2025年4月2日

ヤクルトに延長10回サヨナラ負け、ハーン3失点より痛かった勝負弱さ


4月2日(水)、ヤクルト戦(神宮球場)、5対。延長10回サヨナラ負け。

昨日に続いて選手とお客さんの身体が心配になる冷え込む夜だったが、カープにホットポイントはいくつもあった。

それでも最終的に、慢性的なカープの冷え性を感じた試合になった。


スロー調整が気がかりだった大瀬良大地、1回、オスナのタイムリーで1点先制される。うわ。

ところがどっこい、直後の2回、ファビアンに2ラン! 1対2と逆転。ファビアンとカープにとって待望のホームランが4試合目に出た!

5回には、二俣翔一がサンタナの打球をジャンピングキャッチ!回転レシーブ付き! 3月30日の阪神戦に続き、しびれるプレー。ハ・キ!

6回には、今日初スタメンの5番末包昇大が2ラン! ファビアンも末包も、ともにソロではなく2ランというのが嬉しい。2倍、2倍〜。


だがしかし、ヤクルト相手に3点リードで安住してはいけないことは、これまでの歴史が物語っておる。喜べません、勝つまでは。追加点、追加点。

7回、ファビアンフォア、會澤翼バントで送って、1アウト2塁で、代打・野間峻祥。

うーん。得点圏で、なぜ野間。阪神戦でマルチヒット、打点も上げた田村俊介をなぜ使わない?

緒方さんから佐々岡さん、新井さんと受け継がれているかのようなカープのこういう勝負勘のなさ、解せない。ずれてる。

野間は進塁ゴロを打つが、二俣ショートゴロで3アウト。


大瀬良は球数かさんで、5回90球1失点で、勝利投手の権利を得て降板。先発には6回まで投げてもらえたらと思うのは贅沢でしょうか。そう思いたくなる結末になった。

島内颯太郎、森浦大輔が無失点でつないで、8回、ハーン。先頭打者のサンタナのボテボテが内野安打に。ここからオスナ2塁打、中村悠平フォアとつながって、ノーアウト満塁。

ええねん、ええねん。ここから三者連続三振とったら。山田哲人は犠牲フライに届かぬセンターフライ。よし。濱田太貴は空振り三振で、あとアウト一つ!

だったが、古賀優大のレフト前ヒットをファビアンが悪送球して、3失点、同点に。またも大瀬良の勝ちが消えました。3点リードで勝てるとは思っていなかったけど。


セーブシチュエーションで登場するはずだった栗林良吏が同点の9回で三者凡退。延長戦に突入。栗林のこういう登場の仕方はいつも勝てないフラグみたいになる。

3失点したハーンより、がっくりきたのは10回だった。

代打・田村フォアで代走・羽月隆太郎。勝ち越しのピースが一つはまる。バントを試みた二俣の顔面にファウルチップが直撃し、途中交代するというショッキングな出来事(二俣は今のカープの希望の星)。


ところが、途中から打席についた大盛穂がセンター前ヒット! 矢野がバントで送って、小園海斗は申告敬遠。そら、そうなる。1アウト満塁。

ここで4番堂林翔太がセンターフライ。羽月が動けない! はぁぁぁぁ。5番末包はショートゴロ。あぁぁぁぁ。

堂林は2回ヒットを打って、ファビアンの2ランに色を添えてくれた。末包も6回に2ランを打った。でも、この絶好のチャンスで、1点もぎとってほしかった。


10回の小園の打席、もし堂林や末包だったら敬遠されただろうか。カープで申告敬遠されるのは、今、小園しかいないんじゃないか。こわくない打線を痛感。

逆に、10回ウラ、1アウト2塁で山田を申告敬遠。その後、塹江敦哉は丸山和郁にタイムリーを打たれ、試合は終わった。

山田と勝負しても打たれたかもしれない。それは誰にもわからない。ただ、今の山田は申告敬遠する選手なのかどうか。カープベンチには、全盛期の山田が残像になってなかったか。

塹江は3月28日の阪神戦でも2失点。そんな日もある。でも、一昨年の不穏なムードを思い出してしまった。次は払拭して。

明日の最下位決戦、勝ちたいな・・・。
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