2025年3月30日

森・ハーン・栗林快投で開幕初白星も、劇場型ベンチ采配に不安


3月30日(日)、阪神戦(マツダスタジアム)、対0で、開幕初白星。

とにかく勝ててホッとしています。先発投手や監督が言いそうな言葉をファンも言う。

森翔平、ハーン、栗林良吏。今日のヒーローインタビューの選択はとってもよかった。それくらい、今日の試合の肝だった。

森8回途中無失点。4度の三者凡退、打たれたヒットは2本だけ。ピッチクロックがなくてもテンポよかった〜。

今日の阪神打線は「初日のカープ打線か?」と見紛うほど存在感なかった。森がそうさせた。


投手を助ける守備も再三あった。これもまた今日のよかったこと日記。

1回、ファビアンが近本光司のレフトフライをダイビングキャッチ! 昨日までファビアンのところに打球が行くとハラハラしたが、これは大きかった。グッジョブ。

3回にはモンテロが、近本のファーストゴロを逆シングルで好キャッチ。

8回、疲れの見えてきた森が、前川右京にデッドボール。梅野隆太郎ヒットで、ノーアウト1塁3塁。ここでハーンに交代(森の交代時については物申さずにいられない。後で!)。

木浪のセンターフライを、途中からセンターの守備についた二俣翔一がスライディングキャッチ! 間一髪のビッグジョブ! ベンチで森も喝采。


続く代打・原口文仁、空振り三振。近本セカンドゴロ。ハーンの火消しにしびれた。お立ち台で、森が帽子を取って、ハーンに「ありがとうございます」と深々とお辞儀をした気持ち(しかも2度)、わかる。

ハーン、実は今日が初のお立ち台。昨季、何度も私たちをしびれさせてくれたけど、やっとそのタイミングが。

9回、今季初のパッパラッパッパ〜🎵が球場に響く。栗林良吏が、中野拓夢・佐藤輝明・森下翔太を三者凡退。

石原貴規のミットにスィーンとおさまるコントロール、いいもの見せてもらいました。手術明け、開幕に間に合ってくれてありがとう。


ファビアンとモンテロ、途中出場の田村俊介にもそろって初ヒットが出た。でも手放しで喜べないことが二つ。

一つは、貧打ならぬ貧得点。11安打で2点か〜い。6回以外はすべてランナーを出していた。得点圏でなかったのは3イニングだけ。

1回、1アウト1塁2塁で、モンテロ併殺。3回、2アウト1塁3塁で、またモンテロに回るも、ライトフライ。

4回、 菊池涼介の犠牲フライで1点先制。続く石原ヒット、森が綺麗にバントで送って、2アウト2塁3塁で二俣サードゴロ。残塁豊作、また1点どまり

5回、1アウト1塁2塁で、代打・田村俊介がタイムリー!(モンテロは2塁上でタッチアウト)。

7回、小園2塁打も、モンテロ空振り三振(モンテロの名前多い)。8回にも得点圏で石原凡退。


投手陣と好守備のおかげで2点で逃げ切れたが、紙一重の場面があった。

テンポよく球数も少なく、マダックス達成?とさえ思われた森だったが、6回あたりからコントロールの精度と球の勢いが落ちてきた。

7回、フォアを出して森下翔太併殺と事なきを得たが、素人目にも疲れが見てとれた。それなのに続投。

8回、先頭打者の前川右京にデッドボール(ほらぁ)。梅野隆太郎ヒット、ノーアウト1塁3塁になって、ようやくハーンと交代。

二俣の守備とハーンの投球で乗り切ったが、追いつかれることも十分あり得た。

スリリングとドラマチックさは味わえたけど、ベンチの危機感のなさにびっくり。


試合後、新井さんは森の球数が少なかったのと(7回投了時点で80球)、1安打だったことで、何かあったらすぐハーンに交代と、森を続投させたと言っていた。

何かあってからじゃ遅いのに。勝って終われたからよかったものの、逆転される可能性と背中合わせだったのに。

新井さんは、結局は、選手(の状態)を見てないんだな、数字で判断するんだなとよくわかった。森のあの状態を見ていながら交代を進言しない投手コーチも心配。

8回のピンチは森が招いたものじゃなくて、ベンチが招いたもの。劇場型ベンチ、今年のカープ大丈夫なの?と思いました。
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阪神に開幕2連敗、ファビアン&モンテロが泥臭くも初打点


3月29日(土)、阪神戦(マツダスタジアム)、対3で、2連敗。

昨日は、たとえば楽天にサヨナラ勝ちしたオリックスに「岸田新監督に初勝利をプレゼント!」とか、メディアもいちいち大袈裟と思いつつ、プロ野球が開幕した喜びやお祭り感が伝わってきた。こっちはお通夜でしたけど。

開幕白星スタートの方が気持ちいいけど、負けてもその後勝ち越したらええねん。と、気を取り直していたが、早々に負け越し決定。

床田寛樹は2シーズンぶりのデーゲーム登板だとか。温かくなったら大丈夫かしら。水分不足で足攣ったりしないよう気をつけないと。


その床田、安定感あるテンポいい投球で、ポンポン進む。

スタメンは會澤翼が石原貴規に変わっただけ。昨日とほぼ同じ打順。

昨日は4安打完封負けだったが、今日はヒットはポコポコと9本。

3回、石原ヒット。も、床田のバントはピッチャー正面で併殺、シュゥゥゥ。と思えば、二俣翔一にヒット。つながりません、勝つまでは。

4回、小園海斗と秋山翔吾ヒットで、1アウト1塁3塁。ファビアンが併殺崩れのセカンドゴロで、初打点! カープにとっては貴重な1点!(サッカーか?)

