2025年5月31日

一生やってろ? 大竹に負けリフレイン、床田快投なのに不毛、9回ショート小園の躍動


5月31日(土)、阪神戦(マツダスタジアム)、

今季6度目の完封負け。大竹耕太郎はマツダスタジアムで8連勝、対カープ通算11勝1敗。

「今日こそは」と見守るも、また打てず点取れず。もう一生大竹にやられてろと思いました

1週間前、雨でDeNA戦が中止になったため、大竹の投げる中日戦を見てみたが、先制され、テンポも悪かった。なのに、カープ戦ではいつものらくらくスイスイ投球に戻っていた。


床田寛樹、8回1失点打たれたヒットは2本だけ。大竹の4本より少ない。ただ、5回に打たれたその2本、ヘルナンデスと木浪聖也のヒットが得点につながった(ある意味、すごい)。

床田の投球も素晴らしかった。テンポよかった。97球で降板したが、打席が回ってこなければ完投できそうなくらいだった。8回1失点2安打で負け投手になるって、これ以上どうしろと?

5月25日のDeNA戦では中7日、今日は中5日。そんなこと、まったく感じさせない床田だった(大瀬良大地と違って)。

しかし、そこまでして大竹の日に床田をぶつけて報われないとは。いっそ大竹の日は、新人投手とか、お試し枠で行くことにしたらどうかと思ったくらい。それくらい不毛だった。

勝ち投手になってもおかしくない床田だったが、悲しいほど笑っちゃうほど援護がなくても、悲壮感がないのには救われる(森下暢仁と違って)。


スタメンマスクは石原貴規。1軍復帰から出ずっぱりだった坂倉将吾の休養日?

とも思ったが(休みが必要だ、by奥田民生)、「打線じゃなく守備のことを考えて。(先発が)床田なので、今日は守りを固めたかったので」と、新井さん。(「東スポweb」)

たしかに、昨日の坂倉、山なり送球、パスボールと、いただけないものがあった。

5月22日のヤクルト戦、大瀬良の先発の日に「ゴロが多いので」という理由で、小園海斗をスタメンから外したこともあった。

得点(攻撃)より、失点防ぎ(守り)重視か。そら、点が取れないわけです。


小園はサードスタメン。ショートは矢野雅哉。矢野は8回、また代打(佐々木泰)を出される。何度も言うが、順番が違う。それなら最初から佐々木を出してくれー。

小園は9回、ショートの守備に着く。1アウト3塁で、森下翔太のショートフライを背走しながらキャッチ! 2アウト1塁3塁では、熊谷敬宥のショートゴロをダイビングキャッチからのすかさず送球でアウト! 

これは中﨑翔太、助かったー。最小失点の1点にとどまった。

ベンチに戻ってから、みなが小園を讃えていた。ベンチがパ〜ッと明るくなる。マウンド上でも小園を讃えていた中﨑は、ベンチでももう一度。この臨場感。藤井ヘッドも笑顔で声をかけていた。

9回の小園、躍動していた。なんか自分の場所に戻ったみたいに。見てくれましたか、新井さん。ショートは矢野雅哉の聖域ではないです。藤井ヘッド、進言して!


8回ウラ、床田の代打・堂林翔太が大竹から2塁打、堂林グッジョブ!

代走・羽月隆太郎と仕掛けたが、代打・野間峻祥サードゴロで、3塁狙った羽月はタッチアウト。

昨日の、ファビアンと激突した矢野もだが、自分がなんとかしなくてはと、周りが見えずチャンスを潰す結果になった。足が速ければ代走のエキスパートになれるというわけではない。


ヒーローインタビューは大竹。マツダスタジアムでのびのび8連勝。絶対気分よかったと思うけど、表面上はそんな素振りもなく、意外と好感持てた(だっていつも見下すように投げられてるから)。

昨日の村上が「森下投手とは4度目の対戦になりますが」と向けられて、「よく当たるなぁと思いながら投げました」と、実に失礼な感じがした。実際、それほど森下を怖がっていないということなんだろうけど(いいのか、このままで森下?)。

それを思うと、大竹からは相手投手(床田)への敬意も感じたし、村上よりよっぽど好感持てた。食わず嫌いしないで、ちゃんと最後までインタビュー聞いてよかった。

しかし、中日対策でスコアラーを総動員しているなら、大竹対策も何とかしていただけまいか。もちろん選手自身も。

明日は、伊原陵人の生意気なヒーローインタビューを聞かずに済むよう、打ち勝ってほしいです(=打ち勝てるオーダーを組んでほしいです)。

2025年5月30日

また村上の掌の中、最後の打者になった佐々木の悔しそうな姿が希望


5月30日(金)、阪神戦(マツダスタジアム)、

抜け出せそうで抜け出せない、また村上頌樹のゆるやかな蜘蛛の巣につかまった。

森下暢仁と村上の開幕投手対決は4度目にして、森下の1勝2敗1分け。

村上7勝1敗、森下3勝5敗と差がついた。相手チームとの巡り合わせや打線の援護も大いに関係しているけれど、森下の吸引力の低下というか。

森下の1年目、今の佐々木泰のようにギラギラしてたのに。負けない自信のようなもので満ちていたのに(カープに侵食されたか・・・そんなの、ダメ絶対!)。


2回、坂倉将吾とモンテロの連続2塁打で1点先制!

