4月3日(木)、ヤクルト戦(神宮球場)、3対0。
試合が終わるの早かった。思わず死亡確認する医師のように時計を見た。18時に始まった試合は20時15分頃に終了。お願い、息を吹き返して〜。
小川泰弘に完封どころか、マダックスを達成されてしまった。92球、無死球、被安打2(石原貴規とファビアンだけ)。
カープの冷え性、慢性です。これはじっくり体質改善しないと治らない。でも、カープベンチと球団にはその意志を感じない。なのでファンの気持ちはしらむのです。
ふと思いを馳せてしまった。もし、監督が別の人だったら、今いるカープの選手の中で、誰を1軍にし(適宜入れ替えするとして)、どんな打順を組むんだろう。
モンテロが左わき腹の肉離れで離脱、4番に抜擢されたのが堂林翔太。堂林はオープン戦で好調だったし、それを評価するのはまっとうなこと(小園海斗はオープン戦は低調でも開幕後は別ものなところを見せている)。
でも、聞いてみたい。他球団の監督だったら、誰を4番にするのか。堂林を起用するのか(するかもしれないけど)。ただ、なんなんでしょう、この士気が高まらない感じは。
今日も昨日も勝てなかったのは、堂林のせいではないです。ただ、そういう士気が高まらない選択をする監督の意向は、チームとファンにも伝播する。
選手層が厚いとは言えないカープだけど、この限られた中でも、別の人が指揮をすれば、また違った野球(風景)を見せてくれるかもしれない。と、見てみたくなる。
新井さんで優勝するのは難しいと、開幕まもないのに思ってしまう。だって、昨年と基本路線は変わってないから。点を取りに行くことより、會澤翼や菊池涼介らにもこだわっているし。まだ1週間、様子見でこれから変化があるかもしれないけれど。
今日2安打で、ほとんど誰も打ててない。それでも一矢報いたい9回、代打・野間峻祥のコールを聞くと、昨年の「代打・田中広輔」に近い空気を感じる。あぁ、監督はそういう選択を続けているんだなって。
最後、矢野雅哉に代打・田村俊介を送ったことには、まだ救われた。矢野の打撃は今のとこ、昨年の前半の状態。期待の田村もショートゴロで終わったが。
小川と呼応するように、3回まで好投していた玉村昇悟。4回、長岡秀樹、サンタナ、オスナ、茂木栄五郎の4連打で2失点。2失点でとどめたとも言えるが、打線が冷え冷えなので。
6回、我らが鈴木健矢がセ・リーグデビュー。こんな2点ビハインドで出すのか。
6回はファビアンの好守備も出て、無失点。よしよし。7回、中村悠平にフォア、好調の赤羽由紘タイムリーで、3点ビハインドに。う。
8回、ドラ3の岡本駿が中軸相手に無失点。プレッシャーのかかる場面でないとはいえ、この岡本の安心感・安定感といったら。もっと別での場面でも経験してもらっていいのでは?
昨日、打席で自らのファウルチップが顔面に直撃して途中交代した二俣翔一が、フェイスガードをしてスタメン。これがいいことなのかどうかわからないけど、元気そうに走っていて、少し安心しました。
口の中のことなので大丈夫と本人が志願してのことらしいが、思い切った守備とか大丈夫なの? 食事も不自由なようで、体力面も心配。
開幕スタメンに抜擢された二俣にとっては、今が頑張りどき、骨折隠して試合に出続けた選手のエピソードにも事欠かないプロ野球の世界。でも無理しないでね(させないでね)。
まだ開幕したばかりだけど、昨年と地続きの行き詰まり感を感じます。あれをやったらどうでしょう?
昨年、DeNAは日本シリーズで2連敗した後、選手だけでミーティングをやった。
その記事を見て、秋山翔吾は「チームに声をかけたりとか、集めてとかもなかった。選手で集まって、よし、このメンバーで最後までがんばろうって言うだけでもよかったと思う」と、振り返っていた。
もう繰り返すまじ、昨年9月の惨劇。