もぉ、恥ずかしい。これ、早く改善した方がいいと思います。すぐ変えるの、恥ずかしくないから。ずっとこのまま変えないで自画自賛している方が恥ずかしいから。