この番組を通して初めて知ったという選手(つまり、それまで知らなかったという……)が少なくない中、今回取り上げられていた一人に、ソフトバンクの城所龍磨が。
パ・リーグにさほど詳しくない私ですが、はい。名前、何度も聞いたことがあります。
守備と走塁のスペシャリストとして活躍。2016年には打撃も好調で、交流戦のMVPにも選ばれた人。2018年の日本シリーズでも選手登録されていた。
ホークスと言えば、2018年11月3日に日本シリーズを征して日本一に輝いた翌日、大量の戦力外通告(五十嵐亮太、摂津正、寺原隼人らを含む8選手)を発表して話題になっていました。
そのバッサリ感から、球界に所属する選手のホークスに対する温度が2℃ほど下がったのではと思われましたが。FA宣言をした選手から敬遠されたのではと噂されもしましたが。
プロの世界はきびしいもの。一概にソフトバンクが非情とは言えません。だがしかし。
城所のもとに球団から「明日、事務所に来てほしい」と戦力外通告を予感させる連絡があったのが、ソフトバンクが日本一になった夜のこと。夜中の1時半、松田宣浩とお好み焼きを食べていたときのこと。
夜中の1時過ぎって……。業務連絡を入れるにはあまりに非常識な時間じゃござんせんか。しかも、日本一になって仲間と祝杯をあげている頃合いに……。
城所がチームを去ることになり、後輩たちが開いてくれた送別会の模様も映されていた。
柳田悠岐、甲斐キャノン(拓也)、上林誠知、千賀滉大ら、そうそうたるメンバー。皆が口をそろえて、城所の守備の能力の高さを口にしていた。もったいない(何とかならんのか)と。
これほどの実績がある選手でも、チーム事情があるのでね。声をかけてくれるチームは結局現れなかったのですが。
いくら守備と走塁のスペシャリストでも、打てないと、こうした評価が下されるのかとも感じさせられました。
7月、ソフトバンクへトレードされたサードの名手・美間優槻のことが心配です……。がんばれ、美間! 打て、美間!
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