しかし、追加点が入らないパターン。村上からカープ3安打。

村上キラーの秋山翔吾はノーヒット。前回、スローボールで釣り上げられ雪辱を誓った末包昇大もノーヒット。森下が開幕から1安打というのも寂しい(おいおい、それは話が違う)。


5回、近本光司タイムリーで同点に。中野拓夢にもヒット。森下翔太の打球をファビアンと矢野雅哉が交錯して落球、その間に2点追加される

ファビアンが手をあげてOKサインを送るも、矢野が読み取れず、自ら捕りに突っ込んでくる形に(矢野にエラーがつく)。

しばしファビアンは立ち上がれず、衝撃が走った(ファビアンは6回の打席に立ったが、7回からは中村奨成と守備交代)。


矢野は4回、2アウト2塁3塁の場面で、ヘルナンデスのショートゴロを素手で捕って、ジャンピングスローしてアウトを取るという素晴らしいプレーがあった。

矢野にしてみれば、守備が頑張りどころ、見せどころ。それがファビアンとの激突につながったようにも見えた。

相手投手との相性(右左案件)で、矢野と菊池涼介、秋山と奨成は併用されているようだが、今日、矢野ショートスタメンと知ったとき、また落胆させられた。

7番佐々木泰の強いスイングを見た後、8番矢野の打席はプロとして辛いものがある。守備での貢献もいいけれど、それで打撃が帳消しにされるわけではない。起用する側にも問題があるが。


6回以降、互いに譲らないような投手戦=カープに点が入らない。森下、8回3失点(自責1)。4月18日以来、勝ちがつかず、今日もベンチで浮かない顔。

9回、鈴木健矢はいきなりフォア&坂本誠志郎を申告敬遠。鈴木は「ランナーは出すけどゼロに抑えるのがスタイルなので」と言っていたが、やっぱりフォアはきっついです(途中から塹江敦哉に交代)。

坂倉の山なり送球で熊谷敬宥に盗塁決められたり、タイムリーやら坂倉のパスボールやらで(さーかーくーらー)、さらに2点追加されてしまう


4点差はきびしい9回ウラ、途中出場の奨成が岩崎優から内野安打で出塁! 坂倉フォア、モンテロ本日2度目のタイムリーで1点返せたのは、よかった。

佐々木にホームランが出たら同点だったけど(皮算用)、佐々木はファーストフライで最後の打者になった。

試合が終わってからもしばらくベンチから立ち去らなかった佐々木。その悔しさを抱いているさまが、また明日への期待につながる。


ヒーローインタビューは村上。「(明日は)大竹さんが勝ってくれると思うので」という一言に、カチーン。

たとえば玉村昇悟が「明日は床田さんが勝ってくれると思うので」とかいうのは普通にある。

でも、村上が大竹の名前を出してくるなんて、洒落にならないのよ。カープファンを逆撫でするのよ。気をつけてくださる?
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2025年5月29日

北陸シリーズで改めて思ったこと、そしてモンテロの思い出帖


富山と石川を巡る巨人との北陸シリーズ、終わりました。

黒田博樹の決めて断つ』(ベストセラーズ)の中に出てくる話を改めて思い出した。

「子どものころ、野球を見に行って、応援していたチームが勝つと、『きっと今日の試合は、僕が見に来たから勝ってくれたんだ』と、ものすごく嬉しかったこと。この経験が、自分のマウンドにおける姿勢の原体験となっている。選手にとってはシーズンのうちの一試合にすぎないかもしれないけれど、球場に来てくれたファンにとっては、思い出に残る大切な一試合かもしれない」


地元のリピーターで賑わうホーム球場でだって、年に一度来れるかどうかのお客さんもいるはず。どの球場でもそういうお客さんがいることは同じ。

地方球場での試合はそれが際立って感じられて、独特の空気というか、ライトアップもきらびやかじゃないかもしれないけど、お客さんがこの時間を楽しんでるって空気が感じられて、グッときてしまった。


いつもと違った球場でも、行われていることは変わらない。新井さんが攻撃的になりきれないのを改めて感じた北陸シリーズでもあった。

5月28日の2戦目では、2試合続いた「ショート小園」は継続されず、矢野雅哉がショートスタメン。打撃が期待できるルーキー・佐々木泰はスタメン外。いつも勢いが出てきたところで、それを止めるような選手起用を繰り返す。

昨年の最終戦後、「その先のカープのことを考えると、変わっていかなければいけない」と宣言をした新井さんだったが、変わっていかなければいけないのは新井さんだということを、新井さん自身は気づいているだろうか。


4月下旬から5月にかけて7連敗したとき、會澤翼や野間峻祥、堂林翔太らが声をかけ、選手だけのミーティングが行われたという。

あれよあれよと止まらなかった9月の大失速。その経験を経て、選手に起きた変化が嬉しかった。

ミーティングでは「やるのは選手だから頑張っていこう」という声も出たそうだ。そうだそうだ〜。選手に頑張ってほしいのだ、ファンは。

でも、選手が頑張ろうにも、どの選手を起用するかはベンチにかかっている。変化してほしいのはベンチなんですけども。


北陸シリーズ、5月28日、モンテロの思い出帖。

その1。先発の大瀬良大地が投げ終わった後、ベンチでモンテロが大瀬良をねぎらってハグしていた。あんまり見ない光景。大瀬良のまろやかな笑顔(ホームラン2本打たれたけど・・・)。

その2。7回、塹江敦哉がリチャードにワイルドピッチ。塹江はカバーに入って、地面と接触。1アウト1塁3塁のピンチ、マウンドに集まる野手陣。そこでモンテロ、塹江のユニフォームの泥をしきりに払ってあげていた。モンテロ、お母さんみたい。これもあまり見ない光景。

