2021年10月2日

選手が作った試合、佐々岡監督が壊した


10月1日、ヤクルト戦(マツダスタジアム)、4対5。ヤクルトの大得意様に成り果てている屈辱を払拭してほしかったが、連勝止まった。

ずっと不甲斐なかったカープも、6連勝中は1点差を逃げ切ったり、取られても取り返したり(相手チームの不調にも助けられていたけど)。今日も、途中まではそうだった。

1回、羽月隆太郎エラー出塁、小園海斗ヒット、西川龍馬の犠牲フライで1点先制。よしよし(しかし、1点止まり)。

この後、6回まで原樹理を打てず。ヒットはこのときの小園だけ。

一方、大瀬良も、5回まで与えたヒットは2本。6回、オスナの2点タイムリーで、1対2となったが。


大瀬良は108球投げていたが、7回ウラの攻撃中、ベンチ前でキャッチボール。頼れる先発&7回8回が流動的なリリーフ事情。

7回ウラ、西川、鈴木誠也、坂倉将吾3連打で、ノーアウト満塁。ここで得点できなかったら、今日は終り、な場面。

菊池涼介が併殺崩れのショートゴロで(う゛)、ワンアウトなおも満塁。林晃汰の代打・松山竜平は見逃し三振(あ゛ー)。

しかし、會澤翼が2点タイムリーで、3対2、よっしゃー。ここで、大瀬良続投諦めて(そらそうだ)、代打・長野久義。

昨日、代打の打席であっさり終った長野。今日は繰り返すまい(願)。お、タイムリー打って、4対2。大瀬良に勝ち投手の権利が。


あれ。たしか昨日も似たようなことが。8回は、ケナム誠。んー。たしか昨日もこうだったような。若干、不穏な空気が。

青木宣親にヒット、山田哲人にフォア、おまけに暴投で、ノーアウト2塁3塁。代えて。

でも、佐々岡監督、そのままいつもの様子見。村上宗隆のタイムリーゴロで、4対3。早く代えてったら、代えて。

この回、ケムナと心中するほど、ケムナの調子はよくなかったのに、なに高みの見物してるの。

オスナのタイムリーで4対4、同点。はい、大瀬良の勝ち、消えました。2日連続で、がんばっていた先発の勝ちが消えました。消しました。

ワンアウト3塁で、島内颯太郎に交代。中村悠平のタイムリーで、4対5。栗林の出番も消えた。


しかし、取られて取り返す試合よ、もう一度。

8回ウラ、小園空振り三振(シュン)。代打・田中広輔。田中か・・・、でも打てー。と叫んだら、打った! 誠也フォアで1塁2塁のチャンス。坂倉は、併殺。ド・ド・怒。

9回は菊池保則。羽月の好守備も出て、三者凡退。

9回ウラは、あっさり(に見える)三者凡退。


大瀬良が好投して、ここぞで會澤が逆転して、長野が加点。選手が試合を作っていただけに、8回の「見てるだけ~」で試合を壊したベンチに無性に腹が立った。

「ケムナを信用して」と試合後、佐々岡監督は言っていたが、好不調は見極めて(投手出身なのに)。お祈りモードはやめて。ここ、勝負の場なんだから。

監督も監督だが、なにも進言しない(できない)コーチもコーチだ。

勝ち続けると、勝ちパターンのリリーフの疲労問題が出てくるので、やりくりは難しくなるが、リスク管理なさすぎ。思考停止がだだもれ。成長がない。

選手が気持ちよく終れる試合運びだってできたかもしれないのに。7連勝する工夫もできただろうに。

6連勝中、ベンチの存在感が薄かった。それでいいんだ、それで。ベンチが采配を誤ったとたん、連勝が止まった。今年(と昨年の)カープを象徴するような結末に。
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