10月25日、DeNA戦(横浜スタジアム)。0対3で、完封負け。
中村祐太は1回に1失点するも、6回1失点と好投。祐太は、悪くなーい。
DeNAとの3連戦、カープは2得点ぽっち。そのうちの1点はピッチャー森下暢仁のタイムリーという。
貧打、微打、散発、なんと形容したらいいのか。か弱すぎる。この日の安打数はカープ6本。DeNAは5本で大差はない。むしろ1本多い。つなぐ意識がない? 効率が悪い?
相も変わらず、スタメンはときめかないラインアップ。これでパカパカ快音響かせてくれるなら何も言いません。
3試合で2点。ならばいっそ若手にもっとチャンスを。来季に向けて。と、当たり前なことを言うのがむなしくなるくらい、いつもの繰り返し。
10月24日の試合は翌日まで余韻の残るものだった。
頭の中に映像として残っているのは、森下の投球と決定打、菊池涼介の好走塁、森下をバックで支えた菊池と三好匠、野間峻祥と坂倉将吾。
思い返せば、ほかの選手の存在感は薄かった。全員が全員活躍する試合のほうが珍しいかもしれないが、それだけ打てていないということ。
自分で勝ちにいった(そして実際に勝った)森下の完投は感動的だった。しかし、裏を返せば、後続にまかせられない、打線が点をとらない現実がある
あんなふうに森下に負荷をかけるような状況は異常。毎回できるものじゃない。
ところで昨日の菊花賞。コントレイルが勝ちました。ディープインパクトがお父さんとは。持って生まれたものがいかに大きいかを物語る結果でもありました。
生まれつきの能力は変えられない。それでも、もし同じ能力を持っている者同士だとしたら、やっぱり最後は黒田博樹いうところの「勝ちたい気持ち」の差が出てくるはず。
勝ちたい気持ちが伝わってこない今のカープ。だから、心技体を備えつつも、勝ちたい強い気持ちを持ち合わせた森下がきわだって見える。
森下の新人賞がかかっている試合だとか、消化試合だとか、そんなの関係ない。毎試合、「勝つ」という強い気持ちがあるのか疑う秋のゲームであった。
スポンサーリンク