8月8日(木)、巨人戦(東京ドーム)、5対0。
大瀬良大地と戸郷翔征のノーヒッター対決。戸郷が完封勝ち。
カープは6人、巨人は7人のリリーフを注ぎ込んで決着つかなかった昨日の12回延長試合。二人とも、今日は完投するつもりでいるように思えた。とくに戸郷には、出だしからそういう勢いを感じた。
そんな戸郷にカープ、チャンスらしいチャンスはほとんどなかった。得点圏は2回の攻撃だけ。
3回、エンドランをしかけるも、矢野雅哉が空振りして秋山翔吾が盗塁失敗。
4回、會澤翼ヒットで出るも、大瀬良がバント失敗して併殺。
7回、またまたエンドランをしかけるも、末包昇大が空振り三振で、坂倉将吾盗塁失敗。当てて、バットに当てて。
一矢報いてほしい9回、野間峻祥が内野安打で出塁も、小園海斗ショートゴロで試合終了。
いいとこなしでした。
大瀬良、たびたびピンチを招くも、自分の間合いで投げて、抑えていく。
1回、先頭打者の丸佳浩が2塁打。3塁まで進むも、岡本和真はセカンドフライ。
3回には、丸の痛烈なピッチャーライナーを好キャッチ!
4回、ヘルナンデスと岡本の連打で、ノーアウト2塁3塁。大城卓三はセカンドゴロでランナー動けず。坂本勇人のフェンスギリギリの打球を末包がジャンピングキャッチ!
まさか9回まで二人のゼロゼロが続くんじゃあるまいなと思われた7回、大城と坂本の連打、モンテスのタイムリーで先制される。
立岡宗一郎は申告敬遠で、ノーアウト満塁。ここで今季ノーヒットの戸郷がレフト前ヒット。あろうことか、4回に好プレーを見せた末包が後逸。一気に3点追加。
丸は空振り三振に打ち取ったものの、吉川にフォアを与え、95球というまだまだ行けそうな球数で降板。
今日の戸郷へのノーチャンス攻撃を見ていたら、大瀬良の気持ちがどこかで切れたとしてもしかたないと思えるくらい、6月22日以来、ずっとずっとずーっと援護がない。もう悲しい。
こういうときが河野佳の出番。も、ヘルナンデスに打たれ、もう1点。つごう5点のビッグイニングに。
アドゥワ誠の完封劇で始まった首位攻防戦。総力戦になった2戦目は、延長12回3対3で引き分け。それでも、一時、完封負けかと思われた試合を小園の逆転打でひっくり返す見せ場を作った。最後に完封負けをくらって終わるとは。
0対5、3対3、5対0。美しいシンメトリー、数字上では互角の戦い。
でも今日は、カープのエラーがビッグイニングを招いた。同じ完封勝ちでも、1戦目の、坂倉将吾と末包昇大の連続ホームランで沸かせたカープの方が、内容はよかったと言いたい(今日の内容はまったくよくなかったが)。
両チームのファンの方の応援のボルテージも高く、スケールは小さいけど首位攻防戦らしい試合はできたのかな(今日の内容はまったくもってよくなかったが。2回言う)。
岸田行倫のスタメンマスクが目に付く今季。ファーストでの起用が増えた大城(坂倉〜)。
捕手出身の阿部監督、思うところあっての選択かと興味深いのだが、今日は大城だった。
これは戸郷に選ばせたと、阿部監督。(「サンスポ」)
ほ〜。そうだったのか。それにしても、こういうことを公言して、ほかの捕手がザワっとしないかな。そんな心配いらないのかもしれないけど、ちょっと気になる、我が道を行く阿部監督。
もし。カープの4本柱に自分で捕手を選ばせたら、どんな組み合わせになるんだろう。たまには聞いてくれないかな(公言しなくていいから)。森下暢仁とか、どうなの? めちゃめちゃ興味ある。