明日(3月18日)、東京ドームで、カブス対ドジャースの開幕戦。こうなると、またメディア(テレビ)が大谷翔平一色モードになってきて、辟易します。
これ見せとけば視聴者が喜ぶとでも思ってるんでしょうか(他に大事なニュースがいっぱいあるじゃろがーい)。一番エモーショナルなのは、試合のライブ中継だ!
そういう便乗ものは見たいと思わないけど、3月15日と16日に行われた巨人と阪神とのエキシビションゲーム、大谷の打席は見てしまう(鈴木誠也の打席もです)。そうさせてしまうのが、スーパースター。
昨年のワールドシリーズ、大谷と山本由伸のおかげでほぼ全試合見たので、ドジャースの選手にも自ずと親しみが。エドマンが、フリーマンが、ヘルナンデスが〜。ベッツが体調不良のため不在で、寂しいです。
2017年、カープに在籍していたブレイシア。昨年、ドジャースで、ワールドシリーズにも登板したが、今季からカブスに移籍。誠也と再びチームメイトに。
登録名がブレージャーになっていた。もちろん新しく知る人の楽しみもあるけれど、知っている人が多いと、なお楽しい。
移動の疲れも残るカブスとドジャースにしてみれば、この2戦は身体ならしのようなものと思われます。そら、負けず嫌いの集まり同士、どんな試合でも負けたくないだろうけど、ケガしないことが一番。
そんな状況でも、大谷が打席でスイングするだけで、歓声があがる。なんだか東京ドームがいつもより広く感じる。そこにいるだけで空間を別ものに感じさせる、それがスーパースター。
巨人戦では戸郷翔征からホームラン。どこまでもファンの期待に応える。存分に楽しませてもらった2023年のWBCを思い出す。
そのWBCの強化試合で、大谷に3ランを打たれた才木浩人が16日、ドジャース戦に先発。5回無失点。
絶対リベンジする、乗り越えると、この2年間を過ごしてきた才木の気迫がすごくて。リーグ戦以上に力を出している感じがした。
レベルの高い相手と対戦することで、また1つステージをあげた見本のようなものを公開で見せてもらった気分。
相手にとっては身体ならしのエキシビションゲームとはいえ、阪神はカブスとドジャースをともに3対0で完封(巨人は連敗)。
15日のカブス戦、プロ3年目20歳の門別啓人の5回パーフェクトピッチングも素晴らしかった。
阪神との試合はお客さんを満足させたのでは? カープだったら、満足させられたかしら。できたかもしれないけれど、なんとなく心細くなるチーム状況。投手はいいんですよ、投手は。
MLBはアメリカに戻ってからが本番、東京シリーズは余興的な意味合いも濃いけれど、生ぬるくないライブが見られたら嬉しいです。
カーショウが黒田博樹と再会できたという話も、いまだに嬉しくなるのでした。(「日テレNEWS」)