ファビアンとモンテロのナチュラルなチームへのとけ込み方、貴重。

あ、2017年、カープがリーグ優種を決めたとき、右足首を骨折して試合には出られなかった鈴木誠也をおんぶしてくれていたエルドレッドも宝だった。

2人がシーズン通して完走してくれますように。
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2025年5月28日

「小園ショート」「佐々木スタメン」やめると、こうなります


5月28日(水)、巨人戦(石川県立野球場)、4

スタメン見て、サード小園海斗にがっくり。「ショート小園」でちゃんと野球をやり始めてくれたかと思っていたのに、2試合だけでまたポジションくるくるに戻るとは。

しかも、佐々木泰がいない! ダブルショック! 今一番振れていて、何か起こしそうな雰囲気を持っている選手をスタメンさせないとは、どういう了見?

1番野間峻祥、2番小園、7番菊池涼介、8番矢野雅哉。

山﨑伊織との相性とか、右左案件での判断なんでしょうけど、昨日までの1番から8番までが攻撃的だっただけに、7番8番9番に回ってきた時の「穴」感が復活。矢野は2安打したが、得点につながることはなく。

見たか、「佐々木を外すな」が、最後に示される試合になった。


1回、ファビアンヒット、末包昇大フォア、坂倉将吾タイムリーで1点先制!

喜びも束の間、直後の1回ウラ、大瀬良大地が増田陸に先頭打者ホームラン。増田、しょっ中打ってる気がする(カープ戦以外ではどうなんだ?)。

キャベッジにもホームランで、2対1とひっくり返される。大瀬良6回2失点。結局、1回の2失点だけ。でも、援護の直後の2発は手痛かった。


7回、岡本駿が1失点(あ〜)。途中から引き継いだ塹江敦哉も1失点(自責ゼロ)。3点ビハインドと苦しくなった。でも、諦めません、勝つまでは。

8回、大勢(キビシ〜)。から、小園ヒット! ファビアンデッドボール、末包フォアで、ノーアウト満塁。

最大のチャンスで、坂倉、よりによってピッチャー正面の力無いゴロで、併殺。モンテロはスパ〜ッと空振り三振。

ノーアウト満塁はカープにとって鬼門なんでしょうか。1点も取れないとは。


9回、マルティネス(キビシ〜)。菊池に代打・大盛穂。お、大盛? なぜこの期に及んで、お茶を濁す? まだ佐々木泰も中村奨成もいるじゃないか〜。大盛空振り三振、1アウト。

矢野に代打なし。もう最後ですよ? 佐々木も奨成もいるのに。矢野ファーストゴロ、2アウト。

やっと、ピッチャー鈴木健矢の代打で佐々木出てきた。だから順番違うねん、遅いねん!

佐々木、「なんとかしてやる」「打ってやる」感が今日もみなぎってる。マルティネスと対峙しているさまは見ものだった。マルティネスがちょっと引いて見えた(これは珍しい光景)。

佐々木、6球目を打って、思い切りのよい走塁で3塁到達! 最後に佐々木の打席が見られてよかった(野間空振り三振、3アウト)。


しかし、いつもいつも調子のよい選手を外し、自ら勢いを殺すというのを新井さんはよくやる。

監督1年目、2023年10月、DeNAとのCSファーストステージで勢い見せながら、ファイナルの阪神戦では勢い止めるようなメンバー変えを平気でしてくる。

変化するのが、突き抜けるのがこわいように見える。そして、いつもの慣れたメンバーで安全圏に戻り、負けに行く(は? ちっとも安全圏じゃないのに! むしろ危険なのに!)。

昨日、佐々木ヒットの後、代打・上本崇司を選択するのも、いつもの手法。いつもゆり戻しを起こして、突き抜けられない。おそらくまた繰り返す。これを続けていては優勝きびしいな。


今日の石川県立野球場のスタンドは、オレンジ色の巨人ファンがいっぱい。とくに子どもたちの「がんばれ〜」という選手への声援がダイレクトに聞こえてきて、巨人が勝ててよかった試合になった。

こんなに一生懸命、野球を応援してくれる子どもたちがいるんだ。

そう思うと、カープは負けたけど、野球人気と質の低下が気になる昨今だけど、少し明るい気持ちになった。

2025年5月27日

玉村、北陸の地で2勝目! 小園ひさびさのタイムリー!


5月27日(火)、巨人戦(富山市民球場アルペンスタジアム)、

なんて素敵な名前。山並みが遠くに見え、夜、光に照らされた静かなスタジアム。

年に1〜2度行われるプロ野球を楽しみに、お客さんが集まってきているのが伝わってきて、あぁ、プロ野球って興行なんだという当たり前の感覚が呼び覚まされる。

北陸シリーズ1戦目。福井出身の玉村昇悟が2勝目

たとえば同じ関西でも、兵庫出身の私には滋賀に親しみはあっても地元感は薄め。福井と富山もけっこう距離がある。地元に帰ってきたという感じではなかったかもしれないけど、ご家族やお知り合いが見に来てくださっていたようで、玉村のヒーローインタビューで終われてよかった。


