4月26日、ヤクルト戦(神宮球場)。2対0でカープが8連勝。
床田寛樹が119球を投じて、7回無失点で4勝目。床田は開幕以来、5戦すべて100球超え。
目先の1勝は大事なことだが、それを焦るあまり選手に無理をさせ、「貧すれば鈍す」を随所で露呈してきた緒方采配。術後の床田に無理をさせたくないが、誰も投手を守ってはくれない。
それでも床田自身は飄々とマウンドに立ち、3試合連続ハイクォリティスタート。
この日は随所で素晴らしいフィールディングも。これもまたエースの条件。4回、2塁走者のバレンティンを素早く刺した牽制は見事でした。
7回、ツーアウト1塁2塁で太田賢吾を打ち取って、観客大歓声の場面。床田はガッツポーズしなかったが、會澤翼がガッツポーズ。4月25日、大瀬良が完封したときもでしたが、捕手の思わず出るガッツポーズもいいものですなぁ。
ところで、9回裏、バティスタの前で、村上宗隆の打球がレギュラーヒットに。
ピッチャーが自分に合うようマウンドを掘ったりならしたり……という話はよく聞きますが、ニッポン放送の実況解説をしていた井端弘和さんによると、野手も守備範囲のグラウンドをけっこうならしたりするそう。
美は細部に宿る、がここにも。プロの仕事ですね。
井端さんの話し方は、ときに「あ〜う〜」と、のどかなおじいさんのような風情などあって、流暢な話し方ではなかったのですが、臨場感あるいい話が聞けました。やっぱり解説は声でも話し方でもなく、中味ですね。野球が何倍も楽しめます。
これでカープは3試合連続完封。投手陣、ふんばっています。次は、ちょっぴり負のオーラ漂うジョンソンが先発。どうなるでしょうか。
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