2025年12月5日

奨成3000万円で契約更改、来季は小園との2枚看板で!


今年のカープの契約更改、もっとも楽しみにしていた(いる)のが、中村奨成と小園海斗。

12月5日、その奨成が契約更改。800万円から2200円増の3000万円でサイン。「正直ここまで上がるとは思ってなかった」と、本人はビックリ。

8年目にして、やっと本気出したか? とおぼしき1年になった。キャリアハイの104試合出場。

秘密兵器のまま終わるのかと思われた時期もあったが、間に合った。カープ、待ってくれてよかった。

後半はとくに、小園とともにチームをけん引している感じがした。末包昇大でもなく、坂倉将吾でもなく、小園と奨成が。

来季から2枚看板でグイグイ、チームを引っ張っていってほしい。


どのチームも選手の結婚発表で賑わうオフ。カープも、塹江敦哉・佐々木泰・森翔平・石原貴規・益田武尚・鈴木健矢らと、続々報告ラッシュ。

奨成も12月4日に結婚報告。4月には入籍していたとのこと。シーズン途中から、指輪をしていたのに気づいていたので、すでにファンは報告を受けていたようなもの。

試合中は指輪を外すこともできるけれど、黒いテーピングでカバーして外さずにいたところを見ると、奨成にとってお守りのようなものだったのかな、という気もしています。

たまたまタイミングが重なっただけかもしれないけれど、支えてくれる人の影響も大きかったのかな。支えであるのはお互いさまなのだと思うのだけど、味方が増えたことはとっても心強い。

そういう人がいる時期、いない時期、人さまざまと思うが、いてもいなくても仕事をまっとうするのがプロ。遅咲の花、まだこんなもんじゃないでしょう? 来季はもっと花咲かせてくだされ~。


12月4日、床田寛樹が3500万増の1億8500万で契約更改

9勝12敗と二桁には届かなかったけれど、完投数6はリーグトップ。ほんとよく投げてくれた。援護があれば、もっと勝ち数ついたろうに。

ただ、9月に入ってからのラスト4登板は、大量失点が続いた。来年こその目標は、9月の失速をクリアすること!


再来年から、やっとセ・リーグに導入されるDH制。床田は「あと1年だけバッティングの話はさせてほしい」と前置きして、「65打席、貯金5、180イニング」という3つの目標を掲げた。(「日刊スポーツ」)

床田に限っては(森下暢仁もか?)、DH制が始まったとしても、そのまま9番打者として打席に立てばいいんじゃないかな? 私が監督ならそうしたいな。

あの構え、あのスイング、打たない野手よりよっぽど期待できるし、華がある。

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2025年12月3日

戦力外の松山はオイシックスへ、ドバイへ行った薮田と入れ替わり


12月2日、松山竜平がオイシックス新潟に、選手兼打撃コーチとして入団が決まった。「打撃コーチ」という響きが似合う40歳。

カープ選手会の納会で、「選手として、コーチとしてまた戻ってこられるように、一生懸命頑張っていきたいと思います」と、最後の挨拶をした松山。(「安芸の者がゆく」さんより)

「コーチとして」なんて、堂々と言える人は普通いない。

ともに戦力外になった田中広輔は、コーチ就任や引退試合の打診があったという記事を読んだが、松山にもそんな話があったということですかな。(「デイリースポーツ」)


今村猛が引退を決めたとき、大瀬良は今村に「もし監督になったら、絶対コーチで来させるから」と言ったそうだ。

普通、「監督になったら」なんて、よっぽどのことがないと言えない。小学生が「将来、監督になったら」というのとレベルが違う。

ここでも球団との密約らしきものがふわぁ~っと香ってきます。あんまり不用意にわない方がいいと思う、大瀬良。

しかし、大瀬良がカープの監督かぁ。向いてるような、向いてないような(と、不確定な話を呑気にするオフ)。


ひと昔前のことを思うと、戦力外になった選手のセカンドキャリアの選択肢も増えました。

ファームのオイシックスやくふうハヤテ(なんか今揉めてるようだけど)、独立リーグ、MLB以外の海外のリーグ。昨年、戦力外の岡田明丈は社会人野球に。

今年の秋ごろのニュースで驚いたのが、「ベースボール・ユナイテッド」という、中東と南アジアを拠点とする新しいプロリーグ(4チームある)に、元NPBの選手が10人も加入したこと。(「日刊スポーツ」)


我らが薮田和樹をはじめ、中島宏之、川崎宗則、福田秀平、笠原祥太郎ら、ららら。

中東での野球の普及に一役も二役も買ってくれそうな日本の選手たちですが、オイルマネーで選手たちも潤うといいなと思ってしまいます。

松山、薮田と行き違いになってしまった。田中の去就はどうなっているのかな?

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2025年12月2日

湯布院のお湯につかって何話したの? 興味深し


契約更改ブルースは続くよ、あと少し。

先発投手の場合、対戦相手との巡り合わせや援護の多寡で勝敗数が左右されるので、一概には言えないが、7勝9敗の大瀬良大地は現状維持の2億円

5月まではたしかに失点少なかった。昨年に続き、援護があれば……という試合も多かった。カープ先発としての数年にわたる忍耐力は相当なものか、と(森下暢仁や床田寛樹も)。

でも、今年も後半は失速感が否めなかった。物足りなさは残る。だけど2億キープなんですね。


坂倉将吾は1000万円ダウンの1億4000万円
。春季キャンプで右手中指骨折、少し出遅れ、打撃も振るわなかったが、捕手としても悪送球にフリーウェイ、パスボールに落球、けっこうやらかしたイメージも強かった。が、査定のダメージ少なかった。