スカッと行っていただけたらそれはもう嬉しいが、まず点を取ることが大事。石井琢朗コーチ(現DeNA)の教えを語りつごうね。


これで喜んでいてはいけない。5回、木浪聖也のタイムリーですぐ追いつかれる

5回ウラ、床田ヒット。なんという伸び伸びしたスイング、見ていて気持ちがいい。森下暢仁との競争が始まっています。

矢野雅哉と小園が連続フォアで、2アウト1塁2塁。モンテロはボールを見極め、フォアゲット、押し出しの1点。ファビアンに続いて、モンテロにも初打点! 2対1と勝ち越す。

スカーンと打ってもらえたらそんな最高なことはないけれど、むやみに打ち気に走る虚しい空振りを見るより、よかった。爽快感はおあずけだが、点を取ることが大事。


なおも満塁も、秋山見逃し三振で、1点どまり。昨日の會澤のポンコツなショートゴロと同様、象徴的なイニングだった。

しかし、床田、点を取ってもらった直後の失点が続く。6回、森下翔太の2ランですぐ逆転される

今季から野村祐輔の背番号19を受け継いだ床田。そういうところはオリックスに行ってしまった九里亜蓮の系譜ではないか(九里は新天地で初先発。2失点したものの、2点取り返してもらって負けは消えた。よかったな! チームは負けたけど)


7回、二俣ヒット、矢野バント、小園申告敬遠で、1アウト1塁2塁。またチャンスで4番モンテロ。は、空振り三振。

8回、秋山ヒット、菊池涼介バント、2アウト2塁で、代打・野間峻祥。昨日も得点圏で代打野間だった。

オープン戦好調だった堂林翔太を代打の切り札にと新井さんは言っていたが、堂林にもそんなに期待しているわけでもないのだが、のま? ショートゴロで3アウト。

9回、二俣ヒットで猛打賞。一つ一つは点のまま、そのうちつながって線になるかな(雨乞い?)。


今日、チャンスの場面でモンテロに長打が出れば最高だったが、イチローだって、大谷翔平だって、近藤健介だって、毎打席チャンスで打てるわけでなし。

それは気休めでも、能天気なのでもなく、それが野球というゲームだと思ってるんです。モンテロやファビアンにも、そう遠くないうちに快音が聞ける気がする。

そう思わせてくれるのは、昨年のレイノルズとシャイナーがあまりにあまりだったからだが(比較対象に問題が・・・)。

ソフトバンクだって2連敗。選手層は違うから安心材料にはならないが。

しかし、「代打・野間」のコールを聞いて、昨年の「代打・田中(広輔)」がすり変わっただけのような気がして、今後の経過を要観察。


阪神森下はヒーローインタビューで、「チャンスで来ることを想定しながら、常に練習から、ネクストからやってきたので、想定内のことが起きたなって」と、平然と。(「デイリースポーツ」)

自分がここで打つのは当然ですけど、何か?的な、自信に満ちていた。憎らしいほどのマインド。

昨年、小園が得点圏おばけだったとき、テレビの取材で「チャンスの場面で回ってきたら嫌だなと思う」と話していて、意外だった。まるでPK戦を嫌がるサッカー選手みたいで。

てっきり、「来た来た!」と喜んで打っているのかと思っていた。それくらい、チャンスの場面で気持ちいいくらい打っていた。小園もそれくらいのこと言っていい存在と思う。
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2025年3月28日

開幕戦、絵に描いたような完封負け。でも森下ちょっと待って!


3月28日(金)、阪神戦(マツダスタジアム)、対4。

さぁ、始まりました、野球見ながら夕ご飯を食べる季節が。このところ、球団とカープベンチへの不信感で体温低めな私でしたが、開幕となると、とたん気持ちが湧き立った。

しかし、見慣れた完封負けで絵に描いたように始まるとは。4安打とは。


初の開幕投手を任された森下暢仁。森下に開幕投手は似合う。私的には遅すぎたくらい。

その森下、開幕前日、「勝たないと意味がないと思う。毎イニング0点で帰ってこられるように頑張りたい」と言っていたのが気になっていた。(「デイリースポーツ」)

「勝たないと意味がない」「点を取られたくない」と思うのは、投手として当然のこと。

でも、カープの場合、「点を取られたら負け」と投手陣が強く刷り込まれるほど、打線の援護が薄かったここ数年。森下が「1点も与えまじ」と窮屈な投球にならないといいのだがと、気がかりだった。もう少しラクな気持ちで投げさせてあげられたらいいのにと思う。


1回、ライト方向に強めの風。佐藤輝明がライトスタンドに2ラン。はやっ。中野拓夢に与えたフォアも響いた。

阪神先発・村上頌樹は佐藤のホームランの後、ベンチで柔らかな微笑み。いいなぁ。余裕を持って投げられるこの環境よ。

初回に2失点。この時点で「(このチームでは)今日は負け」と森下は思ったんだろうか。

私もいつもならそう思いがち。しかし、今日は平坦というか、明鏡止水の心持ちでした。先日のカブス・ドジャース戦で、長いシーズンを見据えて、カブスのカウンセル監督が今永昇太に勝利投手の権利を忖度せず、さっと4回で降板させたを見て、安易に一気一憂するのはやめようと思ったの。

