2月1日、春のキャンプ始まりました。球春到来、なんていい響きだ!
ところで昨日、新井さんがまた嬉しい発信。今季から、マツダスタジアムで負けた試合でも、ファンに挨拶して終る、と。
勝った試合では選手、監督、コーチらが、ファンに一礼して終るのが慣例になっていたけれど、負けたらさっさとロッカールームに引き上げるという話を知ったときには驚いた。
この「慣例」という言葉。一度決まったこと、定着したものは、なかなか引っくり返せないことがなにかと多いジャパーン。
であるが、人が変わるというのはこういうことなんだな、とまた思う。
1月24日、大雪でポイント(レールの分岐点で進路を切り替える装置)が作動しなくなり、JR西日本で電車が立ち往生し、約7000人の乗客が10時間近く閉じ込められた。
阪急、京阪、近鉄の各社は、気象庁の予報に警戒して、その日の朝、電車が走り始める前に、雪をとかすため、ポイントをあたためる作業をしていた。
一方、JR西日本では、6時間で10センチ以上雪が積もることが予想されるとき、ポイントをあたためるというマニュアルがあったそうだ。
ところが、その日、気象予報会社からもらった予報は、6時間で8センチだった(実際には15センチ降った)。
ところが、その日、気象予報会社からもらった予報は、6時間で8センチだった(実際には15センチ降った)。
阪急、京阪、近鉄にはそういうマニュアルはなく、「今日はやばいことになるかもしれないぞ」と早めに手を打った。かたやJR西日本は、マニュアルどおりにやって、後手後手に回ってしまった。
こういうとき、機転をきかせてゴーサインを出せる人がいたらと思う。
球場に足を運んでくれたお客さんに挨拶して終るのは、当たり前のことかと思っていた。
サッカー日本代表の試合では、負けた試合でもサポーターの近くにまで行って、みんなで挨拶しているシーンをよく見かける。そういうものと思っていた。
フィールドに立たずとも、一緒に時間を過ごしたファンにとって、負けたら目も合わせず選手がそそくさとロッカールームに退くなんて、なんだかな。そういう球団は多いのかもしれないけど。
勝つことが一番のファンサービス。挨拶というファンサービスがちゃんとしていても、負けてばかりではファンは手放しで喜べない。
それでもな。野球は人気稼業。私が球場にいたら、逃げるように帰られるより、挨拶してほしいと思う。
挨拶ひとつでカープが変わるわけではないけれど、新井さん一人がカープを変えられるわけではないけれど(球団の体質がなっ)。でも、ひとつの行動を変える一人がいないと、全体は1ミリも進まない。
まだ開幕前。試合の結果が出る前に、新井さんのこういった周辺のとこだけ評価するのは本筋ではないけれど、でも、小さく見える変化の積み重ね、大歓迎だ。