5月25日、DeNA戦と同じスタメン。ショート小園海斗で、「野球をやる」スタメン。ところが、立ち上がりよくなかった井上温大を攻めきれないもどかしい序盤。

1回、ファビアン空振り三振で、菊池涼介は2盗失敗、3アウト。

2回、坂倉将吾2塁打、モンテロヒット、1アウト1塁3塁で、小園海斗空振り三振。飛び出したモンテロ挟まれ、坂倉ホームに突っ込んでタッチアウト。拙攻続き。


4回、ファビアンと末包昇が大連打、モンテロフォアで、2アウト満塁。またチャンスで小園

ここで凡退したら戦犯扱いされてしまう・・・と案じていたところに、先制の2点タイムリー! 久しぶりに小園に笑顔が〜。

直後の4回ウラ、先頭打者の増田陸ヒット、キャベッジのタイムリーで1点差に。

6回、また先頭打者の増田ヒット。まだ61球だったけど、ここで玉村降板。玉村ヒーローインタビューのシナリオどうなる〜。


ここから以降、リリーフ陣が仕事しまくり。塹江敦哉と中﨑翔太が小刻み継投で抑える。

これは追加点とらないと・・・という7回、佐々木泰がヒット! 今日もみなぎってます。

ここで代打・上本崇司。う、上本? 守備固めの人をなぜここで? 右打者なら中村奨成もいましたのに? せっかくのチャンスに勝ちにいかない。新井さん、またこういう相手が喜ぶことをする。併殺で3アウト。

これは流れを渡すパターン。しかし、リリーフが死守。


7回、森浦大輔。得点圏にランナー置くも、浅野翔吾空振り三振。代打リチャード、見逃し三振。しびれた! 坂倉小さくガッツポーズ。何事もなかったようにマウンドを降りる森浦のカッコよさよ!

8回、本日はハーン。得点圏招くも逃げ切り、9回、栗林良吏。

今日はどっちの栗林? 1球目を見て、今日は行けそうな気がした。2アウト1塁で、昇格したばかりの丸佳浩が代打に出てきたときは嫌だったけど、復帰ヒットで1塁3塁、さすがです。

追加点とれなかった時点で、勝てなくても仕方ない。と割り切ってはいたものの、増田を打ち取って3アウト! 球場のカープファンの方たちの笑顔が素敵。

球数少なかったのに6回途中で降板することになった玉村、次は3巡目の課題を克服ね。小園のタイムリーもひとまず安堵。このままショート小園で行くのですよ。
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2025年5月26日

陰のチームリーダー、秋山翔吾?


明日から、富山と金沢で巨人戦。巨人が勝つのを見たいファンの方が多いと思われますが、カープ、いい試合を見せてくれたら。

攻守で人の目を惹きつけるルーキー佐々木泰。今年は今の時点で大当たり〜の外国人選手、ファビアン&モンテロ。

などなど、昨年よりお楽しみが散りばめられているカープ(当社比です)。1軍と2軍の入れ替えがもっとあればいいなと思う。

毎日、入れ替えがないかと楽しみに見て、そして落胆すること多しのNPBの公示(出場選手登録および登録抹消)。

主にカープに着目していて、データをとっているわけではないので、なんとなくの印象であることは断りつつ、カープは選手の入れ替えが少ないと思う。


それだけ1軍メンバーが固定している・・・そんなわけ、あるか〜い。スタメンは固定されつつあるが、控えメンバー含め、もっと試せることあると思う。

2軍で好調の選手をフットワーク軽く1軍に呼んで、経過を見てまた随時(順次)入れ替えをして活性化させていけばいいと思うのだけど、腰が重い。

ただでさえ支配下枠の残りも少ないし、2軍選手のモチベーションが心配です。1軍のヒリヒリ感も保ってほしい。


5月13日、秋山翔吾が1軍復帰してからも、対戦投手に応じて中村奨成がスタメン入り。秋山ありきになっていないことにホッとしてます。

奨成と秋山の競争だなんて、ゾクゾクします(どっちもがんばれー)。

坂倉将吾や小園海斗がチームリーダーとなって牽引していくであろうカープですが、見えないところで秋山がチームを何気に支えてくれていると感じるこの頃。

ファビアンが、「カープに入団して、特に印象的だった選手は誰ですか?」と問われて、名前をあげたのが秋山。(「アスリートマガジンWEB」)

「日本で練習がスタートしてから秋山さんからアドバイスをもらって、早く日本の投手に慣れてほしいと言われました。今はそれをしっかり勉強していますし、早く慣れないと日本で活躍できないですからね」


佐々木も、オープン戦で左太もも裏肉離れを起こしてリハビリしているとき、開幕直後に左足首を痛めて離脱した秋山に「1軍の試合は見ておけよ」と、きつく言われたそう。

常に1軍で自分がプレーすることをイメージしながら備えたことが、今につながっているようです。(「スポーツ報知」)

1軍の試合を見て情報収集、研究・考察することはプロとして当たり前のことと思うけど、秋山のアドバイスでより意識的に見ることができたんだなって思います。

秋山、新しく加入した選手にも目配りをしてくれているんだな、と。


秋山は昨年9月の大失速について、渦中にいるときは、あれほど手痛く長引くことになるとは思いもよらなかったので、終わってから「互いにもっと声かけあえばよかった」と思ったと話していた。

そんな経験と思いもあってかどうなのか、選手とのコミュニケーションを積極的にしてくれている気がします(菊池涼介も、ベテランとして選手同士の架け橋になりたい的なことを何度か口にしていますが、あんまりそういうタイプではないような気も)。

秋山は試合に出ていないときでも、ベンチで他の選手たちとよく話をしているのを目にします(というかカメラで映されている)。どんな話をしているんだろう。


ポジション争いしている中村奨成だったり、先日は1軍合流したばかりの佐々木だったり。佐々木はなんとなく、1軍の、マツダスタジアムの雰囲気に高揚していて、先輩の話ちゃんと聞いているのかなってふうにも見えたけど(実のところはわかりません)。