143試合全部勝つのって無理。リーグ戦は長いシーズン、勝ったり負けたりして進んでいくもの。途中、何が起こるかわからないですしね(結局、この日は見事に何も起こらんかったが)。

本日、森下フォア3つで球数かさむ。もって6回までかと思っていたら、7回2失点。キレキレではなかったけれど、そこは森下だった。


3回、7番・菊池涼介が初球を2塁打! 8番・森下がお手本のようなバントを初球で決めて、1アウト3塁(村上は5回にスリーバント失敗してました、ツーン)。

ここで會澤翼。の、力ないショートゴロのポンコツさは、今日の象徴的な場面だった。ランナー動けず。1番・二俣翔一はファウルで粘ったものの、空振り三振。

昨年、村上キラーだった5番・秋山翔吾は、7回にやっとヒットが出た。単打単打〜(登場曲のブルーハーツつながりでで)。


8回、塹江敦哉。2点ビハインドで塹江を出せるというのがカープの強み。のはずだったが、大山悠輔と前川右京のタイムリーで、2点上積みされた(そんな日もある!)。中﨑翔太が火消し。ジュ。

8回ウラ、代打・野間峻祥はショートゴロ。続いて、代打・田村俊介! は、初球をサードファウルフライ。腰砕けブルース。

9回、岡本駿がプロ初登板。初球ストライクの気持ちよさ。近本光司にヒットを打たれはしたが、早速の無失点デビュー。今日の「よかったこと日記」に書いておこう。


9回ウラ、村上続投。完投・完封だけは止めてぇぇぇ。

二俣セカンドフライ。矢野がフォア。今日、3打席とも初球から振ってこなかったノーヒットの小園海斗が、この打席では初球を振ってきた。これは行けると確信。行きました、最後にライト前ヒットが出た!

2アウト1塁3塁で、4番・モンテロ。行けー。う、セカンドフライ。

135球投げて疲れの見えてきた村上、あと1アウトというところで岩崎優に交代。

ロボット審判が導入されてたら、ヘルメットをポンポンしてリクエストしたくなるような低めの球で、秋山は見逃し三振。村上に完投されなかったことだけが救い。


それにしても打線に存在感がなかった。相手チームを威圧するマツダスタジアム名物の応援も、いまやDeNAにお株を奪われている感が(阪神の甲子園の応援は別格として)。

チーム4安打で、チャンスは3回と9回だけ(阪神8安打)。ファンには熱を帯びた応援をする機会も少なかったのだが。

今日はショート矢野のところに何度も球が飛んでいき、さばいてさばいて、2年連続ゴールデングラブ賞に向かっているのを確認。

森下は7回失点と仕事を果たした。本人は満足していないでしょうけれど、長いシーズン、1点でも取られたら負けなんて思わず、長い目で投げてくれまいか。ときに高僧のように泰然と(それ、大瀬良大地のキャラ)。

その長い目に打線が応えてくれるかどうかが一番の悩ましい問題だけれど(負けないで)。
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2025年3月26日

たとえばカープと日ハムの違い、鈴木健也と小園と矢野


今季、楽しみな選手の一人が、現役ドラフトで日ハムから移籍してきた鈴木健矢。

なんとなく人の出入りの少ない村社会イメージが強いカープにあって、パ・リーグ出身というのもフレッシュに感じるひとつ。しかも、いま球界で希少なアンダースロー。

宇佐見真吾は日ハムから中日へのトレード移籍を「天国から地獄」と例えていた。場を盛り上げるためのサービストークとはいえ、本音でもあるのでは?と思ってしまいそうな発言。(「ジャンクSPORTS」フジテレビ、1月26日放送)

エスコンフィールドという新しくて魅力的な球場から、「夏は暑いぞ」のマツダスタジアムへやってきた鈴木。シーズン終了後に「天国から地獄」だったかどうか、感想を聞きたい気持ちでいっぱい。


その鈴木のキャンプ中のインタビューが印象的だった。(「週刊ベースボール ONLINE」)

個人に任される部分が多かった日本ハムと違って、広島はチームで動く練習が多いところに一番違いを感じました

今季、中日から日ハムにFA移籍した福谷浩司も同じようなことを言っていた。

「チームに溶け込むために、頑張ってコミュニケーションを取ろうとはあまりしていないんですよね。最終的にはチームで戦っていくんですけど、みんな自分の生活がかかっているなかで練習しているので、各々で力を磨いています。しっかり自分のことに目を向けている選手がファイターズには非常に多いと感じています」(「Sportsnavi」)


この個が主体になっている感じ、メジャーっぽい? カープはいかにも日本的?

鈴木と福谷の記事のあとに読んだ、小園海斗と矢野雅哉の対談がまた興味深かった。(「中国新聞」)

二人が互いをリスペクトし合っていることが伝わってきて、読み応えあった。小園の打撃スタイルや1年目の話なども、強くおすすめです。


矢野「ずっと一緒にやりたいなという思いがあった。いずれ二遊間を組みたいなという話もしていた」

矢野「僕は小園がおってくれたからこそ成長できた。小園より打たなあかんし、守らなあかんし、走らなあかんという思いがあった。小園がいなかったら誰を目標にすればいいか分からなかった。小園という絶対的なショートがいたからこそ、それに勝ちたいと3年間やってきた。自分に火をつけられたので感謝している」

