8月10日（土）、阪神戦（京セラドーム）、１対５。
森下暢仁 vs. 大竹耕太郎。これまで大竹と5度投げ合って、全敗。そうは言っても、そのうち3戦は援護なしという辛いゲームだった。チームとしても大竹に8連敗中だった。
6度目の対戦にして、ついに森下に初白星！「今日こそは」と気負いさえ感じたゲーム開始。最後には暢仁さまの笑顔が〜。
9連戦、巨人戦ではアドゥワ誠が、阪神戦では森下が完投。残り4試合、リリーフ陣のみなさま、スタンバイよろしくお願いします。
1回、9球で三者凡退に打ち取って、今日もラクラクですわと言わんばかりにベンチに向かう大竹。なんとか今日こそ泡を吹かせたい〜。
1回ウラ、近本光司の打球を小園海斗がダイビングキャッチ、すぐさま起き上がって送球、アウト！ 昨日の失点招いたエラーへの悔いと、矢野雅哉の守備からの刺激をも感じるプレーだった。
2回、大竹が末包昇大にフォア。ふっふっふ。立っているだけで怖い末包。今日ノーヒットだったけど、お仕事しました（2日前、戸郷翔征から受けたデッドボールが影響していないといいんだけど）。
坂倉将吾ヒット、菊池涼介バントで送って、今日7番の堂林翔太がフェンス直撃の先制2点タイムリー！ 堂林、あなたって人は。波がありすぎ。でも今日はビッグウェーブをありがとう！
ストライク先行の立ち上がりだった森下。2回、とたん外野にポンポン飛ばされる。大山悠輔ヒット、坂本誠志郎2塁打、2アウト2塁3塁で大竹。
大竹、打率は2割を切っているけれど（それ普通、森下がよすぎ）、得点圏はほぼ5割。それを裏付けるようなまさかのタイムリーで、1点返される。森下、お株とられる。
でも、そこからは修正して、三者凡退4つに併殺3つで、完投ですよ。
1点リードでは全然安心できないカープ。7回、菊池が大竹のなめ切ったような緩い打球を仕留めた！
さらに堂林が連打、會澤翼のタイムリーで、2点差に！ やんちゃな高校時代を彷彿とさせるユニフォームの着こなし、それさえも今日はカッコよく見えてしまう野武士であった。
さらに矢野のタイムリーで、もう1点！ ここで大竹をマウンドから引き摺り下ろす。こんなこと、今まであっただろうか。爽快！
9回、堂林が3本目のヒット（あなたって人は）。森下はバントを打ち上げて失敗。しかし、代走・羽月隆太郎が2盗して取り返す。これが効いた。
今日、大竹にまったく合ってなかった秋山翔吾だったが最後にタイムリー！ 森下の完投に余裕を持たせる5点目が入った。
9回ウラ、森下翔太をフォアで出すも、大山の併殺でフィニッシュ。爽快が止まりません。
勝って終わって、みんなでいつものハイタッチ。新井さんは森下と會澤バッテリーには敬意を表して帽子をとっていた。
ヒーローインタビューで、「今日もバックはしっかり守ってくれますね」の問いかけに、「そうですね、ほんとに守ってくれますし、今日は打ってくれたので、落ち着いて投げることができました」。
追加点が入ったことについても、「最近は打ってくれてますし」と、もう1回言った。ここ、大事。というか、そこはハッキリ言う、森下全開。大瀬良大地も言っていいよ〜。
昨季の9勝に並んだ今日、残りのシーズンの抱負について問われ、「まずは床田さんに負けているので、絶対勝つように、これからもチームのために腕振っていきたいと思います」。
絶対新人王を獲りたいと言って、実際に獲った1年目のあの感じを思い出す。床田に最多勝をと思っていたけれど、いやいや、二人とも応援しよう。
苦手歴の長かった村上頌樹と大竹耕太郎から2連勝して、カード勝ち越し。
もし、秋のCSで阪神と対戦することがあっても、昨年のようなストマ（ストレート負けの略）を見ずにすむかもしれない。
と、期待さえ感じる2連勝。気が早い。いや、早くはない。もう射程距離。
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