2022年10月13日

新井さんウェルカムモード満開! そのウラで気になること


10月12日、カープの新監督、新井貴浩さんの就任会見。

さわやか~。ハキハキしていて、気持ちいい。記者の質問に答える一つ一つに、はぁぁと感じ入る。いい!

監督にはいろんなタイプの人がいるけれど、サービス業。自分の言葉で発信してくれる人がいい。

「発信も自分の責任なのかなと思ってます」と、そこは新井さんも心得ているようで、なんだろ、このおなかの底からウワーッと湧き上がってくる爽快さ。

コーチ経験をすっとばしての監督就任だけど、「ファンの方々が見ていて、ワクワクするようなチームに」の言葉から、4年間、解説者として外から客観的にカープを見てきて、考えたこと得たこともたくさんあると思う。


とくに、若手への期待の言葉がうれしい。「一軍二軍関係なしに全員をフラットな目で見てたいなと思ってます」の言葉は、若い選手にも届いているはず(ベテラン選手にもな)。

緒方・佐々岡前監督は、コンディションより実績ある選手にこだわっていたことがチームに閉塞感をもたらしていた。

ここはホントに期待したいところです。若手も、ファンも、モチベーションがあがります。

何も始まっていない今が一番いいときとき。でもこのスカッとするワクワク感、何年ぶりだ? もう、ウェルカムモードが満開です。


ただ、鈴木球団本部長は、コーチ人事について、「監督の意向だけではできない」と言っていた。

はーん、やっぱりか。コーチ経験のない新井さんを抜擢しながら、新井さんをサポートするつもりはないという、なんという底意地の悪さ。監督もやとわれの身とはいえ、このカープ体質、油断なりません。

新井さんには、「コーチの希望を受け入れてもらえないなら監督にはなりません」と言ってほしかったくらいだが、そんな、言えないよね、まだ。


大瀬良大地が新井さん就任に際して、「力になりたい、支えたい」と言っていたのにも違和感。

力に、て、支えに、て。他人事みたい。その前に一選手として、ちゃんとしろ、と。まるでスタメンとしての指定席が与えられているかのような、この臨場感のなさ。シーズン終盤からずっと、大瀬良に臨場感はなかった。

昨年オフ、今村猛が戦力外となったとき、大瀬良が「自分が監督になったら呼ぶから」と声をかけていたという。

ふつう、一選手が「監督になったら」なんて軽々しく言います? 今回、就任した新井さんでさえ、そんなこと思ってなかったというのに。ファンは待っていましたけれど。

FA残留したときに、なにか密約がされているのではないかと、すごく嫌な感じがします。人柄重視はもうこの3年間で、十分・・・。
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