7月8日、DeNA戦(マツダスタジアム)、5対3。
追いつきはしたけれど勝ちきれなかった昨日の試合と、途中まで、驚くほど似た展開になった。
高橋昂也と坂倉将吾のバッテリー。見たかったこの組み合わせ。打席で存在感出してきた坂倉、スタメンマスクでも存在感が増してきた?
しかし、今日のスタメン、昨日、9回裏チャンスの場面で凡退した松山竜平がファースト。昨日ホームランの中村奨成は?
DeNA先発の左腕・上茶谷大河の右左対策なんだろうけど、若手を積極的に起用する方針を立てたという舌の根も乾かぬうちに、このありさま。いつもの場所で安心したい(だから勝てない)ベンチの思い切りの悪さを感じる。
昂也は2回、桑原将志に3ラン。昨日とおんなじ、先発が3点先制される。
しかし、直後の2回裏、坂倉将吾フォアの後、林晃汰が2ランで2対3、1点差に迫る。
3回裏、野間峻祥フォア、小園海斗と鈴木誠也が連打で満塁、坂倉のタイムリーゴロで、同点に。
昂也は最初の3失点でとどめはしたけれど、球数多め、テンポも悪く、4回96球で降板。
4回裏、1アウト3塁のチャンス、昂也の代打で安部友裕がコール。は? ランナーがいる大事な場面。ここは、中村奨成では?
安部、セカンドフライ。続く菊池涼介もショートゴロ。もうあと一歩ガツンといけないところも、昨日のよう。
しかし、これも昨日感じたことだけど、負けのこんだ試合が続いてはいるけれど、選手たちの気持ちが切れている感じはしなかった。
5回からのケナム誠(連投のうえ回またぎ)、コルニエル(連投)、フランスアの無失点リレーが素晴らしかった。こういう選手のプレーの積み重ねが勝機をもたらしてくれるのでは、と。
しかし、5回裏、7回裏、得点圏にランナーを置くも、もう一押しできず。8回裏、代走の大盛穂が2盗を決めるところさえ、昨日と同じ。
もし、このまま、また9回に栗林良吏を出して引き分けに終ったら、もう洒落にならない。
そこに、フランスアの代打で、長野久義。今日は、長さんのお立ち台が見られるかも。の予感当たって、エスコバーの初球とらえて2ラン。5対3、逆転です。
9回裏、満を持して、セーブシチュエーションで栗林。こんなときに限って栗林に何か・・・なんて、言霊が起きてはいけないから口を閉じる。
でも、そんな杞憂も栗林が吹き飛ばしてくれた。オースティン空振り三振で3アウト。栗林に17セーブ目。これこれ、こういうのが見たかった。
昨日、じりじりと追いつきはしたものの、結局勝てなかった。けれど、それは今日勝つための布石だったのかなと思った(勝つのに時間かかりすぎだが)。
ガツンと勝てない。そこは悲しいかな弱いんだけど、昨日と今日、選手たちが最後まで試合を捨ててない、投げてない、諦めてない感じがして、それは希望の光。