そういえば、5月15日の巨人戦、先発のドミンゲスが降板した後、ベンチでファビアンがドミンゲスに何やらいっぱい話していた。あれは何を話していたんだろう。

ドミンゲスはとくに相槌をうつでもなく、ファビアンの熱っぽさだけは伝わってきた。

ドミンゲス、打てば響く感じがないところ、つかみどころがないところ、そこはちょっと堂林翔太みたいです。

選手としての実績もあるし、打撃・守備・走塁に長けている秋山、近い将来コーチになって、カープの質を上げてくれないかな・・・。
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2025年5月25日

床田悠々ドライブで今季3度めの完封! 今季で一番ワクワクしたスタメン


5月25日(日)、DeNA戦(マツダスタジアム)、

床田寛樹、今季3度目の完封で、5勝目。

床田、まるでオープンカーでロングドライブしているような(天然芝のマツダスタジアムだけに)、水の中を目的地に向けてゆったり遠泳しているような、試合を操縦している感じ。

1回、桑原将志に先頭打者ヒット。も、牧秀悟は併殺。4回にも桑原にまたヒット。で、また牧が併殺。


7回、牧2塁打、佐野恵太ヒット、ノーアウト1塁3塁で、オースティンがサードゴロ。佐々木泰がホームに投げて、牧タッチアウト!

宮﨑敏郎、見逃し三振。蝦名達夫サードゴロで3アウト!

この回が唯一のピンチだった。ベンチに戻っても淡々としている風情がなんとも素敵だ。

DeNA打線を5安打に抑え、フォアなし。5月3日、中日を完封したときは三振ゼロだったけど、今日は8つも。

完投4、完封3はリーグトップ(パ・リーグでは日ハムの金村尚真が同成績)。


床田を堪能した日でしたが、今日のスタメンにはそれはもうワクワクした。

1番から、中村奨成、菊池涼介、ファビアン、末包昇大、坂倉将吾、モンテロ、小園海斗、佐々木泰、そして床田。これって、今季で一番打撃が期待できるスタメンでは?(田村俊介にも加わってほしいな)

小園が今季発のショートスタメン。開幕してから、今日やっと野球を見ている感覚になれた。


3回、佐々木が1球目を空振り。このスイングが強くて、気持ちよくて、思わず声を出して笑ってしまった(爽快)。カープにブンブン丸が誕生しましたー。2球目をレフト前ヒット!

床田のバントを山本祐大が悪送球して、ノーアウト1塁2塁。奨成バントを決めて、2塁3塁。菊池サードゴロで、ランナー進塁できず、う。

となったところで、ファビアンが先制の2点タイムリー! 末包フォアで、1塁2塁。先制しても、ここで終わって勝ちきれないパターンもあるカープ。もう1点ほしい。

でも得点圏の坂倉は・・・おぉ、タイムリーで1点追加! あのぎこちないポーズが2塁上で見られた! 

相手エラーをものにできないこともあるカープ。ここは3点とれて何より。

投球スタイルは違えど、今日の床田のように、自分の間合いで試合をコントロールする投球が魅力の東克樹。今日、そのドライブ感はなかった。調子よくなかったのか。ただ、6回3失点で降板も、味方エラーが引き金になった3失点。自責はゼロ。


9回、守備固めに、大盛穂がセンター、矢野雅哉がショートに。これは矢野の正しい(?)起用法かもしれないが、ショートスタメンさせた小園を最後まで守備につかせてほしかった。

東キラーの小園だったが、今日は(今日も?)ノーヒット。ベンチでも元気がなかった(最近の森下暢仁のように)。

この1日だけを見て、またポジションをくるくる変えるんじゃあるまいな? 腰を据えて、腹をくくって、ショート小園でスタメン組んでほしい。ちゃんと野球をしてほしい。

2025年5月24日

DeNA戦雨天中止で大竹を視察、小園と新井さんに新展開?


5月24日(土)、DeNA戦(マツダスタジアム)は、雨のため中止
(今季5度目)。寂しいな。

中日・阪神戦の先発が、髙橋宏斗と大竹耕太郎。そこで、大竹が他チーム相手にどんな感じで投げてるのか、見てみることにしたんです。

大竹に通算10敗1勝のカープ。毎回、今度こそ次回こそと希望は捨てずに見るものの、スイスイ打ち取られて小馬鹿にされてるような気さえする。

ここまで大竹を打ててないのはカープだけという話も耳にします(なんという)。大竹と中日の相性はよくわからないけど、気楽に見てみた(カープ戦と違って)。阪神に独走されたくないので、中日応援目線で(他力本願寺)。


1回、岡林勇希が先頭打者ヒット、カステリのタイムリーで中日が1点先制。いいな中日。

なおも得点圏。大竹、テンポ悪い。カープ戦ではめちゃテンポいいのに。えぇ、カープはほぼランナー出しませんから、スイスイですよ。

2回、佐藤輝明が同点の12号ソロ。ひ〜。2回ウラ、中日が2得点して勝ち越す。


たまたまこの日がそうだったということなのかもしれないが(カープ戦のサンプルしか知らないから)、山本泰寛らに粘られ、大竹はけっこう球数かさんでた。こっちはマダックスされそうになったのに。

