1回、鈴木誠也がヒットで出塁して、すかさず2盗。「走者がいるところでは打たない」がキャッチフレーズの松山竜平が珍しくタイムリーで1点先制。続く長野久義も2塁打で1点追加。
クリーンアップがつながる。これでいいんだ、これで。でもこの2点で安心しないように。
先週に続いて、またしても中5日で大瀬良大地が先発。
もう選手に余計な負荷をかけるより、ちゃんと中6日で休息して、準備して、残された試合を1つ1つ平常心で戦う方がいいと思うのだけど。それで勝てるとは限らなくても。
しょっぱなから、32球を要し、調子がいいとは思えない大瀬良。2回、中村悠平にソロホームランを浴びる。
3回には、鈴木がソロでお返し。4回にも、長野と安部友裕のソロが飛び出し、1対5。大瀬良、少し楽に。
それにしても、カープの人はソロがお好き。追加点はいくらあってもウェルカム。しかし、走者のあるところでホームランが出たら、こんな効率いいことない。
この後、ヒットで出塁した小園海斗がプロ初盗塁! 西川龍馬がフォアを選んで1塁3塁の場面を作るも、菊池涼介が凡退。無念。5点あるけど、なんだか十分に思えない。勝ちきれる感じがしない。
大瀬良は5回に1点追加され、108球で交代。調子が悪いなりに踏みとどまった感はあるけれど、先発の5回までは後々のしわよせの予感を残しつつ、島内颯太郎に交代。
6回、3点リードで島内。島内と言えば、リードのある場面では毎回のごとく投げきれず降板する印象。
いつまでも負けパターンでなく、そろそろ脱却を。3点差あるし。と、期待されて抜擢されたと思うのだが。
ワンアウトとったところで、フォアを皮切りに3連打で2失点。またかー。1イニングも持たず、中村恭平に交代。
プロ向きなんだろうか。一生負けパターンで行くの? いっそ廃業したらとさえ思ってしまう。それとも、こんなひどいこと言うファンを後々驚かせるような投手になってくれるのだろうか。
代わった恭平も、すかさず村上宗隆に2ランを打たれ、7対5。なんとかもぎとった大瀬良の勝ち星がスーッと流れてゆきました。
7回、三好匠と菊池のヒット、鈴木のフォアで満塁。さよう、満塁と言えば、松山竜平。ここはフォアを選んで押し出しで1点。
長野もタイムリーゴロで、なんとか1点をもぎとる。7対7と同点にこぎつけるも、1塁3塁は残塁のまま。
7回、8回、恭平と菊池保則が無失点におさえ、9回のフランスア。
いきなりのデッドボール後、自らのフィルダーズチョイス、悪送球と、満塁をセッティング。
ツーアウトまでこぎつけたが、山田哲人に満塁ホームランを打たれ、7対11で逆転サヨナラ負け。
フランスア、クローザーには向かないのかな……。
ところで、9月2日に放送された、NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」では、北広島市を訪れた新井貴浩がゲスト出演。
新井さんの爽やかさを堪能できる、楽しい時間だったのですが、そこで出会った野球少年(少女)たちとの会話は傑作でした。
「何か聞きたいことある?」と新井さんが語りかけると、一人の男の子が「はい」と手をサッと挙げて、こんな質問を。
2017年7月7日、ヤクルト・広島戦で、9回に5点差をひっくり返して逆転勝利をおさめた神宮球場での「七夕の奇跡」。カープファンの記憶にくっきり残っている、新井さんの逆転3ラン。
男の子は「小川投手からバックスクリーンに打ったホームランについて、この時、どういう気持ちでしたか」と、たずねたのだ。
よく覚えてくれてるなぁ。と思ったら、なんとその男の子はヤクルトファン。あのシーンは「トラウマ」になっているとのこと。そんな、まさかのオチがあって、スタジオもお茶の間も大爆笑だったのですが(「スポニチ」)。
トラウマのお返し、しっかり、いただきました。
この日、両チームともホームランは3本。しかし、ソロの積み重ねも、満塁ホームランにあっという間にもっていかれる。
野球というのは走者をどれだけ帰せるかというスポーツなのだと、つくづく感じさせられた。
来てくださってありがとうございます


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