2021年10月1日

1点リードは負け同然だったカープが連続3タテ6連勝


9月30日、阪神戦(阪神甲子園球場)、4対5。2カード連続3タテで、6連勝。

残り試合20試合少しというところに来て、チームのこの雰囲気のよさはいったい。今日も元気のない阪神相手とは言え、取られて取ってを繰り返した。

3対3で玉村昇悟がマウンドを降りた後、7回、代打・會澤翼の犠牲フライで1点リード。玉村に勝ち投手の権利が。でも、1点差が心もとないことはよく知っている。

案の定、7回ウラ、ケムナ誠がマルテのタイムリーで1失点、再び同点に。

しかし、8回、小園海斗がホームラン。鉄壁の岩崎優から!

その後、追加点はとれなかったが(そこはカープらしいと言えばそうなのだが)、8回ウラは森浦大輔が、9回ウラは栗林良吏が抑え、1点リードを守った。少し前のカープなら、1点リードは負け同然だった。


願わくば、玉村に勝ちをつけてあげたかった。1回ウラ、ゆるい守備もあって、41球を要し、2失点。どうなることかと思ったが、今日もまた大崩れすることなく、6回3失点。

打線も、2回、鈴木誠也が西勇輝からホームラン、4回、今度は2ランと、玉村を援護。

4回ウラ、玉村は小野寺暖にホームランを打たれ、同点となってしまうのだけど、5回投了時点で109球。

おいおい、6回も続投。三者凡退で、121球。毎回けっこう投げさせられている。まだ高卒2年目、先発1年目。大丈夫かな。本人は夢中で投げているけど、大人が(監督・コーチがってことやで!)ケアしてあげてほしい。

こんなに若い投手が頑張ってるんだから(しかも毎回毎回)、ここは打たないと、勝たないと。


だから、7回、會澤の犠牲フライで玉村に勝ち投手の権利が転がり込んできたときは、嬉しかった。予想どおり、束の間の喜びになったけど。9月26日、DeNA戦の森下のときのように。

こうなると、栗林につなぐまでの8回ウラが重要に。連投の島内颯太郎はお休み。

森浦がベンチの信頼を得るようなピッチングを重ねてくれたら、リリーフ陣にうっすら厚みができていいのだがと思っていたが、森浦、8回ウラ、期待に応えてくれた。

久しぶりの森栗リレー。ちょっとよかった前半が今ごろよみがえってきた。


ヒーローインタビューは決勝打の小園。9回ウラの好守備でも栗林を支えた。

1年目のときから思ってたけど、小園、インタビューの受け答えがいい。「気持ちで打ちました」とか適当なこと言わないで、打球について明晰に語ってくれる。

もうベンチを黙らせる活躍。シーズン始めに小園の2軍でのプレーを実際に見もしないで、「小園はまだまだ」と言っていた河田ヘッドにはどの面さげてと言いたい。

個々の選手の活躍に、ベンチの存在感は薄くなる。それくらいがカープにはちょうどいい(というか、もういなくなってほしい)。
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