11月22日、日本シリーズ、巨人vs.ソフトバンク2回戦。2対13でソフトバンクが圧勝。
巨人の先発・今村信貴は4失点で、2回途中で早くも降板。代わった戸郷翔征も2失点。
カープが点を取れず手こずった相手から、いともたやすくと思えるくらい、ポンポン打つソフトバンク。
7回、鍵谷陽平はデスパイネから満塁ホームランを打たれ、2対11。バッテリーを組む大城卓三ともども、呆然としていた。まるで漫画のひとコマのよう。ぽっかりとした間が生まれた。
ソフトバンクにとって、ここまで手ごたえがないに近い試合。競り合ってしびれる場面もなし。勝負していて楽しいのかと思うくらいのワンサイドゲーム。
それでも、大量点を取ろうが、少々取られようが、いつも通りに仕事するソフトバンク。
塁に出たどの選手にも次の塁を狙う走塁の意識が高く、緩慢プレーなどなし。見習おう、カープ。
巨人は大量に点を取られるうえに、エラーも出て、見ていて痛々しかった。
これはリーグ覇者同士の勝負というより、ソフトバンクが自らの強さを確認するためのゲームに思えた。
セ・リーグがいかに小さな箱庭の中で勝負しているかを改めて知らされるような気分。
試合の流れを渡さないよう小刻みに継投を繰り出す工藤監督。出す投手出す投手、打たれ、次々に変えざるを得ない原監督。
もういっそ増田大輝をまたマウンドに上げてみては。それもまた、エンターテインメント。なんて余裕もない気配ですが。
もういっそソフトバンクにはこのまま2年連続ストレート勝ちして、伝統と歴史ある常勝軍団とプライドの旗をふる球団を大人しくさせてほしい。
しかし、カープが対戦していたとしたら、いったい・・・。
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