昨日、仕事納め。ホッとして、ブログに戻ってきたら、もうめっきりストーブリーグ。
23時から「プロ野球戦力外通告」((つい「戦力外の男たち」と呼んでしまう。「プロ野球選手の妻たち」とごっちゃになってる)。
福井優也が出ていたので、見てしまう。
今回、初めて知ったのが、バッティングピッチャーの年棒。もう一人の登場人物、オリックスを戦力外になった海田智行が、トライアウト後、NPBから声はかからなかったのだけど、阪神からバッティングピッチャーのオファーがあったのだ。
年棒700万円という提示で、これはバッピの平均からすると、いい条件とのこと。
でも、打たれない球を投げようとやってきたのに、打ちやすい球を投げることを受け入れられなくて、断る海田。
海田の配偶者は、そのオファーの話を聞いたとき、肯定的だった。彼女は商社につとめていた社会人としての経験があるので、それが今のご時世、そんなに悪い条件ではないと心得ていたような気がする(それでも、海田の選択を受け入れて、何も言わなかった)。
プライドって、よい面もあるのかもしれないが、面倒なとこもある。そのプライドが海田とご家族のこれからを邪魔しないといいなと思ってしまった。
来季からカープのバッティングピッチャーとなる菊池保則。チームを支える仕事、受けてくれて、ありがとうって思いました。
福井もトライアウト後、NPBからのオファーはなかった。
が、後日、岩村明憲が監督をつとめる福島レッドホープスからオファーがあったそうだ。
12月28日、入団を発表。岩村さんが監督! なんかいいぞ。
「一緒に福島を盛り上げよう」と岩村さんに声をかけてもらったそうだ。
うん。盛り上げてほしいけど、ここで思った、藤井皓哉のこと。
藤井が2020年、戦力外になって参加したトライアウト。
NPBからのオファーはなかったが、高知ファイティングドッグスの監督で元プロ野球選手の吉田豊彦さんが直接藤井のもとを訪ねてきてくれて、こう言ってくれたそうだ。
「独立リーグならNPBに復帰するチャンスがある」
「NPBに復帰するにはインパクトが必要。中継ぎだったイメージを変えてやっていこう」
と、高校時代、先発だった藤井に先発転向をすすめてくれた。
具体的な展望を示してくれた吉田監督。独立リーグからのNPBは復帰はかなり難しいことだけど、もしかしたら・・・が現実になった。今季、藤井はフトバンクに見出され、主力にもなった。
藤井の存在は、独立リーグでプレーする選手や戦力外になった選手の希望の光。でも、いうても藤井はまだ24歳だった。
福井は34歳。福島を盛り上げることはできるかもしれないが・・・。
早稲田時代、三羽烏と呼ばれた斎藤佑樹、大石達也の中で、福井が一番実績を残した。通算5勝の大石は今、西武で2軍コーチをやってるって。どゆこと?って言いたくなる。そゆことなんだけど。
福井は番組の中でも、年齢がネックになることに憤りを感じていた。「年齢を見ないで(伏せて)評価してほしい」という言葉は響いた。イチローでさえ、年齢がネックになっていたんだから。