今シーズンの契約更改、カープの年棒トップ10は次の通り。
1. 菊池涼介 2億5000万円
2. 大瀬良大地 2億円
3. 秋山翔吾 1億8000万円
4. 森下暢仁 1億6500万円
5. 栗林良吏 1億6000万円
6. 坂倉将吾 1億5000万円
6. 床田寛樹 1億5000万円
8. 小園海斗 9000万円
9. 島内颯太郎 8800万円
10. 会沢翼 8000万円
10. 野間峻祥 8000万円
(「日刊スポーツ」にてトップ30まで掲載)
菊池は4年連続でチームトップ。守備のスペシャリストとして球界を代表する選手、球史に残したい選手(時々パッカーンと飛び出すレフト方向のホームランも素敵)。
上位は、なるほどなるほどという納得の面々。だが、8位の小園9000万円はやっぱり安い(何度でも言う)。それと、10位のあたりで眉間に軽いシワが寄る。
契約更改後の会見で、菊池は来季のこんな抱負を語っていた。
「監督の〈変化〉という言葉を聞き、僕も変化しないといけないと思う。来年はピッチャーのもとへ行く場面が増えると思う。自ら行動を起こして、先頭に立てるように発破をかけたい」(「サンスポ」)
投手への声かけなども、「若手にやってほしいなって、一歩引いていた」と。(「スポーツ報知」)
2016年、25年ぶりのリーグ優勝をしたとき、黒田博樹と新井さんは、投手と野手の架け橋的な存在になっていた。
自分もそういう存在になりたいと、三連覇の頃、菊池が言っていたことがあったが、そのほとぼりは冷めてしまっていたのか。
というより、菊池はチームリーダー的なタイプではない気がする。
12月のトークショーにて、菊池は9月の大失速のときの状況を「ベンチも暗くて、若手が声出し頑張るけどそれも暗かった」と率直に話してくれた。と、x(旧Twitter)に投稿されていた方がいた。
それがなんとなく他人事のように響いて、私にはしっくりこなかった。菊池もベンチの中の当事者だったと思うのだけど。
自主トレも一緒にやっている菊池と矢野雅哉。矢野はゴールデングラブ賞の授賞式に、菊池からもらったスーツで出るなど、よい師弟関係がもれ伝わってくる。
「一緒に自主トレをやっている選手と二遊間を組む方がやりやすいのはやりやすい。プロなので(誰とでも)合わせなきゃいけないんですけど、コンマ何秒かがゲッツー取れるか取れないかになってくるので、そういう意味では息は合いやすいですよね」と、矢野との対談でも話していた菊池。(「Sportsnavi」)
春先、菊池が「ショートは矢野がいいと思う」と言っていた記憶が。
それを聞いたとき、菊池は守備のプロフェッショナルではあるけれど、監督やコーチでもない選手が、ポジションについて語るのって、どうなんだろうと思った。
ショートのポジションを競っている小園が聞いたらどう思うだろう?とも、気になった。
そら引っ張ってくれる一人になってもらえたら心強いけども、チームリーダというキャラではないと思う(歓喜の輪のどさくさに紛れ、松山竜平にキックをお見舞いするような人は~)。
引き続き、プレーで、得意分野で魅せて、チームを引っ張っていってくだされ~。