2024年12月11日

現役ドラフト、矢崎ショックの後日談


現役ドラフトの矢崎ショックから2日。

1年前、大竹耕太郎や細川成也のように現役ドラフトがドラマチックな転機になった選手もいれば、矢崎拓也のように同じチームにいて、ゆっくり花開いてファンを魅了する選手もいる、それもまたドラマチック。みたいなことを書いた。

えぇい。ヤクルトでまたひと花咲かせて、ひとドラマ作ってほしい、藤井皓哉のように。

来季、対戦することがあったら、 カープ、ぶったぎってほしい。そのときは矢崎を応援します。藤井もな!


と、カッカしていたが、矢崎自身は次のキャリアに向けて冷静に備えているだろうなと思っていたらやはり。

「始まってみないとわからないですけど、やってやる!とか、そんなタイプではない。ちょっと投げづらいなと思うので、なるべく広島戦は出たくないという感じですかね」。(「スポーツ報知」)(「日刊スポーツ」)

あらら、そうでしたか。そう言わず。

思い起こせば、第1回現役ドラフトで巨人からカープに移籍した戸根千明も、巨人戦ではどことなく遠慮しているような感じがあった(藤井はグイグイ行った)。


現役ドラフトのリストに入ったことを当日電話で知らされた矢崎。「普通にサプライズ的な驚きはあったけど、複雑なことはないです」というところが、矢崎。

当日は首脳陣らに電話をかけ、新井さんからは「直接話そう」と言われ、今日マツダスタジアムで会ったそう。直接話そうって、いいな。

新井さんも移籍を経験した身、「新天地に入るとどうしても力むだろうから、あまりオーバーペースにならないように」とアドバイスを送ったそうです。

矢崎は「寂しい気持ちもありますけど、死んだわけじゃないんで。会えなくなったわけじゃないんで」。

アドゥワ誠の「打たれても死ぬわけじゃないんで」と、お揃いにしたい名言。あぁ、逸材がいなくなる寂しさ。


2年前、西武戦で見たナマ矢崎。ブルペンにいるときから、体から放熱しているようなエネルギーを感じて、異彩を放っていた。

そして、マウンドでの向かっていくような投球、あの強い球。その日、見ていて一番面白かった。

カープの中では異質な存在。出る杭を打つ球団。

カープという球団にますます興味・関心が持てなくなった今年のオフ。応援したい選手がいるからまだファンでいられる。のに、そういう選手を手放す球団にますます不信感が増すというもの。


そんなオフでも見つかる小さな喜び。お正月恒例、『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』の「リアル野球BAN」。鈴木誠也と小園海斗が出ます。

プレミア12の代表メンバー、佐野恵太、桑原将志、佐藤都志也も。(1月2日、テレビ朝日系で放送)

タイトルホルダーが出るイメージが強かった「リアル野球BAN」。かねてから坂倉将吾のことを買ってくれている石橋貴明さん。「首位打者とったら野球BANに出て」と坂倉に言ったことがあるそうですが、坂倉より一足先に、小園デビュー。


面白いことは言わないかもしれないが、そこは誠也に任せて。2021年に出演した若かりし村上宗隆が、好きな飲み物を聞かれて「烏龍茶」と素で答え、「そこはヤクルトだろー!」とつっこまれていたのが懐かしい。

1月放送の「超プロ野球 ULTRA」には、カープからは森下暢仁と小園が出ます、これまた嬉しい(オリックスからは西川龍馬も)。

誠也&小園、森下&小園、華あるコンビ、見る前から眼福の期待。
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