小園の存在あったからこそ、昨季の矢野の飛躍(矢野比です)があったのは側から見ていてもわかったけれど、こうして言葉にしてもらえて、深くうなずくものが。


一方、「遊撃を再び奪いたいという思いはないですか」との質問に・・・

小園「矢野さんはレベルが違う。ライバル心はない」

え〜、そうなの〜。小園のショートが見たい私はちょっと意外でした。

ただ、ポジションは立候補してなれるものではない。クラスの係を決めるのとは違いますから、ベンチが決めることですから(なので、坂倉将吾が捕手に専念したいと新井さんに直談判した話にはほんの少しだけしっくりこないところもある。坂倉は捕手として日本代表候補にまでなっているけれど)。

カープはチーム意識が強いのかな。カラーがあるんだなと思った。


鈴木はカープの練習について、「『走るよ』と聞いていましたが、日本ハムはそこまで走るチームではなかったので、少し社会人時代の練習を思い出しました」とも言っていた。

そういえば、YouTubeの練習風景で、坂道ダッシュの後、チームメイトにかかえらながらヘロヘロになって歩いている鈴木を見た記憶が。

昨年、下剋上で日本一になったDeNA。「(オリックスから)横浜に来てよかったね」と南場オーナーに声をかられた中川颯。

鈴木が「カープに来てよかった」と思える1年になるといいな(そわそわ)。
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2025年3月25日

林晃汰が開幕2軍、「変革やるやる詐欺」にあった気分


開幕まであと3日。

昨年に続き、投手陣は、森下暢仁、床田寛樹、大瀬良大地、玉村昇悟、森翔平、ドミンゲス・・・と楽しみな先発ローテ候補(大瀬良のスロー調整はちょっと気がかり)。

ドラ3の岡本駿も1軍スタート。現役ドラフトでに日ハムから移籍のアンダースロー・鈴木健矢もいるし、常廣羽也斗やドラ2の佐藤柳之介も控えている。森浦大輔、ハーン、塹江敦哉ららら、投手陣には充実感が。

昨年、打線の援護がなく、煮湯を飲まされ、辛酸をなめさせらたカープ投手陣。もうこれ以上、「投げれど投げれどなお、わが投球報われず、ぢっと手を見る」なんて、石川啄木みたいな気持ちにさせないでほしいです。


林晃汰が開幕2軍というニュースにはがっくりきた。

羽月隆太郎は1軍へ。羽月は代走のエキスパートとして、相手チームで足を撹乱させてほしい存在だけど、オープン戦で連続ホームランを放っていた林を落とすとは。

ポジションの枠の関係上、苦渋の選択かもしれないけど、今年のカープの目標は点を取ることなのに、そこを落とすのかと。

開幕ワクワク度が目減りしてます。「変革やるやる詐欺」にあった気分です。肩透かしに合うのは想定していましたけど。


開幕してからも競争は続く。で、随時フラットに入れ替えしてくれるのならいいけれど。

「オープン戦とシーズンは別物」は何度もここでも書いたこと。新井さんもオープン戦を終えた後、そう言っていた。

ほんとに別物という試合を見せてくれるのか、それもあと3日以降にわかること。


3月23日の「サンデーモーニング」で、上原浩治さん(と岩村明憲さん)がファンに向けて、カブスとドジャースの東京での開幕戦の盛り上がりを日本のプロ野球でもお願いしたい的なメッセージを送っていたことに違和感。

それ、ファンにお願いすることじゃないです。思わず応援したくなるプレーを選手がすること、球団とNPBがそのための環境を作ること、そういうプロ野球界であることが盛り上がるのには必要なことなのに。

セ・リーグは依然としてDH制の導入を棚上げしているし、NPBはビデオ判定の環境を変えないでレベルの低さを感じさせたままだし(カメラの台数を増やしたり、ビデオ判定する専門スタッフを置こうとしない)。


その点、3月23日の「サタデースポーツ」での、開幕前の恒例「セ・リーグ監督会議」。最後に、ファンに向けてのメッセージを突然指名されたヤクルト・高津監督は、「プロ野球を盛り上げるためにがんばっていきたい」的なことを話していた。

当事者としての言葉だなと思った。野球ファンがプロ野球を見るのが当たり前と思ってくれるな。カープを応援してきた私ですら(応援歴は長くはないですけど)、今年、カープを応援し続けられるのか、自信がない(球団に魅力を感じない)状況なんですから。

林、これにモチベーションを下げることなく、上がってくるのですよ、待ってますよ。選手まで魅力を失ったら、もうプロ野球を見る気がしなくなりますから。選手が一番!
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2025年3月23日

オープン戦は下から2番目。そんなことより問題は得点数ワースト!


3月23日、オープン戦全日程終了。結果は12球団中、阪神とタイで10位。下に見えるはオリックスだけ。

1  日本ハム
2  西武
3  ヤクルト
4  ソフトバンク
5  ロッテ
6  DeNA
6  巨人
8  中日
9  楽天
10  阪神
10  広島
12  オリックス


オープン戦の順位はシーズンの順位に直結しないので、いいんです。ここで順位よくても、シーズンで力出せなかったら意味ないですから。

ただ、得点数が「34」と最下位なのは、とってもカープらしい。カープど真ん中!

