5月22日、中日戦(マツダスタジアム)、1対0。
巨人に3タテくらった後、まさか中日に3タテするとは。しかも、柳裕也相手に。
1戦目と2戦目、大量得点したけれど、今日のようなエース格の投手を打てるかどうかが、いつもカープの課題。
柳は5回まで、フォア1つ(4回)、小園海斗のヒット(5回)以外は、オール三者凡退。球数も少なく、完投ペース。敵ながら尊敬が止まらない。申し分ない投球。
一方のアンダーソン。5月15日、来日初登板の巨人戦のインパクトは強く、カープに救世主が現れた!とさえ思った。
「シーズン中盤になれば、もう少し強い部分が出てくると思う」と、初登板の投球がピークではないことを示唆していたアンダーソン。(「デイリースポーツ」)
だから次回の投球も、ものすごく楽しみにしていたんです。しかし、5月15日のヤクルト戦は5失点で6回途中降板、申し分ある投球に。
しかし、今日は柳と投手戦。6回無失点。2回、中村健人が2塁3塁のピンチで、木下拓哉のファウルフライをスライディングキャッチしてアウトにしたのも大きかった。
6回ウラ、アンダーソンに打席が回ってきたところで、代打・堂林翔太。
アンダーソンは101球を投げていたので、体力的にここらあたりかなとは思ったが(それを思うと、柳はいつもタフ!)、それにしても早めに仕掛けてきたベンチ。
「堂林か~」くらいに、いつものように見ていたら・・・スタンド上段に放り込むホームラン!
ホームランを確信して右腕斜めに突き上げて、表情崩さず走り出す姿の格好良いこと!
しかし、それ以上、柳から点を取ることはできなかった。だからこそ、失投を見逃さなかった堂林のホームランが値千金になった。値千金なんて紋切り型の言葉、普段は使いたいと思わないけど、今日のは本当にそういう感じ。
7回、矢崎拓也がマウンドに。リードの場面で登場するのは初めて。アンダーソンのデビューも衝撃的だったが、衝撃のデビューと言えば、矢崎(加藤)も、だ。
その後、なかなか上手く行かなかったけど、今季、積み上げてきたものが評価されて、嬉しかった。いきなりのフォアは、あぁぁぁ。でしたが、乗り切りました!
8回は、森浦大輔。大島洋平、岡林勇希と、苦手の左打者を打ち取り、三者凡退!
9回は、お久しぶりの栗林良吏も、何事もなかったように、三者凡退!
5月17日の巨人戦、栗林はコンディション不良だったとモヤモヤした話が流れていた。それが本当だったとしても、栗林が起用できないからと言って、遠藤淳志を引っぱったのはやっぱり悪手だった。
代わりがいないと成り立たないなんて、野球じゃない。別の誰かを見出すことがベンチの仕事。
3タテはしたが、柳とロドリゲスが素晴らしく、追加点はとれなかった。
来週から交流戦。パ・リーグのエース格からどれだけ点がとれるのか。目が細くなります~。