2024年4月22日

無策で降雨コールド0対0、控えめな人びと


4月21日、巨人戦(マツダスタジアム)、降雨コールドで、0対0。

5回を終了していたので、最低限、試合が成立してよかった。そう言えるのも、6回、巨人に先制された1点(=カープの負け)が消えたから。カープにとっては幸いだったが、後味はよくない。

やっぱり点は早めに取っておきたいもの。でも、2日前にも12回延長0対0だったカープと巨人。なんという控えめな人たち。

その点、甲子園での阪神・中日戦も降雨コールドだったが、3点取って勝ち抜いた阪神はえらい(中日は無得点)。


20日、代打でホームランを打った宇草孔基が1番レフト。宇草の守備は正直不安。でも、結果を出した選手が翌日スタメン起用されるのは、いい。カープ、こういう選手起用については歯切れの悪いことが多いので。

スタメンマスクは會澤翼。坂倉将吾が今季初ファーストスタメンで4番。宇草の起用以外にもテコ入れ。

その宇草、高橋礼から先頭打者ヒット。よっしゃー。


しかし、あとが続かず。菊池涼介はショートゴロで、宇草進塁できず。菊池って、こういうのが多いイメージ。

初回から(ほぼ)バントしない宣言をしている新井さんだが、いっそ同じアウトになるなら、バント巧者の菊池にバントを決めてほしいと思ってしまったほど。とくにこんな天気の日は。

「バントの得点確立は低い」というデータが出ているにもかかわらず、進塁できないもどかしさに、つい。


4回、巨人は1アウト満塁で小林誠司がスクイズ試みるも、大瀬良大地がホームにグラブトスして、封殺。よしよし。

5回、田中広輔がヒット出塁して2盗。1アウト2塁、田村俊介の打席で、松山竜平が代打の準備。そこで田村は申告敬遠。

これはカープベンチの駆け引きが成功したわけだけど、結局、打席には大瀬良が。

最近、早めの交代を覚えてきた新井さんだったのに。アドゥワ誠は降板させても、大瀬良はさせず、と。

せっかくの得点のチャンス、思い切ってスパーンと代打出してほしかった。結果が出なくても、そういう姿勢に選手は納得すると思うのだけど。負けなくてよかったが、消極的に終わった。


日曜のゲームが最後まで見られなかったのは残念だった。もうひとつ、見届けたいことがあったので、残念だった。

前日の実況中継で、ショートとサードを経験した宮本慎也さんと鳥谷敬さんが、小園海斗のサード併用について、「かわいそう」「併用は大変」「試合途中で交代はきつい」と話されていた。これは経験した者でないとわからない、と。

これがカープベンチの耳に入って、盤上で気軽に駒を動かすようなこと、やめてくれないかな。今日はどういう対応するんだろうと気になっていたのだ。

坂倉が2年前、捕手とサード併用されたとき、打撃が低迷したことがあった。ポジションを固定することで、小園がもっと打撃で活躍できるんじゃないかと思ったりしたわけでした。こちらの勝手な思いと言われればそれまでなんですけどね。

いぶし銀ももちろん素敵だ。でも、野球には華がほしい。小園はそれに値する選手だと思うのだけど。
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