2024年12月28日

カープ甘やかされしもの列伝


昨日、12球団の「選手とスタッフ(監督・コーチ)の退団数」を比較して、カープの異質さ(入れ替えの少なさ)を再確認しましたが、カープのその生ぬるさについて第2弾です。

「ケガをしたら引退なので、まずはケガをしないこと。文句を言われないくらい打ちたい」と、11月22日、3000万円で契約更改した田中広輔。(「ベースボールONlLINE」)

あぁ、あぁ、望むところさ。テテテテテと3塁ベース回って還ってくるとこ、また見せてよ~!

文句を言われないくらい打ちたいって・・・どういう意味で言ってるの? 突き抜けたいという意味かもしれないが。

えぇ、えぇ、今季は打たなかったから(なのに起用されるから)、いっぱい文句言いましたとも。そらそうよ、プロなんだもの。そういう職業なんです。忘れまじ、24打数連続無安打、打率.156。


野球協約で、年俸の減額には上限が設定されている。1億円以上の場合40%まで(1億円以下は25%まで)。広輔の今季の年棒は5000万円だったので、上限を超えた提示をされたことになる。

上限を上回っても選手の同意があれば契約することができるが、選手は自由契約を選択することもできる。

元楽天の田中将大も上限を超えた年棒を提示されたが、自由契約を選び、いま巨人(1億6000万円で契約)。

広輔は上限超えを受け入れて、カープに残留。それでも戦力外通告されることはなかったわけで、ベテラン温存続行中。


12月15日、「カープフェス2024」のトークショーで、野間峻祥は「来季、ホームランを5本以上打つ」という目標を掲げた。(「デイリースポーツ」)

ホームラン5本以上・・・小学生の夏休みの目標かー? 床田寛樹の「ホームラン打ちたい」という発言の方がよっぽど誠実。記事にする方もする方です。

広輔といい、野間といい、球団に甘やかされてきた人の表れという感じがする。

 
松山竜平も、減額制限超えの3500万円で契約更改。松山も、広輔も、主に代打という場面での仕事を任されることが多かった。一打席で結果を出すのは難しい仕事。

だけれども、今季の成績をかんがみると、そんなにもらうの? という感覚。まるで、長く勤めたら恩恵がある議員年金みたいな。

このヒリヒリ感のなさ。この生ぬるさの蔓延。若手が力を発揮して払拭していくしかないわー。

それには起用されるのが前提なんだけど。新井さんのフラットな選手起用、三度目(3年目)の正直はあるのか?