2020年10月23日

帰ってきた薮田和樹、再び先発のチャンスものにする。


10月22日、阪神戦(阪神甲子園球場)。5対9で、薮田和樹に2年半ぶりの白星。

今季、もっぱら中継ぎ登板だった薮田。野村祐輔の登録抹消から巡ってきた先発のチャンス。

中継ぎでは、結果がともなっていないのに、佐々岡監督の寵愛を受けて起用されていたイメージが強かった(緒方監督にとっての野間峻祥のよう)。

でもこの日は、斜に構えないで薮田を応援したいと素直に思った。

2016年、福井優也が試合直前にアクシデントで登板できなくなったとき、急きょ先発をまかされた薮田がチャンスをいかした記憶は今も鮮明。薮田はそういう選手。


薮田は期待に応え、5回まで無失点。そのうち2回から4回までは三者凡退という快投。

なにより、この時点でフォアも暴投もない。別人のよう。薮田がこの日に備え準備してきた結果が出て、素晴らしいと思った。

6回、初めてフォアを出し、タイムリーを浴び1失点、暴投で1失点と、6回2失点で降板するが、次への道筋はたしかにつけた。

打線は1回、會澤翼と堂林翔太のタイムリーで2点先制。よい出だしに見えたが、満塁残塁で終わったことは見過ごせない。

2回、阪神先発・岩田稔のフォア、死球、フォアで満塁、もういっちょフォアで押し出し、1点追加。しかし、ここでも満塁残塁に終わる(小噴火、ボッ!)。リードしているのに勝ってる気がしないカープ。

3回、長野久義、田中広輔、鈴木誠也の連続タイムリーで2点追加で、薮田を援護。


ここで岩田が降板。しかし、ピッチャーが変わってからは、とたんいつものカープらしくなり、ゼロ行進。

4回、會澤の走塁ミスも見過ごせない。苦笑いしてベンチに戻ってきたようだが、チームのリーダー的存在がそんな態度では。ボッ!(もう一発小噴火)。

7回、薮田のあとを受けた塹江敦哉が原口文仁に3ランを浴び、5対6と1点差に。もう塹江を休ませてあげてほしい。

しかし9回、ピレラの3ランでまたコーンと突き放し、5対9。

薮田に白星がついて、よかった。


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