ちなみに、得点数トップは「64」のソフトバンク。これもまたソフトバンクらしい!(いいですね・・・)


大相撲春場所、千秋楽。12勝3敗で並んだ優勝決定戦、大の里(24歳)が高安(35歳)を制した。

場所中のインタビューで、高安が「長くやっていることで引き出しが増えているのを実感している」といった内容の話をしていた。

パワフルな若手を速球派のピッチャーにたとえたら、高安は技巧派。球は速くなくても見せ場を作ってもらえれば。

いつも、いいとこまで行ったのにあと1歩で優勝を逃す・・・というバイアス(いえ事実なんですが)を払拭する場所になるといいなとひそかに応援していた。


対戦成績も高安に分があったので、苦手意識なくいければと願っていたが、またしても優勝には手が届かなかった。これで9度目なんだとか。

ノーヒット・ノーランのチャンスを3度逃した西口文也さん以上の「またしても」。

バイアスと言えば、カープの「ソフトバンクに負けて当たり前」みたいなのも塗り替えたい・・・(ぽそ)。オープン戦最後のソフトバンク3連戦は1勝2敗。


昨日のファビアンの2ランは美しかった。昨年のレイとシャイナーが底値的だったので、今年はモンテロとファビアンに期待してもいいですか?

3月21日は5対1(ソフトバンク5安打、カープ8安打)、22日は1対2(ソフトバンク3安打、カープ6安打)、3対1(ソフトバンク、カープともに8安打)。

打てども点が入らない散発打線は変わらず。今日も今日とて、チャンスはあったが、1回、2塁3塁でモンテロ併殺。3回、満塁で小園海斗併殺。5回、2塁3塁で小園レフトフライ。

オープン戦とシーズンは別物と心得ているけれど、この点のとれなさ。開幕したらすぐ解消されると思えない。そんなマジック起きたら喜びます。道は長いぞ。

新井さんが、遠回りしてでもその道を目指してくれればいいのだけど(心配はそこ!)。
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2025年3月21日

清水残してほしかった、新井さんが痛み避けてどうする?


3月18日と19日、カブスとドジャースのMLB東京シリーズが終わった。

アメリカでの全30球団の一斉開幕は3月28日(日本時間)。この時期の飛び地での開幕はプレシーズンのような様相も呈していたが、いつものセ・リーグ村の野球とは違った空気を楽しんだ。

カメラワークのせいなのか、鳴り物の応援がなくてワチャワチャしてないからなのか、球場(東京ドーム)が凛として広く感じた。


日本スタイルの応援は応援で感動することが多々あるのですが、鳴り物がないMLBスタイルも「野球を見に来た」って感じでいいなと思う。

いや、球場の空気が凛として感じたのは、応援の違いというより、選手から出ているものかもしれないです。

ピッチクロックは試合が長引かず、身体にやさしかった。これもまた試合が引き締まって見えた一因? でも、間合いの妙はないので、味気ないというか、趣はなかったというのも正直な気持ち。


で、19日。カープの西武とのオープン戦はどうだったのかな? と夜、試合結果を見て、わ~。予想を超える、10対0の完封負け

西武15安打、カープ6安打。大瀬良大地3失点、中﨑翔太と島内颯太郎が2失点、栗林良吏も3失点。ほーん。

今年こそは巻き返してほしいと、西武は応援しているチーム。西武が元気そうなのは嬉しいが、オープン戦ですので。本番が大事ですので。まだ喜びませんよ。

今年こそは点を取ってほしいカープ。打線が元気ないのは悲しいを通り越して乾いた笑いが漏れますが、オープン戦ですので。本番が大事ですので(無表情)。


3月18日のカブス・ドジャース戦。先発の今永昇太は4回無失点で降板。フォア4つ出して球数少し多めに。それでも69球でしたが、まだプレシーズンのような時期。162分の1の試合、これから先は長い。

MLBでは、投手は勝ち数より、ローテを守れるかどうかが最重要事項とは時に聞く話です。だから黒田博樹は偉大だった。丈夫だった!

長いシーズンを鑑みて、日本での凱旋勝利なんてものにこだわらず、今永をスパーッと交代させるドライさというか、合理的なところが気持ちいい。見習いたいと思った(新井さんにもぜひ見習ってほしい)。

勝った負けたでファンは一喜一憂してしまうけど、長い目でシーズン戦えることと、その結果が大事。日本のプロ野球が開幕してからも、ドーンと構えて見ていきたいと思った。


だがしかし、21日からカープ選手の入れ替え。高太一、石原貴規、磯村嘉孝、大盛穂が1軍に。大道温貴、清水叶人、高木翔斗、中村健人が2軍に。

これが開幕メンバーとは決まったわけではないが、清水叶人は残してほしかった。経験積ませてほしかった。

新井さんが「痛み」に我慢できてないってことなのかな。結局は規定路線なのかな。だとしたら、つまらないです。応援する熱量がじりじり下がっている自覚症状。
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2025年3月19日

ベテラン野間自動昇格の甘さ、常廣も奨成もチャンス活かせず


3月18日、西武とのオープン戦(ベルーナドーム)、6対で完封負け。

このところ2年に1度、ベルーナでの交流戦を見に行ってます。今年はカープがベルーナに来ない年。寂しい。

だったが、おっ。オープン戦があったではないですか。しかも、常廣羽也斗と隅田知一郎の投げ合い。

行きたい、でもまだ寒い(身体弱い)と諦めていたが、「行かなくてよかった」という結果に。


負ける日だってあるさ。勝ち負け以前に、球場に足を運ぶこと自体がわくわくする時間。でも、ファンに「行かなくてよかった」と思わせるなんて、プロとしてひどいです。

3月15日のロッテ戦もだったが、種市篤暉や隅田、いい投手になるとパタリと打てなくなる。

昨年6月12日、森下暢仁のカープのユニフォーム姿を見るのも、私にはもう最後かも(2年に一度の観戦ペースなので)くらいな気持ちで楽しみに出かけたこの日、森下5回5失点。