6回、大山悠輔の2点タイムリーで、また同点に。中日のエースも苦戦しています。

大竹は5回3失点93球で降板。負けを消してもらった。最終的には、中日が5対4で勝利。ホッ。

大竹、カープ戦のようにのびのびはしていませんでした。カープ、ポンポン打ち上げて終わるからな。他チームを見習うように(それってスコアラーの仕事・・・)。


巨人がヤクルトに勝ったため、カープは戦わずしてズリズリ4位に。明日は床田寛樹がスライド登板、東克樹と対決。

5月22日、大瀬良大地がスライド登板したばかりなだけに、若干の不安を残しつつ、東キラーの小園海斗に援護してほしいところです。

5月23日、DeNA戦9回、ショートの守備についた小園。

試合後、「今後、ショート小園の選択肢はあるか」と問われて、 「もちろん、もちろん。準備もしているし、ノックも受けているし、今後いろんな可能性があると思います」と新井さん。(「イリースポーツ」)

期待してまうやないかーい。明日、即刻、ショート小園で!


今日は全体練習が終わった後、
特打する小園に身ぶり手ぶりを交えながら助言を送ったという新井さん。

「よくないとはあまり感じないの。ちょっとしたところだと思う。彼もモヤッとしていると思うので、一言だけ」と。(「日刊スポーツ」)

小園は「簡単にはいかないですけど、指導していただいたのでよかった」と。

新井打撃特任コーチのアドバイスが何かのきっかけになるといいな。明日は東を打とう。

2025年5月23日

昨日、チャンスで消極的なバント采配した時点でツキを手放した


5月23日(金)、DeNA戦(マツダスタジアム)、

延長11回、ノーアウト1塁2塁のラストチャンスとも言える場面で、2安打の佐々木泰にバントさせた昨日のヤクルト戦。

消極的な試合をした時点で、ツキを逃して今日に至る。そんな試合だった。


森下暢仁
6回2失点。ベンチでも浮かない顔。悪い数字ではないのに、森下もファンも満足しない結果になった。

4回、オースティンの内野安打で1点先制される。なおも連打で満塁つくるも、三森大貴を併殺。最小失点で切り抜ける。

5回には、牧秀悟のタイムリーで2点目。先制点も牧の2塁打が引き金になった。

4回の併殺。よしっ!と思いつつ、以前の森下だったら、「1点も与えまじ」という熱みたいなものを感じた。同じような場面でも、どこか体温低く感じる(その前に1点とられていたけど)。

「熱」なんて主観的な、抽象的なこと言うの、やめとこ。5月4日の中日戦、「グラウンドで弱い姿が見受けられる」と小園をスタメンから外した新井さんと同じようになってしまう。


森下が無失点で抑えたとして、勝てたかどうか。4回、DeNA先発ジャクソンから、秋山翔吾のヒットが出たとき、ホッとしたもの。コントロールもキレも申し分なし。

昨日、17試合連続安打が途切れたファビアン、7回にジャクソンから2塁打とチャンスを作る。さすがです。

1塁が空いていたので、末包昇大には意図的なフォア。ノーアウト1塁2塁で、坂倉将吾ヒット。ノーアウト満塁は素晴らしいのに、ここで長打が出ていればというもどかしさも。

ここでジャクソンから伊勢大夢に交代。モンテロ、いつもの大きな外野フライではなく、セカンドゴロで絵に描いたような併殺カープにかろうじての1点。佐々木泰は空振り三振。


8回、ウィック。矢野雅哉に代打・野間峻祥。8番矢野は、9人中投手枠が2つあるようなもの。代打出すなら、なぜスタメンに?

昨日、スタメン外れた小園海斗。試合後、「先発が大瀬良大地だったので、ゴロが多いので、しっかり守りたいということで決めた」と、新井さん。(「日刊スポーツ」)

そんな理由だったのか・・・。いくら守りを固めても、点が取れなければ勝てないのに。「痛みを伴う変革」のことはもう忘れちゃったんだね。

小園は今日、セカンドスタート。あくまでもショートは矢野。たしかに矢野の守備は素晴らしい。でも、それで勝てるわけではないのに。

5月14日の巨人戦、栗林良吏のコンディションを見て、やっと「9回栗林」の縛りを解いたみたいに、矢野ショートを聖域みたいに考えるの、終わりにしてくれないだろうか、一刻も早く! やってみれば、こわくない、こわくない・・・。


外部から監督を招かないカープ。新井さんの次は誰が監督するの?(もしかして2軍にいるあの人・・・)と考えたとき、まだ新井さんの方がいいと思っていた。

でも、昨日の采配を見て、ふんぎりがついた。

新井さんのユニフォーム姿をまた見ることができて嬉しかった。新井さんのまわりをパ〜ッと明るくさせてくれるところ、好きだった。でも、チャンスで勝ちにいかない。

いっそ打撃コーチとして力を発揮していただいたらいかがでしょう? 人間、得意なことが向いてること。新井さんのアドバイスが効いたという選手の話もよく聞きます。なんといっても、2000本安打の人ですし(実績なさすぎる打撃コーチに代わって)。

小園ベンチ外、ノーアウト1•2塁で佐々木にバント、最大の愚策で12回延長2対2


5月22日(木)、ヤクルト戦(マツダスタジアム)、
延長12回引き分け、

小園海斗がスタメンにいない。なんということ。見る気がとたんに失せる。たしかに最近元気はないが、たとえば坂本勇人が不調だからとスタメン外すのとはわけが違う。小園は今働き盛り、チームの中心選手。

7番佐々木泰はわかる。まだ2試合目ながら、もはや打席を見るのが楽しみな選手の1人。

2番菊池涼介、8番矢野雅哉そのままで、小園外すとは。マツダスタジアムなんてガラガラになってしまえー!(実際、今日も空席いっぱい)


もう一つの本日最大の愚策は、11回、ノーアウト1塁2塁で、佐々木にバントをさせたこと

せっかく途中出場の石原貴規(お久しぶりです)がヒット! モンテロフォアで訪れたチャンス。それなのに、今日2安打と振れている佐々木にバントだぁ? 次の打者は矢野雅哉だぞ?

