明日、プロ野球がいよいよ開幕。「開幕はエースで」が慣例になっている球界に、また日ハムの新庄BIG BOSSが慣例破壊。ドラフト8位の北山亘基を抜擢。
開幕は勝ってスタートしたい。でも、開幕で勝ったチームが優勝するとは限らない。長い目で見たら、143分の1。エース同士の投げあいは見応えあるが、もったいないと言えば、もったいない。だから、分散させるのは合理的かも。
中日の開幕投手は予想が外れた。昨年、防御率リーグ1位の柳裕也ではなく、大野雄大。オープン戦の成績も悪くなかったし、コンディションを見ての抜擢とは思うが、先輩エースを立てた起用にも見える。大瀬良大地と森下暢仁の立ち位置に近い香りがする。
巨人にいたっては、いまだに菅野智之に開幕投手を任せているようでは。誰かほかにおらんのか~。
3月23日の春のセンバツ高校野球。21世紀枠で出場した福井の丹生が広島商と対戦して、22対7と大敗。玉村昇悟の母校なので気になってはいましたが、くっきり15点差。
「憧れの場所に立つことが出来て嬉しかった」と言っていた選手がいたので、それはよかったとしても・・・。
静岡の聖隷クリストファーが秋の東海大会で準優勝したにもかかわらず、出場校に選ばれなかったことをどうしても思い出す。
この主観が入る理不尽な選抜方式。敗戦後、GHQから「年に2回も全国大会は必要? 夏の大会だけでいいのでは?」とクレームがついたことで、大会廃止の危機を回避するため、選抜という招待試合の形をとったという歴史があると聞いた。
もう占領下から何十年も経っている。ずっとその形式を続けなくても。
「春も夏と同じかたちにしよう」という人が一人、または数人出てくることで、時間はかかっても体制を変えることはできると思うのだけど、あんな後味悪い問題が起きても、一度決まって続いてきたものを誰も変えようとしない。
それを思うと、規模は違えど、「開幕はエースで」の慣習にとらわれないのは、BIG BOSSならでは。
先発投手にとって、開幕投手は特別なものかもしれないが、上沢直之らエースは一時的にモチベーションが下がる(下がった)かもしれないが、メンツよりチームが勝つことの方が大事。すぐ切り替えられる気もする。
それを思うと、規模は違えど、「開幕はエースで」の慣習にとらわれないのは、BIG BOSSならでは。
先発投手にとって、開幕投手は特別なものかもしれないが、上沢直之らエースは一時的にモチベーションが下がる(下がった)かもしれないが、メンツよりチームが勝つことの方が大事。すぐ切り替えられる気もする。