11月7日、阪神戦(マツダスタジアム)。0対2で、完封負け。
石原慶幸の引退試合。最初からマスクをかぶってほしいくらいだったが、スタメンは會澤翼。先発は中村祐太。さすがにジョンソンではなかった。
この日、石原以外に出場選手登録されたのは、白濱裕太。會澤も坂倉将吾も磯村嘉孝もいるのに、この期に及んでなぜ白濱。
毎日、小園海斗や林晃汰らがいつ上がってくるのかと待っていたが、最後の最後までほんとうに若手を出す気はないんだなと、よぉくわかりました。
試合は中村祐太と秋山拓巳の投げ合い。
しかし、今日も今日とて、最後の最後まで、秋山を攻略できなかった。しかも、毎度のごとく秋山の球数の少ないこと。
いくら消化試合と言えど、打率の低い石原をスタメンには置かないだろうが、こんなに打てないんだったら、最初から石原のリードとキャッチングを見させてくれ。なんて、ファンに言わせないでほしい。
8回、石原がマスクをかぶる。そして8回裏、長野久義がヒットで出塁した場面で、石原に打席が。ここで、球数まだ81球の秋山が能見篤史に交代。
今季で阪神を退団する能見。石原とは同学年。こういう演出って好まれるのでしょうか?
ドライかもしれないけれど、ここは秋山を交代させずいつも通り勝負してほしかった。普通に試合を楽しみたかった。私の中では石原は終わってないんだから。
祐太は2失点したが、6回を投げて、またしてもクォリティスタート。先発としての仕事を果たしてくれた。が、いかんせん援護が。
9回は磯村がマスクをかぶる。結局、両チームともリリーフ陣は無失点に抑え、0対2で終わる。
試合後に、石原の引退セレモニー。黒田さん、新井さん、赤松さんに続き、とりわけ好きだった選手がまた一人、いなくなる。
先日、東海ラジオで解説をしていた中日OBの森野将彦さんが、石原引退の話題に触れて、こんなエピソードを話してくれていた。
岐阜出身の石原に、カープ一筋とわかっているけど、「中日に移籍してこいよ~」なんて、冗談まじりに(半ば本気で)言ったりしていたとか。
この日の「追跡LIVE! Sports ウォッチャー」(テレビ東京)では、石原の引退試合について、けっこう時間を割いてくれていた。
コメンテーターの中畑清さんが最後、石原に「指導者になってほしい。監督になれる存在」と語っていた。中畑さん、わかっていらっしゃる。
石原の仕事をちゃんと見ていてくれている人がいる(いた)。各方面から愛されていた石原。
来年以降のことはまだ何も決まっていないとのことですが、すぐにでもカープのバッテリーコーチをしてほしい、チームのレベルを引き上げてほしいです、切に。
スポンサーリンク