2022年5月7日

強い森下が帰ってきた、サヨナラ勝ちはしたけれど野手は不甲斐なかった


5月7日、DeNA戦(マツダスタジアム)、延長10回、2対1でサヨナラ勝ち。

昨日、11回延長で、栗林良吏も島内颯太郎も連投。森下暢仁は今日、完投勝利するつもりでマウンドにあがったはずだ。

立ち上がりからそれが伝わってくる。ストライク先行で三者凡退。体力の消耗が気になるデーゲーム、最後まで持つか心配になるほど。 

ところがどっこい、勢い衰えるどころか、9回に本日最速153km出してるし。

坂倉将吾のサインにブンブン首振って、グイグイ行く。1年目の鉄壁な感じが帰ってきた。こういう森下が見たかった。


打席でも、6回、みずから2塁打。ところが、堂林翔太と菊池涼介は空振り三振。もう不甲斐なかった。西川龍馬が牧秀悟のエラーで1塁3塁のチャンスも、マクブルームはライトフライ。

この間、10分ほど暑い塁上にいた森下。でも、その後、疲れも見せず、好投を続けた。

5月5日、巨人戦に登板したアンダーソンのときのように、これだけのピッチングをしている投手に勝ちをつけてあげられないとしたら、野手陣、許さーん!


9回ウラ、坂倉ヒット、小園海斗が珍しくバントを決めて、中村健人が申告敬遠。ここで代打・會澤翼はレフトフライ。今日も會澤、決めることができなんだ。

2アウト1塁2塁で森下の打席。いっそこのまま森下に行ってほしかったほど(打撃いいし)。が、代打・松山竜平は空振り三振。

松山、回復したとはいえ、本調子じゃないのでは(本調子でもあれだけど・・・)。昔の名前に頼る前に、ほかの選手を起用する選択肢はないのか。

今日は両チームとも(というよりDeNAに)ホームランないなと思っていたら、10回、西川のソロ3号でサヨナラ勝ち。


勝ててよかったが、森下の好投に応えられない打線はほんとに不甲斐なかった。

スタメンに田中広輔の名前を見た時点で、今日は厳しいと思った。7回、ノーアウト満塁で代打出されているし。その代打・長野久義は同点の犠牲フライを打って、最低限の仕事はしたが、1点どまり。

5回には、小園がヒットで出塁したかと思えば、けん制死(今週チームで3つ目、怒!)。相手エラーのチャンスにつけこめないシーンも。

「そんなに勝ちたくないんか」と、随所でがっかり。

5回の1失点も、坂倉がホームへの返球をしっかり取ってタッチアウトしてくれたら、と。前にもホームでポロリこぼして失点したことあったし。

里崎智也さんは「打てる捕手がいい捕手」と言うけれど。坂倉は打撃で結果を出しているけれど。坂倉のスローイング&キャッチングが向上するのと、島内が勝負強くなるのと、どっちが早いんだろう(両者とも向上するんだろうか)。


10回は、ケムナ誠が連投。ここは抑えて、勝利投手に。

試合後のケムナは、「延長の1番手として送り出してくれたのはありがたいし、起用に応えられるように一生懸命やった結果。とにかくうれしいです」(「日刊スポーツ」)

このコメントを聞いて、私、感動しました。競った場面、延長の1番手として送り出されたことに喜びを感じて、抑えてくれた。

島内はこういうとき、重責感じて、及び腰になっていないだろうか。サッカーでPK戦で蹴りたくないと思ってる選手みたいに。

森下も明大時代、弱気なところがあったと、当時の善波監督が話していた。でも、主将を任され、変わっていった、と。だとしたら、島内も経過観察しがいがあるのかな(だといいな)。
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