7月9日、ヤクルト戦(神宮球場)、3対4でサヨナラ負け。
ヤクルト相手に1点リードで逃げ切ろうなんて、虫がよすぎる。
それでも、玉村昇悟が7回119球を投げてマウンドを降りたあと、8回、4番の鈴木誠也が2ラン打って、3対2と逆転。玉村に勝ち投手の権利を贈った。
最高の展開じゃないですか。ちょうど1週間前の、玉村と誠也のお立ち台を思い出していた。
8回裏は島内颯太郎。1点リードの競った場面で島内とは、意外な選択。でも、こういう局面に弱い島内が今日はがんばった。三者凡退、無失点を守った。あとは栗林にまかせた! という9回裏。
マウンドに上がったのはフランスア。コルニエルも栗林も2連投。さすがに休養させたのか・・・。
いきなりフォア。なんか、終わりの鐘の音を聞いた気がしました。アウト1つも取れないうちに、代打・川端慎吾に同点タイムリー。今日のフランスア、球に力がない。中崎翔太をマウンドにあげたときのよう。
試合捨てたの? 9連戦だからリリーフ節約なの? ときにそれは大事なこと。でも、誰も準備させていないなんて、危機管理ゼロ。
けしてコンディションいいわけでなかった代打・内川聖一にサヨナラタイムリーを打たれ、終わり。みすみすヤクルトに勝利をプレゼントと言わんばかりの結末。
栗林に「行ってくれないか」と話し合ったら、行ってくれただろう。栗林も投げたかったのではないだろうか。無理はさせたくないけれど、この後たっぷりめの休養をとってもらってでも、この日、勝っておきたかった。
それはそれで批判する人もいるでしょう。でも、やっとチームの状態が上向きかけた手応えが出てきたとき。今日は勝って、勢いをつけたかった。分岐点になるくらいの日だったと思う。
休養日なら、ブルペンに入れるな。栗林を使わないと決めていたなら、フランスが崩れたときケアできる選手を準備しておけ。それをなぁんにもしてないなんて。この間、気を失っていたとしか思えないベンチのていたらく。職場放棄。
フランスアのコンディションを見極められていないベンチにも、憤り。ここでも昔の実績に頼ったのか。何も言わないコーチ陣もひどいありさま。栗林を出さないのに、捕手を坂倉から石原貴規に変える意図も不明。ベンチ全員、バカばっかり。
でも、どんなに憤っても、監督は自分のしたこと、わかってない。すごい鈍感力。ときに鈍感力は大切だが、今はファンを逆なでするばかり。もう腹を立てるだけ無駄みたいな構図。
玉村の好投も、誠也の逆転打も、ベンチが台無しにした。選手たちのモチベーションが下がらないか、心配です。
今日のスタメンには2番・長野久義。ホームランを打った翌日、スタメンに置かれる人あれば、打ててないのに置かれる人もあり(その名も松山竜平)。
ホームランを打っても、スタメンに抜擢されない中村奨成。こんな闇いつまでも抱えたままで、ろくなことはない。
これまで何度も何度も何度も監督とコーチ陣には憤りと呆れを感じたけれど、この日はもうシーズンが終わったとさえ思った。でも、選手には負けないでほしい。くぅ。