野間峻祥は1000万円減の年俸7000万円。毎年わからないわぁ、査定の基準が。

いつメン(いつものメンバー)だった野間も、出番を減らした。前半はスパイス的ないい活躍をしていたが、後半は……。チームで後半光っていた主力は小園海斗と中村奨成くらいだったのだけど。

野間は昨年オフ、「ホームランを5本以上打つ」という抱負を述べて、私をずっこけさせてくれた。

443打席から166打席と減った中、ホームランは1本から0本へ。ホームランバッターでないにしても、5本て。それ、胸張って言うこと? 床田や森下が言うならわかるが。


秋山翔吾は5000万円ダウンの1億3000万円
。587打席から157打席からとグッと減ったが、やっぱり外様には厳しいのか……。

と思わされたところで、菊池涼介が8000万円ダウンの1億7000万年。これ、ちょっと意外でした。

スタメン外れることも増えて、497打席から389打席。カープベンチが菊池と矢野雅哉(の7番8番)にこだわってチャンス逃したイメージは強かった。


恒例の、11月の湯布院でのリハビリキャンプでは、「どうすればチームがよくなるのか」を参加メンバーで語り合ったそうだ。

ベテランだけでなく、島内颯太郎や森下暢仁らも意見を出して、「すごくいい会話ができた。だいぶ風通しがよくなったと思ったので、来年変わるんじゃないかな」という菊池の話がとても興味深い。(「デイリースポーツ」)

「チームもちょっとぬるくなってきているなというところもあるので。そういう会話もしたので、新しいチームになってくれたらいいなと思う」とも菊池は言っていた。(「サンスポ」)

お湯につかって、ぬるま湯の話。ほほーん。引き締まってほしいですね、のびのびさは保ちつつ。


菊池は球史に残る守備の名手。一緒に練習・プレーできる選手はいろんなことを肌で感じてほしいが、菊池自身は上に立つ人という感じがしない。

昨年の春先、菊池が「ショートは矢野がいい」と言っていたことがあったんです。その年、矢野はショートでゴールデングラブ賞も受賞し、ブレイクしましたが。

それを聞いたとき、首脳陣ではないプレーヤーの菊池が、「このポジションには誰がいい」と言うことにすごく違和感があった。

そういう言葉は記事にもなって、同じくショートのポジションを争っている小園海斗の目にも入るだろうに、どういう神経でそういうこと言うのかなって。


同僚(先輩)にそんなこと言われ、監督からはポジションコロコロ変えられ負荷かけられ、それでも今季、小園は首位打者に。身体的にもメンタルも随分と鍛えられていると思う。

いつメンがいつメンでなくなってきた今季。遅くなってもしないよりマシだが、時間かかった、スタート遅かった。

来季は新井さん就任4年目にして、やっとベテランと若手がしのぎを削る状態になるのかな。菊池が話していたように、変わるカープを見られたら幸い。

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2025年12月1日

森浦、森、森下考……目標は公言するに限る


12月1日、森浦大輔が契約更改、4700万円アップの1億1千万に。

金額が妥当かどうか(もっとはずんでもらってもいいのではとか)、私は査定(?)できないのですが、森浦が1億円プレーヤーになったこと、喜びたいです。

今年は、栗林良吏やハーンの不調にともない、クローザーとしてもマウンドに。打たれたことも、そりゃあ、あったさ、鉄壁とはいかないさ(誰にでもあることさ)。

でも、森浦なら打たれても仕方ないと思えるものがあった。デビューしたころの、マウンドでの落ち着きのないところも好きでしたが、昨年あたりから風格が出て、ちょっと別の人みたい。


しかし、ここでまた森浦に頼るの? と便利に起用されたこともあった今季(岡本駿とかも)。

新しくコーチに就任した石井弘寿さんが、来季はそのあたりをマネジメントしてくれることを期待したいです。大事にね、投手の肩。


11月30日のトークショーで、森翔平は「最優秀防御率」のタイトルを、玉村昇悟は「沢村賞」を狙うと言った。(「スポニチ」)

その前に、規定投球回数に達してねと思うが。ちょっと無邪気に感じなくもないが。

そう口に出してはっきり大きな目標を言ってくれることはとっても好ましいこと。可能性はゼロではないですからね(今の時点では!)。


森下暢仁も、「最優秀防御率とりたい」「沢村賞とりたい」と言っていた時期があったのに、最近言わなくなった。

「新人王を獲りたい」と公言して、実際に獲った頃は森下街道を突っ走っていたが、ここ数年は、「もう一歩突き抜けたい」と繰り返しつつ、突き抜けられていない状況。

チーム(=援護)事情も大きく影響していて、そう無邪気に言えない、自分だけではどうにもならない無力感を味わっている気がしないでもないが、どんどん口にしてほしいな。

日ハムの清宮幸太郎はドラフトのとき、「王さんの記録を超えたい」と言っていたっけ。言うな~と思ったけれど、それくらい言える方がいいのかも。今はさすがにもう言わないが……。


森浦も最初に日本代表に選ばれたときは、ちょっと気疲れしたみたいだったけど、今では、「(WBC日本代表に)選んでもらえるなら出たい」と、そうはっきり言うようになった。いま、森浦が眩しいです。

11月の韓国との強化試合では日本代表にも選ばれたものの、2者連続ホームランを浴びて1回3失点。最後のアピールの場で、ヒャ~という結果にはなりました(でも大勢だって打たれました)。

WBC出場は狭き門ではありますが、森浦が「日本代表に選ばれたい」と言うのは、ちっともビッグマウスでなくなった。感慨深いです。

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