そんな日もあるけども。あろうことか、隅田に99球で完封された、稀に見る見どころない試合だった。デジャブ。


チャンスをもらった常廣もなぁ。昨年、私の中では新人王を獲るはずだったのに(いえ、今年でもいいんですけども!)。

それを思うと、森下や栗林良吏は1年目から主力になっていた。たいしたものだなと改めて思う(佐々岡さんの置き土産)。

中村奨成が2軍へ、野間峻祥と入れ替わる。奨成の降格はやむなしです。奨成もなぁ、チャンスだったのにな(まだこれで終わりではないけども)。


開幕控えて、「満を持して」みたいな野間の登場。これは「野間が万全な状態で登場」というより、チャンスを与えた若手が振るわなかったので、お約束通りベテラン勢を上げてきましたみたいな、ベンチ側にとっての満を持してに見える。

「今年はホームランを5本以上打つのが目標」などと無邪気に言うベテラン(本人にはその意識はないようですが)、います? 小学生の目標か?(「デイリースポーツ」)

ホームランバッターでないにせと、「5本」という志、低すぎるにもほどがある。森下や床田寛樹が「今年はホームラン打ちたい」というのとは訳が違う!「5本」だったら、わざわざ公衆の面前で言わないで。せめて心にとどめておいて。


そんな発言をわざわざ記事にするメディアもメディアです。チームの主力(と私は認め難いですけど)の甘い発言をそのまま流す生ぬるさ。

野間を自動的に(私にはそう映ってしまう)1軍に上げるカープベンチには、今年も本気でチームを変えていく気があるのかどうか、不信感はくすぶったままです。

さすがにスタメン起用はなかったことが小さな救いだったかな。
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2025年3月17日

つい見てしまう大谷翔平の打席(誠也もね)


明日(3月18日)、東京ドームで、カブス対ドジャースの開幕戦。こうなると、またメディア(テレビ)が大谷翔平一色モードになってきて、辟易します。

これ見せとけば視聴者が喜ぶとでも思ってるんでしょうか(他に大事なニュースがいっぱいあるじゃろがーい)。一番エモーショナルなのは、試合のライブ中継だ!

そういう便乗ものは見たいと思わないけど、3月15日と16日に行われた巨人と阪神とのエキシビションゲーム、大谷の打席は見てしまう(鈴木誠也の打席もです)。そうさせてしまうのが、スーパースター。


昨年のワールドシリーズ、大谷と山本由伸のおかげでほぼ全試合見たので、ドジャースの選手にも自ずと親しみが。エドマンが、フリーマンが、ヘルナンデスが〜。ベッツが体調不良のため不在で、寂しいです。

2017年、カープに在籍していたブレイシア。昨年、ドジャースで、ワールドシリーズにも登板したが、今季からカブスに移籍。誠也と再びチームメイトに。

登録名がブレージャーになっていた。もちろん新しく知る人の楽しみもあるけれど、知っている人が多いと、なお楽しい。


移動の疲れも残るカブスとドジャースにしてみれば、この2戦は身体ならしのようなものと思われます。そら、負けず嫌いの集まり同士、どんな試合でも負けたくないだろうけど、ケガしないことが一番。

そんな状況でも、大谷が打席でスイングするだけで、歓声があがる。なんだか東京ドームがいつもより広く感じる。そこにいるだけで空間を別ものに感じさせる、それがスーパースター。

巨人戦では戸郷翔征からホームラン。どこまでもファンの期待に応える。存分に楽しませてもらった2023年のWBCを思い出す。


そのWBCの強化試合で、大谷に3ランを打たれた才木浩人が16日、ドジャース戦に先発。5回無失点。

絶対リベンジする、乗り越えると、この2年間を過ごしてきた才木の気迫がすごくて。リーグ戦以上に力を出している感じがした。

レベルの高い相手と対戦することで、また1つステージをあげた見本のようなものを公開で見せてもらった気分。

相手にとっては身体ならしのエキシビションゲームとはいえ、阪神はカブスとドジャースをともに3対0で完封(巨人は連敗)。


15日のカブス戦、プロ3年目20歳の門別啓人の5回パーフェクトピッチングも素晴らしかった。

阪神との試合はお客さんを満足させたのでは? カープだったら、満足させられたかしら。できたかもしれないけれど、なんとなく心細くなるチーム状況。投手はいいんですよ、投手は。

MLBはアメリカに戻ってからが本番、東京シリーズは余興的な意味合いも濃いけれど、生ぬるくないライブが見られたら嬉しいです。

カーショウが黒田博樹と再会できたという話も、いまだに嬉しくなるのでした。(「日テレNEWS」)
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2025年3月14日

結局はベテランありき? 年功序列の香り消えず


3月14日、ロッテとのオープン戦(マツダスタジアム)、対0で、勝ちました。

森下暢仁と小島和哉の開幕投手対決(小島は3年連続開幕投手)。森下5回無失点、立ち上がりは三者連続三振と上々、気合い入ってます。

完封されることが多いカープですが、今日は立場逆転。ロッテはドラ1西川史礁の1安打のみ。6回以降は、ドラ3岡本駿、島内颯太郎、栗林良吏とつないで無失点リレー。今日も投手は充実!

