2021年7月3日

玉村に先発投手らしさ感じた、4番の誠也、眠れる獅子が二度寝から醒めた


7月2日、阪神戦(マツダスタジアム)、7対1。

ふっふっふ。5連敗していた阪神に勝ちました。しかも、これまで対カープ11勝2敗だった西勇輝から7点奪いました。

先発は、玉村昇悟。毎度のごとく打てていない西が相手でしたが、玉村は、カープの希望のひとつ。いまカープにあって悲壮な気持ちにならない、負けない気持を感じる、数少ない投手の一人。

しかも、今日のスタメンマスクは坂倉将吾。ガッツを感じる若鯉の組み合わせ、ワクワクする。


2回裏、ノーアウトで鈴木誠也が場外ホームラン。よっしゃー。

続く、坂倉もヒット。ツーアウト、安部友裕を申告敬遠で、玉村との勝負を選択。阪神さん、ご存知ないようで。うちの玉村は9番目の打者なんだから、打つコなんですから。むしろ安部より期待できるという。お気の毒さま。

そしたら玉村、ほんとうに打った。ピッチャーへのボテボテな内野安打を全力疾走して、2アウト満塁。

そこから菊池涼介が2点タイムリー。西川がタイムリー。小園海斗ヒットで、誠也が走者一掃の3点タイムリー。

誠也が、人がいるときに、打った! 鈴木に始まり、鈴木が仕留め、この回だけで7点奪取(最後走りすぎて、3塁タッチアウトになりましたが)。


しかし、7失点しても、西は続投。台所事情もあっただろうけれど、カープなら追いつけるとなめられていたのか。球自体は悪くないとベンチが見極めていたのか。結果、3回4回は連続三者凡退(4回で降板)。原監督ならこういうとき、途中交代させただろうか。ちょっと興味ある。

玉村、6回を投げてちょうど100球。2塁に走者を進めることはあっても、踏みとどまる。大崩れしない。

7回も続投。6回の壁すら越えた。しかし、そろそろ疲れが見えるころ。ベンチの節約志向が裏目に出なければいいが。

で、連打を浴び、近本光司の犠牲フライで1失点。しかし、これ以上、傷は広げなかった。玉村、天晴れ。先発投手らしくて、いい。


その後、追加点は入らず、それはちょっと不安材料だったけれど、今日の阪神、元気がなかった。スタメンに佐藤輝明もサンズもいなかった。

8回はコルニエルが三者凡退。6点リードの9回、まさか栗林良吏を出すんじゃないだろうなと一瞬思ったが、さすがに大丈夫だった。フランスアがマウンドに。

2アウトとったあと、ヒットとフォアで1塁2塁をこしらえるも、最後は糸井嘉男を空振り三振。

コルニエル、バード、フランスアと、外国人選手がリリーフ陣を豊かにしてくれそう。打線にもクロンが加わってくれれば。

ようやく(と言ってもまだ3試合だが)7番までのオーダーが固定されつつあるけれど、8番・安部はウィークポイント。もう一歩オーダーをブラッシュアップしてもらえないか(当社比ですが)。


今日のお立ち台は、7回1失点で2勝目をあげた玉村と、4打点の誠也。

2年目、20歳の玉村、可愛いながらも、森浦大輔や大道温貴の受け答えよりしっかりしている。いえ、あの二人はあの二人ならではの味わいはありますが。

最後の誠也の言葉が誠也ならではだった。

「ここまで不甲斐ない試合ばかりで、ファンのみなさんを悲しませている試合がたくさんありますけれど、これからみんなでしっかり頑張って、みなさんを喜ばせられるようなプレーを」

「前みたいにすごい声援のある球場にまたなってもらいたいんで、今は野次ばかりなんで(スタンド、どっと沸く)、少しはいい声援が送ってもらえるように僕たちも頑張っていきたいなと思います」

これからも熱い声援よろしくお願いします、なんて紋切り型でなく、こういうことスッと言えるところが、誠也。やっぱり誠也にはお立ち台が似合う。


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