2020年10月27日

森下暢仁と坂倉将吾


2020年のドラフト会議、終わりましたね。

カープは即戦力を想定した投手メインのラインアップ。先発・リリーフともに駒不足で苦しんだ今季の現状がもろ反映されたようですが。

それ同様に、大砲不足も深刻。それより投手枠の充実を優先したのか、あえて大砲を獲りにいかないのは球団の傾向なのか。

西武1位氏名の渡部健人君。見た目が、おかわり君こと中村剛也、どすこい山川穂高の系譜。体重110kg。

やっぱり球団好みというか、カラーってあるんですね。なんか楽しそう。カープもたまには身体が大きくて長打をぶっ放してくれる選手、とってほしい。


今日からヤクルト3連戦。応援する方も気分切り替えて、ですが、それにしても10月24日の森下暢仁は素晴らしかった。

その日の試合のブログはことのほか長くなってしまったが、まだ書ききれなかったことがあった。

どのチームに限らず、ベンチに戻ってバッテリー同士で会話しているところって、あまり見かけない気がします。

たまたまカメラに映ってないだけのこともありましょう。ずっとベンチの風景を見ている(見られる)わけではないので、印象でしかないが、「もっと話をすればいいのに」「話さなくていいの?」と思うことがあります。

試合前に話しあっているから必要ない? でも実際やってみて、いろんなことが起きるわけだから。

10月24日の試合では、森下暢仁と坂倉将吾がベンチに戻って会話している映像がときおり流れた。

若いバッテリーが話しあっている光景はいいものですね。停滞ムードのカープにあって、覇気を感じる二人のツーショットですし。


坂倉が捕手としての素養を備え持っているかどうか、リード面についてはわからないが、キャッチングに難ありなことは、さすがに私にもわかります。

経験を積めば上達するものなのか、それとも早く見切りをつけコンバートした方がいいのか。

カープOBの達川光男さんは、入団当初、ボールが獲れなかったという。キャンプが終わった後、達川さんは江夏豊さんに「キャッチングが悪いと、どうにもならん。1カ月で10万球受けて来い」と言われたそう。

まず、ブルペンで、1人70~80球として、1日1千球を受ける。それでも1カ月で3万球、まだ足りない。足りない部分はマシンで受け続け、7万球はいったとか。(二宮清純『広島カープ最強のベストナイン』より)

坂倉はどの程度キャッチングの練習をしているのか。達川さんのエピソードにならって、たくさん球を受けることで、「量は質を変える」法則がきいて、キャッチングが向上する道もあるのか。


もうひとつ。森下とバッテリーを組むことで、坂倉がリード面で成長する道。

森下は攻めていくタイプ。それだけの技術とメンタルを兼ね備えた投手。坂倉のサインに首を振り、森下が坂倉をリードしているように思える場面をよく見かける。

一流の投手の球を受けることで、坂倉が学び、もっと成長する。そんな過程を見ることができないかと、実は期待したい気も。

10月24日の試合について、「森下暢仁がカープを変える」というブログ記事を書いたが、森下が坂倉を変えていくことも含んでいた。さて、どうなりますか。


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