スター性のあるルーキーがさよならタイムリー。と、そう上手くいくとは限らなくても、強いスイングの佐々木の打席、見たいじゃないですか。もう佐々木にはサイン無視して打ってほしいくらいだった(でもルーキーだし)。


そんな打者にバントのサインを出す意味がわからない。三連覇時代、ファンをあんなにわくわくさせてくれたスラッガーのすることとは思えない。止めてくれ、藤井ヘッド。もう本当に新井さんダメと思った(小園スタメン外す時点で)。

代走大盛穂は3塁でタッチアウト、1アウト1塁2塁で矢野ファウルフライ(そうでしょうよ)、代打・野間峻祥はレフトフライ。

なんというつまらないことをしてくれた。こんなじゃ、明日もスタンドガラガラさ。

12回、投手全員大放出、最後は今日先発予定だったドミンゲス。


私には見えます、見えます、ドミンゲスがフォアを出すシーンが。という若干の不安と少しの期待を抱きつつ・・・いきなり岩田幸宏にフォア(サーッ)。

北村拓己バントを決めてランナー2塁。12回からマスクをかぶった會澤翼がパスボール(やめて〜、坂倉じゃないのに)で3塁。

西川遥輝のファーストゴロを堂林翔太(途中出場)がホームに送球、2アウト1塁に。堂林、よくやった! 赤羽由紘打ち取って危機脱出。

こうなったら、ドミンゲスに初勝利をプレゼントだ! でもそうはいかないでしょうね。あんな拙攻していては。


12回ウラ、1番秋山翔吾から始まるも、三者凡退で試合終了。いっそ負けて、愚采配を思い知れと思ったくらいだ(懲りないだろうけど。また繰り返すだろうけど)。

それまでの経緯を少し。坂倉とバッテリーを組んでテンポよくなった大瀬良大地だったが、疲れが出ているのか、スライド登板が影響しているのか、テンポ悪い、球数多い。

数日前から天気予報でスライド登板は予測できていたと思うが、やっぱり調整は難しいものなのでしょうか。肩が1日分休まってオッケーとはいかないデリケートなものなのでしょうか。

1回、1点先制され、2回ウラ、坂倉のタイムリーゴロで同点に追いついた直後の3回、先頭打者を出して、フォアにデッドボールで満塁、オスナのタイムリーゴロで1対2


大瀬良5回2失
点。最小失点に抑えたと言えなくもないが、元気のないヤクルト打線にも助けられてのこと。このあと、投手全員フル登板という展開になってしまう。

6回中﨑翔太、7回島内颯太郎、8回岡本駿・塹江敦哉、9回ハーン、10回栗林良吏、11回森浦大輔が無失点リレー。

打線は3回、1アウト満塁で坂倉サードフライ。移籍前の鈴木誠也か、チャンスに弱すぎる。モンテロの大きなライトフライで3アウト。順番が違う。

8回、モンテロのタイムリーで同点にこぎつける。

9回、矢崎拓也。こんなのずるい。矢崎打たれるの見たくない。サヨナラ勝ちはちょっと待ってという気持ちに。そんな心配はいらなかった。カープ三者凡退、延長決定。

という流れだったが、主力を欠くヤクルト相手に突き抜けられなくてどうするの。明日も同じスタメンだったら、ちょっともう応援できないなとさえ思う。佐々木の打席は見たいですが。

2025年5月21日

誠也と重なる小園の評価、雑な扱いを超えろ!


5月21日(水)、ヤクルト戦(マツダスタジアム)は雨のため中止。試合のない日は、最近読んで気に止まった話のことを書こうと思います。

メジャー移籍して4年目の鈴木誠也、現在、打点がリーグトップ。このまま行けば(は皮算用だけど)、キャリアハイの成績を残せるのでは?という勢い。

プロ4年目の2016年、交流戦のオリックス戦で3試合連続決勝ホームランを打って大ブレイクしたときは別として、移籍する前の誠也は、「ランナーがいるときには打たないチャンス(プレッシャー)に弱い4番」という印象が強かった。

でも、誠也、やっぱりすごいな。メジャー移籍した野手で結果を出している選手はそう多くない(イチローと大谷翔平は別格として)。

もし今、誠也がカープにいたら、カープ打線はどうなっていたんだろう? 今ではもうそんな想像すらできない。誠也はやっぱり出ていくべくして出て行った人だったんだな、と。


先日、「『鈴木誠也にはもっと愛が必要だ』カブス地元局解説者、正当な評価を訴え」という記事を読んだ。(「中日スポーツ」5月15日)

「チーム開幕44試合で11号は、シーズン40発ペース。メジャー自己ベストだった昨季の21本塁打の半分に、シーズン約4分の1を終えた時点で到達した。さらに35打点はトップに1差のリーグ2位だ。この活躍に、地元中継局マーキーSNのクリフ・フロイド解説者は、鈴木が正当な評価を得ていないと力説した」

「セイヤにはもっと『愛』が必要だ。とにかく、成績にふさわしい議論がされていない」


ちゃんと見ていてくれる人はいる! 誠也のことを評価してくださっている人がいて、嬉しい。

大谷が突出していることもあって、「大谷取り上げてれば視聴者は喜ぶだろう」とでも思っているような日本のメディアには辟易することが多いです(大谷は悪くなーい)。

この誠也の記事を読んで、小園海斗のことが重なってしまった。


小園はカープ(と日本球界)のスターになる存在だと私は思っているのだけど、球団にまっとうな評価をされている気がしない。

1年目の契約更改のときから、小園に対する評価はいっつも渋かった(とくに若手には渋い、それがカープなんだけど)。

とくに昨年は顕著。小園3600万プラスの9000万円。もう1億でいいですよ!

