1月7日に発表された、巨人にFA移籍した丸佳浩の人的補償。まさかの長野に衝撃が。
内海哲也の西武移籍にも驚きましたが、それ以上の……。二度のドラフト指名(日ハムとロッテ)を断ってまで、巨人入りを熱望した選手をプロテクトしなかったとは。いえ、プロの世界ですから、ドライでけっこうなんですけども。
ここ数年、打撃不調の感はなくもなかったけれど、対戦相手としては敵に回したくない打者ではあった。そういう打者が巨人から一人いなくなったことは、プラス材料。
人柄のよさも伝わってきていたので、そういうところもカープにフィットしそう。ようこそ、ようこそ。
と、一介のプロ野球ファンにさえ、もれ伝わってきていた長野の人柄。いわんや選手をや。
で、鈴木誠也は「まじか。楽しみ。すごくいい人で優しいのはわかっている。色んなことを聞いてみたい」(「デイリースポーツ」)
選手会長の會澤翼は「うれしいです。人柄もいいですし、チームにとってプラス。一緒にやれるのをワクワクしている」(「日刊スポーツ」)と、ウェルカムモード。
突然の知らせだったにもかかわらず、巨人ファンへの感謝の言葉とともに、「3連覇している強い広島カープに選んでいただけたことは選手冥利に尽きます」という長野のコメントには、プロとしての大人の対応感じます。
予期せぬ知らせだったのか、予感(覚悟)はあったのか。移籍を告げられたときの長野のほんとうの気持ちはわからない。今は語られることはないでしょうけれど、素直な気持ちはどんなだったのかな。
赤いユニフォームを着ている姿はまだ想像できないけれど、長野がカープでどんな存在になってくれるのか、楽しみになってきました。丸がジャイアンツでどんな存在になるのかとセットで。
しかし、かつて巨人にFA移籍した大竹寛の人的補償としてカープにやってきた一岡竜司のその後の活躍が鮮烈だっただけに、若手ピッチャーを選ぶかと思わせたところで、まさかの長野。
カープの策士っぷりが見られたことも興味深かった、FA劇場の終幕でした。いやいや、幕が開くのはこれからだ。
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