2022年3月24日

カープOB石原、おまえもすでに目が曇っている


明日、プロ野球がいよいよ開幕。「開幕はエースで」が慣例になっている球界に、また日ハムの新庄BIG BOSSが慣例破壊。ドラフト8位の北山亘基を抜擢。

開幕は勝ってスタートしたい。でも、開幕で勝ったチームが優勝するとは限らない。長い目で見たら、143分の1。エース同士の投げあいは見応えあるが、もったいないと言えば、もったいない。だから、分散させるのは合理的かも。

中日の開幕投手は予想が外れた。昨年、防御率リーグ1位の柳裕也ではなく、大野雄大。オープン戦の成績も悪くなかったし、コンディションを見ての抜擢とは思うが、先輩エースを立てた起用にも見える。大瀬良大地と森下暢仁の立ち位置に近い香りがする。

巨人にいたっては、いまだに菅野智之に開幕投手を任せているようでは。誰かほかにおらんのか~。


3月23日の春のセンバツ高校野球。21世紀枠で出場した福井の丹生が広島商と対戦して、22対7と大敗。玉村昇悟の母校なので気になってはいましたが、くっきり15点差。

「憧れの場所に立つことが出来て嬉しかった」と言っていた選手がいたので、それはよかったとしても・・・。

静岡の聖隷クリストファーが秋の東海大会で準優勝したにもかかわらず、出場校に選ばれなかったことをどうしても思い出す。

この主観が入る理不尽な選抜方式。敗戦後、GHQから「年に2回も全国大会は必要? 夏の大会だけでいいのでは?」とクレームがついたことで、大会廃止の危機を回避するため、選抜という招待試合の形をとったという歴史があると聞いた。


もう占領下から何十年も経っている。ずっとその形式を続けなくても。

「春も夏と同じかたちにしよう」という人が一人、または数人出てくることで、時間はかかっても体制を変えることはできると思うのだけど、あんな後味悪い問題が起きても、一度決まって続いてきたものを誰も変えようとしない。

それを思うと、規模は違えど、「開幕はエースで」の慣習にとらわれないのは、BIG BOSSならでは。

先発投手にとって、開幕投手は特別なものかもしれないが、上沢直之らエースは一時的にモチベーションが下がる(下がった)かもしれないが、メンツよりチームが勝つことの方が大事。すぐ切り替えられる気もする。


ところで、石原慶幸さんが順位予想でカープを1位にしているのにはドンガラガッシャーン。安仁屋さん(安仁屋算)レベル。ご祝儀にもほどがある。

カープへの愛着や応援したい気持ちはわかりますが、解説者としてそれはマズイだろ、と。カープOBならカープの試合はかなり目にしているはず。今の打線の状況を見て、あのオープン戦を見て、どの口が言う、です。

早くバッテリーコーチとして、ユニフォームを着てもらえまいかと切望していたが、こんな甘々で目が曇っているようではと、ちょっと不安になりました。
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