2023年10月17日

持ってるカープとロッテ、CSファイナルどこまで行ける?


昨日のロッテ・ソフトバンク戦には驚いた。9回までゼロゼロ。延長10回、ソフトバンクが3点取ったときには、もう決まったかと思った。

ロッテ(吉井監督)にファイナル進出してほしかったけど、ソフトバンクには藤井皓哉がいるし、まぁ、それもいいか。と思っていたら、藤岡裕大の3ランで同点。安田尚憲のタイムリーで逆転。

明日からファイナルステージ。カープとロッテの持ってる感と、この勢いが、どこまで出るのかどうなのか、楽しみ。


試合後、藤本監督の退任が発表されるというスピードにも驚いた。こわいくらいソフトバンクらしい。

藤本監督は、藤井を引き上げてくれた人(藤井の地力あってのことだけど)。今季は、千賀滉大の抜けた穴を埋めるべく、藤井を先発に抜擢(故障で離脱後、リリーフに戻った)。

ありがとう、藤本監督。寂しいけれど、ここぞの場面で代打に打率1割台の外国人選手を出したり、んん? という采配があったとも聞いていた(他人事と思えない)。そういうことも順位に反映されていたのかな・・・。


セもパも、リーグ最終戦まで消化試合モードにならず、ファーストステージも存分に楽しませてもらった。

「CSなくていい」派でしたが、そう思うのは、優勝したチームと、当事者になれない4位以下のチームのファンかもしれないと思った。

そんなCSなくてもいい派でしたが、ファーストステージは勝ち抜いてほしいと思っていた。若い選手にヒリヒリした場面を経験してほしかった。

で、最初はそこまででいいと思っていたんです。カープが「下克上タオル」を販売したときには、やめて~。11.5ゲーム差もある阪神に、しかも、大きく負け越してるのにおこがましい。はしゃぐのはやめて~、と。


でも、吉井監督が選手たちに「日本一を目指そう」と声かけていたと聞いて、なんか勇気づけられました。

リーグ優勝したチームが日本シリーズに進めないのは理不尽。でも、サッカーの天皇杯みたいなもの、リーグ戦とは別物と割り切って、楽しもう、と。

リーグ優勝からの日本一が一番。リーグ優勝を決める地力はなかったわけだけど、勝負なんだから勝ってほしい、と。

オリックスと阪神の、王道のどついたるねんシリーズ(by石橋貴明さん?)を見たい気持ちもありますけれど。


新井さんは、「自分たちは戦いながら強くなっていくと言っているけど、すごく成長を感じたゲームだった」と、CS第1戦の後、言っていた。それは選手たちだけでなく、ベンチにも当てはまる気がしてしまう。

何手も先を読む藤井ヘッドコーチから瞬時にいくつもの選択肢が示され、最後には監督の新井さんが決断するというコンビネーション。

「実はシーズン序盤、藤井の提案についていけなかった。終盤、考えが合うようになった」と、新井さん。(「中国新聞」)

シーズン中の、実績優先の選手起用には思うところはありますが(どうするねん、高齢化問題!)、ファーストステージでは、投手交代のタイミング、代打起用など、上手くはまったことが多かった。

上手く行く行かないは紙一重。ファイナルではどうなるかわからない。選手とともに、新井さんの変化も感じたファーストステージ。このまま行ってほしい!