オープン戦ではDeNAの次に打率が低いロッテ。まだ本番ではないけれど、他人事と思えません。


5回、秋山翔吾のタイムリー。6回、2試合連続、林晃汰のホームラン! 7回、菊池涼介のホームラン。林が猛アピール。

カープは今のところ、ソフトバンク、ロッテと並んで、ホームラン7本で12球団トップタイ。

昨季52本でリーグ最下位(トップのヤクルト103本の約半分)だったことを思うと、オープン戦とはいえ、う、嬉しい。どうぞシーズン始まって糠喜びとなりませんように。


ローテは、森下、床田寛樹、大瀬良大地の3人が決定。残りの3枠を、玉村昇悟、森翔平、常廣羽也斗、ドミンゲス、佐藤柳之介が争うことに。

3月12日のDeNA戦、大瀬良はスロー調整という感じで、あれを見ただけでは開幕ローテをまかせたいとは思わないが、積み上げてきた実績と信頼あってのローテ当確。

もし、残りのオープン戦での登板がシャキッとしなかったら、それこそベテラン枠撤廃でも私は全然平気です。むしろ面白そう。

でも、大瀬良は間に合わせてくる気がする(という信頼を得ている)。シーズン始まって仮にシャキッとしないこと続きだったら、フラットに入れ替えすればよいこと。


今日からのロッテ3連戦が、開幕1軍メンバーを見極める最終段階に入る模様(「デイリースポーツ」)。

3月12日までは、若手中心でスタメンを組んできたが、いよいよ若手の門も狭くなってくる。

でも、こういうのを聞くと、所詮ベテランが基本路線で、そこに若手がどう食い込んでくるかという基本構図なんだなと、つまらない気持ちが復活する。


投手陣はいいんです。たとえば大瀬良。まだ1回の登板で、これぞの内容と結果を出してはいないけれど、大瀬良には任される実績と信頼がある。とりわけ昨年はノーヒットノーラン達成、防御率も1点台。

一方、野手陣。秋山翔吾と菊池涼介には大瀬良に次ぐ信頼はあります(で、シーズン中は引き続き若手と競い合ってほしい)。會澤翼の登用も、坂倉将吾離脱の現況から理解できます。

でも、野間峻祥、上本崇司、松山竜平、田中広輔らを大瀬良と同等に考えられるだろうか。

若手が振るわなかったら、彼らに当たり前のように枠が与えられるとしたら、最後にはちゃんと年功序列という席が用意されている空気が漂っていて、スッキリしないです。

それを覆してくれるほどのプレーを見せてくれたら、もちろん拍手を送りたいです。若手も、ベテランも、年齢関係なく。
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2025年3月12日

若手お試しラストウィーク? 田村・林・末包が爪あと残した!


3月12日、DeNAとのオープン戦(横浜スタジアム)、カープ13安打で、2対

本日のスタメン。

1 二俣翔一(ショート)
2 ファビアン(レフト)
3 末包昇大(ファースト)
4 モンテロ(DH)
5 韮澤雄也(セカンド)
6 中村健人(ライト)
7 中村奨成(センター)
8 林晃汰(サード)
9 清水叶人(キャッチャー)


活躍してほしい若手と新外国人で揃えてきた!(5番韮澤?とは思ったけど)

しかも、大瀬良大地の日にスタメンマスクは會澤翼ではなく、清水。

これはいよいよ若手が開幕1軍のふるいにかけられる最終段階、若手お試しフェア、ラストウィークか?

と、盛り上がるこちらとは裏腹に、「我も我も」の熱を感じないのは曇天と小雨のお天気のせいだけでしょうか? 

それもこれも新井さんが2年間、若手にチャンス与えない空気を作ってきたからだー。と、ファイヤーしかけた試合だったが、思いがけない展開に。


1回、二俣が先頭打者ヒット(「ハ・キ!」を受け継ぐのは君だー)。末包も続いて、2アウト2塁3塁で、韮澤はピッチャーゴロ(だからなぜ韮澤が5番?)。

4回、2アウト1塁3塁で、林はキャッチャーフライ。はーやーしー、いま絶好の売り出しチャンスなのに。

大瀬良は今季初登板で、3回2失点。2回までボール先行。球の具合もいかにも調整登板という感じのゆっくり調整ですが、開幕に間に合わせてくれたらいいです。


5回、田村がライト方向に2塁打。田村のきれいなスイングが見られた。「今日の(数少ない)よかったこと日記に書いておこう」と思っていたら、後半、じりじり打線にエンジンかかった。

7回、林、途中出場の髙木翔斗、田村が連打で満塁。5回から守備についていた矢野雅哉の併殺崩れのセカンドゴロで1点!

これで終わったら切ないわぁ。いつもの呆れたカープだわぁ。のところに、末包のレフト前ヒットで2点目!(この1球前のファウルフライをDeNAの若い選手がとれなかったことに助けられた)


8回には林の2ラン! ビューティホー!

9回には田村のライナー性のソロホームラン! 矢野フォア、末包2塁打、ノーアウト2塁3塁で、代打小園海斗が犠牲フライで6点目!

もう一押ししたいところ、奨成はセンターフライで試合終了。

相手投手との兼ね合いもあるけれど、活躍してほしかった田村、林、末包が今日は結果を出してくれた。

スタメン完走した奨成はノーヒット(韮澤も)。ふるいの目が粗くなったか、あわわわわ。

こういうスタメン続けて見ていけるよう、みなに爪あと残してほしい。オープン戦もあと少し。
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2025年3月11日

モンテロの一発で無得点は止まる。投手は充実、打線は低迷、今年もセット?


