2022年4月29日

勝ちパターンと、どの口が言う? タフな九里と中崎島内の壊れ方が対照的すぎて


4月28日、ヤクルト戦(マツダスタジアム)、5対9。ひどい試合。

ヤクルト先発は高橋奎二。打てる勝てる気がしない、でも何が起こるかわからない。と、昨日書いた。

4回、マクブルームがヒット出塁して、坂倉将吾が先制2ラン(チームで9本目・・・)。

球数もけっこう投げさせ、5回2失点で高橋は降板。完封負け覚悟の試合に勝機が。


4月26日の予告先発が雨で流れ、27日へのスライド無しでの登板になった九里亜蓮は、7回116球無失点。

昨日、ヤクルトに大敗。連敗したわけではないのに、連敗気分だった。「やっぱり連敗を止めるのは、九里」という試合になるはずだったのに。

27日は予定通り、床田寛樹が登板。調子のよい床田を中6日で登板させたのはいい判断と思ったが、床田が「スライドするのかと思っていた」と言っていたのが気になった。

スライドするつもりがそのまま行くことになって、メンタル面で些細なズレが生じてなかったか、気になった。

床田自身、調子は悪くなかったと言っていたけど、アスリートって、何がどう作用するかわからないデリケートな側面があるので(どの競技でも)。

それを思うと、言われたところでどこでも投げるタフさ。それが、九里亜蓮。


でも、坂倉の2ランの後、追加点がなかった。このまま綺麗に勝てる気がしなかった。8回にマウンドに上がったのは中﨑翔太だったし。

小園海斗の好守備でワンアウトとったあと、まさかの3連続フォアで満塁。フォアが2コ出た時点で、まともな監督なら投手交代。でも、続投。

ただ、あの場面で、塹江敦哉が出てきても、島内颯太郎が出てきても、どっちにしても点をとられそうな気がした。

村上宗隆にきっちり2点タイムリーで同点にされてから、中﨑は島内に交代。先発の勝ちを消したの、今季何回目だ?


島内がまたまた、まさかの2連続フォアで押し出し。逆転される。でも、続投。オスナの2点タイムリーで2対5。

ここでやっと、黒原拓未に交代。黒原、よぅし、行け。その投げっぷりのよさで、勝ちパを奪いとれ。と思ったが、さすがに先輩方の蒔いた種が多すぎた上に自分も種を蒔いちゃって、4失点。2対9。

中﨑、鬼の形相で投げても、こわくない、こわくない。その表情で軽い球を重くすることはできないんだよ。

島内、このところずっと、スムーズに1アウトとれてない。いい球投げるのに、この人のマインドは一生負けパターンなのか? という気持ちがまた湧いてくる。

勝ちパターンって、何だっけ、何だっけ♪(さんまさんで)。再考お願いします!


8回、代打・田中広輔からヒットのオンパレードで、3点追加、5対9に。ちょっとだけ救われる。ヤクルトは1イニングで9点とったから(あげたんだけど)、カープもとっていいんだよ。

だがしかし、9回最後の攻撃、マクガフ相手に三者連続空振り三振。

ビギナーズラックが解けた上本崇司をいまだ「幸運よもう一度」みたいに打席に立たせてるし、長野久義スタメンだし、攻めてる感じがない。2軍で満塁ホームラン打っても正隨優弥には声がかからないし。

追加点とって九里に勝ちをつけられなかった打線も、試合を壊した中﨑と島内も、勝つことに鈍感な佐々岡監督も、しっかりせんかーい。でも、佐々岡監督には響かないだろう。

九里に勝ちをつけてあげたかったけど、九里はまた行けと言われたところで投げるだけ。ヘンな悲壮感がないところ、打たれ強いところは、カープ随一の魅力の持ち主だ。

昨年は最多勝をとった九里。今年は、最優秀防御率をとってくれ。
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