2019年5月30日

勝ったのに、このつまらなさは何だろう?

5月29日、ヤクルト戦(神宮球場)。

1回、鈴木誠也の2ランで先制。幸先のよいスタート。が、その裏、村上宗隆の3ランでひっくり返される。

4回、先発の大瀬良大地は自らヒットを打って出塁するも、雨で試合が中断。29分後、再開されると、鈴木誠也のタイムリーで、大瀬良、ホームベースを踏みます。

序盤は打たれ、2回が終了した時点で47球投げていた大瀬良も、尻上がりにテンポよくなっていって、7回まで投げてくれた。その悠然とした佇まいは、まぎれもなくエース。

8回はフランスア、9回は中﨑翔太と、前日のゲームと同じ、いつも通りの継投。

中﨑はまたしてもフォアを連発するも、またも切り抜けた。嬉しいけれど何だろう、この爽快感のなさは。



過去の歴史から見ても、強いチームには自ずと不動のメンバーが築かれていくもの。

今のカープは、鈴木、西川龍馬、バティスタ、會澤翼などは、与えられたチャンスを活かして結果を出して、いまのスタメンの位置についている納得感がファンとしてはある。

小窪哲也がスタメンなのはベテランが健在なのは素晴らしいとも言えるが、消去法で小窪になったという感じは否めない。こんなファンのたわごとを吹き飛ばすくらい、小窪が打って大活躍してくれたら、それはもちろん大歓迎です。

中﨑は、28日も29日も、ピンチを招きながらも切り抜けたので結果的にはその采配でよかったのかもしれないが。

田中広輔や中﨑のクローザー起用を見ていると、出るべくして出ているというより、緒方監督の意向の強さがしこりのように現れているように感じて、なんだかつまらなく感じるときがあるのだ。こんなに毎試合、選手は頑張ってくれているのに。

仕事を見極めて起用するというより、自分のやりやすい人を選んでいる、まるで「おともだち内閣」にも似たプロ意識の低さを感じて、ふと、つまらなく感じるのだ。この固定感。ゲームとしての色っぽさにも欠ける。

田中や中﨑が調子を取り戻してくれたら、それはもう大歓迎です、もちろん。


スポンサーリンク


〔関連記事〕

フラットな選手評価
勝った気がしないゲーム