3月14日、日ハムとのオープン戦(エスコンフィールド)。4対4で引き分け。
試合前にスタメン見て、これはいったいなぁに?
1番 秋山翔吾(DH)
2番 田中広輔(サード)
3番 シャイナー(ファースト)
4番 松山竜平(レフト)
5番 菊池涼介(セカンド)
6番 野間峻祥(センター)
7番 田村俊介(ライト)
8番 小園海斗(ショート)
9番 持丸泰輝(キャッチャー)
この日、田村は4打数3安打3打点と、すごかった。そのうちソロホームランが2本。見とれるようなきれいなスイング。9回には同点打を打ち、負けを消した。
3月12日の1戦目では、小園が4打数4安打1打点と目を引く打撃。
小園と田村はカープの看板選手になりますね。いえ、もう看板選手と言いたい。語呂がいいわけじゃないけど、「コゾ・タノ」でどうだ!
そんなチームをリードしている二人が下位打線。え〜。やっぱりベテラン切れないで、昨年の地続きが再現されるんじゃあるまいな。
いや、小園と田村はもう当確。そこで先輩陣の見極め、ふるいにかけるためのスタメンなのでは。というか、そうでも思わないとヤサグレそうなラインアップ。そうでもなければ、若い選手のモチベーションが下がり眉。
もうひとつ、持丸のスタメンマスク。出身地の北海道の球場で、がんばっているところを親御さんたちに見せてあげたいという新井さんの親心から、滝田一希、斉藤優汰ともども、日ハム戦に帯同したわけだけど。
1戦目、途中出場であたふた。これでお役御免かとちょっと思ったのだけど、2戦目でも8回9回にマスクを被る。一度の結果だけで切り捨てず、挽回のチャンスを与えるのはいいと思う。が、そこでも悪送球。
3戦目はスタメン。今日は塹江敦哉とのバッテリーミスでパスボール、1点与えてしまった。
もし北海道でなかったら、この3連戦、新井さんは持丸を起用したのか。
たとえば遠藤淳志が地元近くの遠征先で先発する、というのとちょっと違うと思うのだ。
遠藤のヒーローインタビューで終われたかもしれない試合を、佐々岡さんが愚策でひっくり返した、忘れもしない2022年5月17日の巨人戦(宇都宮清原球場)。
遠藤のヒーローインタビューで終われたかもしれない試合を、佐々岡さんが愚策でひっくり返した、忘れもしない2022年5月17日の巨人戦(宇都宮清原球場)。
話戻りまして。経験を積ませることはいいこと。まだオープン戦ですし。そうは言っても、もう3月中旬、開幕間近。
選手の活躍を地元で見せてあげたいというはからいは、いい。ただ、持丸は今その段階にある選手なのか?
親心の裏側で、チャンスを奪われた選手がいることを忘れちゃいけないと思う。