8月1日(金)、中日戦(マツダスタジアム)、3対1。
髙太一(たか・たいち)、プロ初先発で初勝利! 思わずフルネームで呼びたくなる名前。九里亜漣のように。
ヤンキース時代、イチローが黒田博樹のことを「勝たせてあげたくなるピッチャー」と言っていました。石原慶幸も岡田明丈のことをそう言っていました。
髙も、そんな勝たせたくなるピッチャー感があった。
「(立ち上がり)震えが止まらなかったんで、どうにか腕振っていこうと思って、腕振ったら震えが止まった」と言っていた高。
瑞々しい緊張感あふれるピッチング(そして、かわいい)。これは絶対勝ちをつけてあげたいと思った。
1回、3回、得点圏にランナー置いても踏みとどまったが、4回、石伊雄太のタイムリーで1点先制される。
でも、5回6回は連続三者凡退。6回1失点(93球)、上々のデビュー登板。
このプロ初先発で勝たせることができないなんて、許さーん。そんな気持ちで見ていた。
マラーとは今季4対戦目。どうにも手が出ない相手ではないと思うのだが、5回までファビアンの2塁打だけ。
高がマウンドを降りた6回ウラ、矢野雅哉ヒット、代打上本崇司のバスターで2塁へ。ファビアンフォアで、2アウト1塁2塁。
ここで井上監督がマラーから齋藤綱記に交代告げる。
齋藤も嫌なピッチャー。でも、打ててなかったマラーを代えてきた。選手はがんばっているけど、監督がちょっとズレてる感じの中日、やってくれました(他人事と思えない・・・)。
ここで、小園海斗が逆転の2点タイムリー! 髙に勝ち投手の権利が~。 ベンチ前線で応援にまわっていた高が、両手を突き上げた~。
「絶対に点を取ろう」という円陣の後、小園は「何が何でも点を取ってあげたかった」と。それよ!
見たか、新井さん、小園にもうバントなんてさせないで(いや、絶対またやる)。
そして打撃陣には、毎回、先発投手を勝たせてあげたいという気持ちで打席に立ってほしいと思った。
1点リードでは心もとない7回、1アウト3塁、代打秋山翔吾のゴロをセカンドの辻本倫太郎がホームへフィルダースチョイス、大盛穂ヘッドスライディングで1点追加! 秋山先輩に久しぶりの笑顔が~。
ここまで来ると、リリーフ陣が打たれないことを願うばかり。昨日、無失点リリーバーズが連日出勤。
7回、中﨑翔太。だったが、山本泰寛の打球が足に当たって、たった1球で降板。栗林良吏は緊急登板だったけど、無失点、グッジョブ。
8回森浦大輔、9回島内颯太郎。栗林・ハーンのダブルクローザー体制から、森浦と島内のダブルクローザーへ。
9回は〇〇と決めつけるより、打順に応じた分散体制、今のカープに合っている気がする。二人とも三者凡退。島内は今日も三者連続空振り三振
久しぶりに勝ちを喜ぶことができた(勝つこと自体がカープには久しいんだけど)。
ただ、左投げのマラーに、羽月隆太郎や矢野、大盛をスタメンさせるなら、林晃汰を出してほしかった。林は打球がよく見えている状態だったのに、また温存(新井「俺は好き嫌いで起用する!」)。
そういえば中日は、今日も打率の低い選手を2番に置いていた。攻撃的でない古いタイプの野球が新井さんと重なって、中日に負けたくないわと思う(どっちもどっちか)。
ところで今日は、アメフト風限定ユニの日。背番号ならぬ胸番号がドーンと目立つユニ、お知らせで見たときは、「ないわ~」と思っていた。が、グラウンド上で遠目に見ると、赤と紺の配色もくっきりしていて、思ってたよりいい感じだった。
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