矢野雅哉が3550万円プラス。矢野はたしかにゴールデングラブ賞を初受賞したし、成長を感じたけれど、打撃でのチームへの貢献度を考えると、小園と同等って、ちょっとおかしい。

背番号も、希望した「4」になった矢野。新井さんも「まだ早い」と言っていた。球団は矢野にとても優しい。甘やか。

小園も背番号「5」になった。これも小園が希望していた数字らしいけど、「1」を授けていいと思う。それが評価というものだ。


今季、矢野はスタメンでひとり打率1割台と低迷。たま〜にタイムリーを打つものの、昨年ほどの打席での粘りもなく、力無いスイングで終わることも多い。

終盤、代打を出されることも。だったら、最初から打てる選手をスタメン起用してほしい。

2019年、あきらかにコンディション不良なのに起用され続け、チームを低迷させた田中広輔のことを思い出す。球団に妙に大切にされているあの感じ(田中は悪くなーい)。

1番から7番まで、事が起こりそうな期待が持てるようになったカープ打線。8番を強化したら、もっとワクワクするんじゃないかとずっと待ってるんだけど、変わらない。


たまに矢野がスタメンを外れた日も、小園にショートを守らせないのも不思議。

昨日(5月20日)のヤクルト戦ではセカンドスタート。8回には菊池涼介と交代してベンチに・・・。なんという雑な扱い。

今、小園の復調を待っているところだけど、ちゃんと見ている人はいますから。

カープというまっとうに評価してくれない小さな世界にとどまっていることはないから、いつか求められて場所を変えるその日まで、突き抜けてね。

2025年5月20日

ファビアン&モンテロお立ち台、佐々木初スタメンでギラギラ


5月20日(火)、ヤクルト戦(マツダスタジアム)、対2

「ファビアンとモンテロには、ヤクルトで長く活躍しているオスナとサンタナみたいになってほしい」と書いた翌日、ファビアンとモンテロが2人でお立ち台に!

1回、初対戦のランバートから、ファビアンが先制の5号ソロ! 

2回、モンテロ2塁打。6回には勝ち越しタイムリー!

初物に弱いカープも、ファビアンとモンテロにはおかまいなし。頼もしいです。


今日は1番秋山翔吾、2番小園海斗、7番ドライチ佐々木泰が1軍昇格即スタメン。よしよし。

2回の初打席は抜けそうな大きなライトフライ。本人は残念だったかもしれないけど、モンテロをタッチアップで3塁に進塁させ、8番矢野雅哉タイムリーで2対0

その瞬間、やったー! とベンチで喜ぶ姿が眩しいぞ〜。サードの守備もこなしていたし、これは楽しみ。チームに刺激を与えてほしい。


数字的には3打席ノーヒット。6回の打席ではファウルで粘り、空振り三振。そのスイングが思い切りよくて、気持ちよかった!

「ルーキー」「22歳」という若さだけでないギラギラしたものを感じた。

同期入団の西川史礁らへのライバル心もあって、「やってやる」のエネルギーが体から立ち上っている感じが画面から伝わってきた。

実際に球場で見たらどう感じるのかな? 気になります。生で見てこそ、スターとしてのオーラは一目瞭然なので(小園や中村奨成には感じたのですよ)。

結局、ショートは矢野のまま。小園はセカンド。8回には菊池涼介と守備交代。なんだかな、このワクワク感のなさ。動いてそうで動いてないカープベンチ。腰、重いな。


森翔平は2点の援護をもらった後、3回、フォアを皮切りに、北村拓己のタイムリー、サンタナのショートゴロで、2対2と同点に追いつかれてしまう。

5回、2アウトをとってから、北村とサンタナに連続フォア。茂木栄五郎にはデッドボール。体力と集中力のなくなってるのを感じる。

開幕からテンポいい投球で3連勝。これは今年ブレイクする?と期待したが、開幕がピークみたいな状態に。伸び代あるのかどうかわからなくなってきた。

今日は球数かさんで、6回途中2失点で降板。初めてのローテを経験し、疲れも出ているころと思うけど、経験重ねて体力つけてほしい、いろんな意味で。


5回、2アウト満塁で、森の後を受けた岡本駿の安定感よ。オスナをセカンドゴロに打ち取って、火消し。ジュッ。

6回中﨑翔太、7回森浦大輔。勝ち越してからは、8回栗林良吏、9回ハーンが無失点リレー。

8回ウラ、矢崎拓也はファビアン、末包昇大、坂倉将吾をブンブンブンと空振り三振で打ち取ってマウンドを降りて行った。矢崎〜。

ルーキー佐々木泰のガッツ感じる打席と守備も見られたし、ファビアンとモンテロの点取りコンビもよかった。

が、平日とはいえ、空席が目立つスタンドが寂しい。も、盛り上がりが足りない!
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