カープの先発・ジョンソンが8回、111球を投げて無失点。途中、雨で25分中断するも、変わらぬペースで淡々と投げては討ち取り、与えたヒットは2本だけ。
ここのところのジョンソンの安定感は別格。
まだ首位の背中が見えていたとき、「まだ試合は残っている。上を目指していくだけ」と、ほとんどの選手が口にしないことも、ジョンソンだけは公言していた。
首位の背中が遠くなった今も、粛々と有言実行の投球を見せてくれている。
見た目、メラメラしてるわけでないジョンソンですが、卓越したテクニックで覇気を静かに着実に伝えてくれている。
9回はフランスアがわずか6球で三者凡退と、フィニッシュしてくれたことも嬉しかった。
しかし打線は、今日も見事な残塁の山、山、山。
2回、ヤクルトの先発・高橋奎二がフォアを連発し、サンタナが先制タイムリー、西川龍馬押し出しで1点追加。
相手投手の不調を逃さず、さらにたたみかけてほしかった満塁の場面で、菊池涼介がボール球に手を出して、スリーアウト。
3回、フォアと相手エラーというチャンスをもらいながら、1塁2塁で残塁。
4回、ジョンソンがみずからヒットを打ち、西川がつないで、1塁2塁と得点圏のチャンスも、また残塁。
5回、鈴木誠也がヒットで出塁、盗塁で2塁に進むも、残塁。
この日のジョンソンはそうは打たれないだろう安心感があった。でも、何が起こるかはわからない。こうも得点圏のチャンスを4イニング続いて失っていては、流れが相手に渡ってしまいかねない。
そんなところに6回、石原慶幸が初球打ちで1号ソロ。ジョンソンにとっても嬉しい追加点。
しかし、7回から9回まで、攻撃がいたってあっさり終わる。7回の守備にはいつのまにか長野久義にかわって野間峻祥がついているし。
完封勝ち。ジョンソンとフランスアの熱は伝わってきたが、野手陣の体温はまだまだ低い。
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