2022年5月27日

藤井皓哉が出てきたとき、もうカープ完封負けしろと思いました


5月27日、ソフトバンク戦(PayPayドーム)、0対7。

ロッテ戦に続き、完封負けのはずかしめ、再び。

ソフトバンクの先発・レイに安打たった3本。唯一の得点圏(1塁2塁)にランナーを進めた7回、坂倉将吾は併殺で3アウト。

いつも、「せめて完封負けだけはやめて!」と思うのだが、8回、藤井皓哉が出てきた。

藤井がカープ戦で投げるのは交流戦の楽しみの一つだった。6点リードの余裕のある場面、古巣相手の登板、藤本監督の温情を感じました。

この時点で、「藤井、打ち取れー!」と応援スイッチ切り替わった。


藤井は8回、三者凡退、よっしゃー!(うち空振り三振が2つ) 

9回も藤井。菊池涼介にはきわどいコースでフォア判定になったけど、ここでも空振り三振2つで、無失点に抑えた!

NPB復帰をめざして独立リーグに進み、実際に復帰できる選手はものすごく少ない。その中にあって、藤井がソフトバンクと契約したことは、私の中で、今年一番のニュースだった(プロ野球の)。

藤本監督も藤井の球を見て、「なんで広島クビになったんかな」と言っていた。それを見抜けなかったことも、はずかしめの一つだ。

カープを自由契約になって、よい出会いもあって独立リーグでプレーして、恵まれない環境の中で自分で考える機会も増え、ソフトバンクに見出され。そういう経験を重ねてこその藤井の今があるのだけど。

 
現在、リリーフながら、4勝をあげている藤井。藤井が投げたあと、チームが挽回し、勝ちがついた試合もある。いい流れを呼び込む投球が出来てるってことだと思う。

まだ又吉克樹のように重責を担うポジションではないけれど、経験を積んで、いずれそうなってほしい。

カープには、力のない球を投げていても、ほとんどずっと2軍暮らしでも、生かされてる選手がいるというのに。

藤井を切ってしまった球団よ、見るがよい。と、思うのだ。


と、藤井に熱くなりましたが、そら、そうだ。エース・大瀬良大地が初回に3失点て。しかも、押し出しあり、て。つごう5回5失点。

6回には松本竜也(連投お疲れさまです、回またぎも)。ダブルスチールも決められ、1失点。

8回、矢崎拓也も1失点。

交流戦、1勝2敗だったカープとソフトバンク。ソフトバンクもここのとこ、先制しても1点どまりって感じだったらしい。

「野球はケンカと一緒。勝たなきゃ意味がない」と、王貞治さんは言っていたそうだが、このカープのホスピタリティにはびっくりです。お・も・て・な・し上手。

いいとこ、ひとつもなかった。ケンカ(勝負)はどこいったー?