3月11日、DeNAとのオープン戦(横浜スタジアム)、2対で負け。

今日は点が入りましたー。4回、4番モンテロがジャクソンから、胸のすくような先制ソロホームラン! これで無失点記録は止まった(連敗は止まってない)。

1回、ファビアンが2塁打。13打席ぶりのヒットです(オープン戦で2安打目)。4回、センター方向の打球は桑原将志に追いつかれてしまったけど、ジャクソンキラーとして、どうかしら?(ポジティブ~)

昨年のシャイナーとレイノルズのおかげで、外国人選手への期待値がかなり控えめになっていますが(なんという比較レベル)、モンテロとファビアン、どうぞカープを盛り立ててください。よろしくお願いします!


5回、高橋昂也が筒香嘉智にフォアの後、宮﨑敏郎が逆転2ラン。

それ以外は、床田寛樹、鈴木健矢、河野佳、森浦大輔、塹江敦哉と、安心して見ることができた。カープ投手陣の充実ぶりを感じます。これも打線の低迷とセットで昨年と地続き。

今日の昂也はテンポよくなかったけど、またこうして1軍のマウンドで昂也を見ることができるのは感慨深いです。マウンドに上がり続けられるよう、もうひと踏ん張り!


DeNAは牧秀悟と宮﨑の2安打だけ。物足りないDeNAファンもいたかもしれない。でも勝ちましたから。

カープは6安打。7回、途中出場の期待控えめだった山足達也が7回と9回にヒット出塁。も、林晃汰と二俣翔一が併殺。

得点圏は、1回、ファビアンの2塁打と、8回、矢野雅哉の2塁打だけ。走者が進塁することはありませんでした。


昨年からの点の取れなさには呆れているけど、こういうのは一朝一夕にはいかないことも理解。

ただ、この状況をわかっているのに、球団もテコ入れなし続き。それを受け入れている新井さん。

昨年、西武はパ・リーグ最下位、首位ソフトバンクと42ゲーム差と散々な成績でしたが、だからこそ外部からコーチを招き、新しい風を取り入れてようとしている。すごくうらやましく映ります。(「日刊スポーツ」)


こうも情けなくつまらない試合を続けていると、佐々岡さん時代に続き、カープの評判が地に落ちそう。同じことを繰り返して何の工夫もないとは。

何度も言ってますけど、オープン戦と本番は別物。今は静観してます。開幕後もこの調子だった暁には、そのときは思いっきり文句言わせていただきます。

んー。文句言いたいほど愛情が残っていれば、だけど。
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2025年3月10日

プロ野球界のプライドがうっとうしい、そして小園の起用について


3月7日、東大と横浜高校の野球部が、大学と高校の垣根を越えて練習試合をしたというニュースは興味深かった。

東大主将の杉浦海大の母校・湘南高校は、毎年横浜と定期戦を行っている。そこで、湘南の監督を通じて、横浜との練習試合が実現。

高校のトップレベルにある横浜との対戦は東大にとっても得ることがあるだろうと始まった試合も、13対1で横浜が圧勝(しかも7回表終了時に日没コールド)。

東京6大学最下位の東大とはいえ、ここまで差が開くとは。でも、普通はない大学と高校の対戦。東大野球部だからこそ、野球に関して妙なプライドがないからこそ、成立したんだと思うと、なんか清々しい


常々、サッカーの天皇杯のように、
野球にもプロとアマが同じ土俵でタイトルを争う公式戦があれば面白いのにと思う。

でも、プロ野球界にはメンツがあるから、実現はしないでしょう。そんなプライドなんてなければ、野球界がもっと面白くなるのにと思う。何様?

そんなところからも、何かとサッカー界の風通しのよさを感じます。


プロ野球では、年々メジャー移籍する選手が増え、日本のプロ野球の選手層が薄くなると嘆く球界OBの声が時々聞こえてきます。

サッカー界では、むしろ海外移籍組が増えることで、日本のレベルが上がると歓迎されているような気がします。

もしかしたら、サッカーファンの間では、Jリーグの選手層が薄くなると懸念する声も出ているのかもしれませんが、サッカーの近くにいない私の耳に届いてくるほどの話題にはなっていないような。


それはやっぱり、サッカーには「ワールドカップ」という世界標準の舞台があるからなんだな、と。ワールドカップで上位を目指すためにも、個々の選手のレベルアップは必須だという認識があるんじゃないか、と。

野球にもWBCはあるけれど、サッカーW杯のような世界を巻き込むイベントにまでなってない。局地的でガラパゴス。だから、いまだ海外移籍組に対する了見の狭い意見が出てくる。

スターが続々いなくなるのは野球ファンにとっても寂しいは寂しい。でも、森下暢仁や小園海斗がカープを出て行っても、私は喜んで送り出したいです。レベルの高い環境で野球をしてほしいと思ってます。


3月8日のヤクルトとのオープン戦で、サードでスタメン出場した小園は、6回からセカンド、8回からファーストの守備についた。

さすがにファーストスタメンの線はないけれど、「いろんなことを想定して」「やっぱり小園には最後までグラウンドに立ってほしい」と、新井監督。(「スポーツ報知」)

小園とて定席はないし、特別扱いされる理由もない。でも、小園はいまやチームの顔。小園の打撃への期待あってのこととはいえ、ポジションをコロコロ変えられて、大事にされてないなぁと思う。

こと小園に関しては、真っ当な評価してくれる場所で思いっきり野球をしてほしいと思う。
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